今年フェスに行かなかった理由と集客の実態
放送の冒頭で語られたのは、日本最大のアニメソングの祭典が開幕したという話題です。ざいぺんさんは毎年ではないものの、これまでこのフェスに足を運んできたといいます。ただ今年は行かないことを選びました。理由は、同じ週末に蓮の空女学院スクールアイドルクラブ「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」を指すと思われる。ラブライブ!シリーズの一つで、放送内では推しの卒業公演に触れている。のブルーバーズガーデンパーティーがベルーナドームであり、そちらを優先したためです。
フェスは金曜日から始まっていましたが、仕事があって休めなかったとのこと。そしてもう一つ気になったのが集客状況です。仕事中にXを見ていると、チケットが「全然売ってねえ」という投稿が次々と流れてきたと振り返ります。
ざいぺんさんは、集客が伸び悩む背景に開催時期の問題があると見ています。元々このフェスは8月末に開催されていて、その時期は学生が夏休みのため集客できていたといいます。しかし今年は7月開催。まだ夏休みに入っていない人が多く、しかも金曜日スタートだったため、土日にどれだけ人が入るかが焦点になると語りました。
有名アーティストが歌っても「虚無しかない」のはなぜか
放送の核心は、ある人から受けた質問でした。近年アニメソングは、一般の有名アーティストがタイアップとして曲を歌うことが増えています。「それって嬉しいんですか?」と聞かれたとき、ざいぺんさんは「全く嬉しくない」と即答したそうです。むしろ、嬉しいという感情そのものがなくなってしまったと語ります。
かつては違ったといいます。昔は有名アーティストがオープニング・エンディングを歌うと発表されると「うおー」と盛り上がり、「夏のフェスに来ているかもしれない」と期待できたそうです。ところが今は、そういう有名アーティストは基本的にアニソンフェスには出演しない。だから会場では聴けない、というのがざいぺんさんの実感です。
聴きたい今年のアニソンが会場で聴けないという矛盾
ざいぺんさんによれば、2025年はアニソンの売り上げランキングのトップ25あたりまで、こうした有名アーティストの曲で埋め尽くされていたといいます。ここに大きな矛盾が生まれます。普通の音楽フェスなら、そういうアーティストが登場してアニメ主題歌を聴けるのに、アニメ専門のフェスではその曲がほとんど聴けないのです。
いまヒットしている主題歌を歌う有名アーティストは出演しない。並ぶのは昔のヒットアニソンや定番メンバー中心。
有名アーティストが登場し、話題のアニメ主題歌を実際に聴くことができる。
ざいぺんさんは「ここ数年、一番聴きたいアニメソングをこのフェスで聴いたことがない」と語ります。今年のラインナップも「平成を代表する」といった趣旨で、結局は昔の有名アニソンばかり。「なんだかな」という気持ちになってしまうといいます。
さらに、声優ファンとしてはあまり言いたくないと前置きしつつも、かつては客寄せの役割を果たしていた声優アーティストも、その機能を果たさなくなってしまったと指摘します。会場も自身にとって「トップ上位に行きたくない会場」であり、7月開催で集客も伸びず、悲惨な状態になっていた、というのが率直な見立てです。
フェスをどう立て直すか
そのうえでざいぺんさんは、自分なりの改善案を語っています。値段はそのままでよいので、出演アーティスト数を減らし、2025年にヒットしたアーティストだけを呼ぶ形でもいいのではないか、という提案です。
ここで話は当日行くラブライブの公演にも及びます。途中休憩ありで4時間ほどかかるのではと予想しつつ、ベルーナドームはとても暑く本当は行きたくないけれど、推しの卒業公演だから行かざるを得ない、という心境も明かしています。
そしてアニメフェスに戻ると、いつもの盛り上がるメンバーはラインナップされているものの、一番聴きたい今年のヒットアニソンを歌う人たちが出演しない状態が何年も続いている、と繰り返します。Xでも「アニソン衰退だ」といった声が流れてきているといいます。せっかく総合プロデューサーが変わったのだから、題材的に変えてほしかった、というのが本音のようです。
対照的にうまくいく長野のアニソンフェス
衰退への懸念の一方で、独自路線で成功している例としてざいぺんさんが挙げたのが、長野のアニソンフェスタです。ある事件がブーストの一因になってしまった面もあると触れつつ、それでも「唯一無二の価値」を見出しており、年々来場者が増えていると語ります。
聴きたい今年の曲が聴けず、集客も伸び悩み、年々衰退していると感じられる。
独自路線で唯一無二の価値を持ち、来場者が年々増えている。
大型フェスがどんどん衰退していく一方で、地方の独自イベントが伸びている──この対比に、ざいぺんさんは「なんだかな」という思いを重ねています。放送はここで時間となり、有名アーティストが主題歌を歌っても嬉しいという感情すらなくなってしまったこと、そして開幕したばかりのアニメフェスに絡めた話として締めくくられました。
まとめ
今回の放送は、アニソンフェスをめぐる「聴きたい曲」と「聴ける曲」のズレを軸にした一人語りでした。有名アーティストが主題歌を歌う時代になった一方で、その曲を実際に会場で楽しめないという構造。それが虚無感や衰退への懸念につながっているというのが、ざいぺんさんの実感です。
出演を絞って尺を短くするという具体的な提案や、成功例としての長野のアニソンフェスタへの言及からは、フェス文化そのものを否定するのではなく、より楽しめる形を望む気持ちが伝わってきます。ファンだからこその歯がゆさが詰まった回といえるでしょう。
- ざいぺんさんは今年、蓮の空の公演を優先し大型アニソンフェスには行かず、Xでは集客不振の声が目立ったと語った
- 8月末開催から7月・金曜スタートへの時期変更が集客に響いていると見ている
- 有名アーティストが主題歌を歌っても「嬉しい感情すらなくなった」──その曲をフェスで聴けないという矛盾がある
- 2025年のアニソン売り上げ上位を一般アーティストが占め、一番聴きたい曲がフェスで聴けない状態が続いている
- 出演を5組ほどに絞り尺を短くする改善案を提示。総合プロデューサー交代に伴う刷新を期待していた
- 独自路線で来場者が増える長野のアニソンフェスタを、成功例として対比的に挙げた
