引き上げたくなるのは「いいやつ」なのか
最初の相談は、影響力ある人が「この人を引き上げたい」と思う一番の要素は、いいやつ・気が利くやつ・才能あるやつのどれか、というもの。AIの結論は「いいやつ」でした。
2人はまず「いいやつって何だろう」と考え込みます。利害損得抜きで動いてくれた時に「こいついいやつだな」と感じる、という話になりました。
利害損得抜きでやってくれてるなって思った時、あ、こいついいやつだなっていう感じ。
ただ箕輪さんは「いい人」と「いいやつ」は違うと指摘します。ここが話の核心でした。
いい人といいやつって違うんですよ。いい人って言われる人はあんまりどうにもなんない。
AVEXの松浦さんがよく言うんだけど、いい人はどうでもいい人みたいな。
箕輪さんは、いいやつとは頑張っている後輩のようなイメージだと言います。「引き上げる」とは、自分たちのところに来るチャンスや出会いをその人につなぐことだと整理しました。
結論は「才能」でも「いいやつ」でもなく、自分の作品の一部
話が進むと、才能あるやつはどうか、という論点に。箕輪さんは「才能があって嫌なやつは絶対に引き上げない」と言い切ります。
才能ある嫌なやつは、なんか成果出しちゃいそうだから呼ばないよね。
そして箕輪さん自身が、けんすうさんに圧倒的に引き上げられた実感があると振り返ります。きっかけは、けんすうさんの本を作ったこと。作品も動画も見尽くして「本当に好きだ」と伝わったからこそ、任せてもらえたと言います。
ここで2人は、AIの3択には答えがなかったことに気づきます。
その人の作品の一部になっちゃえば強いんじゃない。こいつ俺の作品の一部じゃんってなった時、それが変になっちゃったら、自分がダメだったってことになるから。
自分の影響で誰かがチャレンジした場合、失敗されると「自分の責任」に感じてしまう。だから放っておけなくなる、という構造です。
自分の影響で何かしたっていう人は引き上げないと自分の責任な感じがする。
けんすうさんは、自分のブログを読んでガーナで唐揚げ屋を始めた人からクラファンを頼まれ、「嘘すぎて面白くて振り込んだ」というエピソードも披露しました。
好きで影響を受けている
その人の作品や発信を本当に好きで、影響下にあることが伝わる
自分の作品の一部になる
その人の成否が、引き上げる側の評価につながる関係になる
放っておけなくなる
失敗されると自分の責任に感じるから、チャンスをつなぎたくなる
許されるタイプの悪口とは
2つ目の相談は「悪口が楽しくてやめられない。許されるタイプの悪口を教えてほしい」というもの。AIの答えは「悪口の対象を強者・権力・システムに向けなさい」でした。
箕輪さんは「自分は基本悪口だ」と言いつつ、その正体は「いじり」だと説明します。怖い世の中だからこそ、自分が先に切り込まないと場が動かない、という考えです。
俺がまず切り込んでいかないと盛り上がんない。もうあれはおかしいよ、ヤクザですねみたいなこと言わないと、タブーになっちゃって話が進まない。
たとえば『メモの魔力』が売れている時に「実はメモ取ってなかった」と茶化す。神格化された空気を崩して、場を楽しくするためのいじりだと言います。
みんながこの人すごい、この人怖いってなってるとこをちょっと茶化すみたいなのはやるよね。
ただし危険もあります。その場の空気とセットで伝わらず、歪んで本人の耳に入ると「メモを取ってないと告発していた」ような話に変わってしまう、と注意します。
箕輪さんは、いじりが許されるのは内容ではなく「誰が言うか」だと結論づけます。全員をいじるキャラだからこそ成立する、という理屈です。
一方で、本気で怒られた経験も明かします。SBIの北尾さんをいじって、関係者から「とんでもないことになっている」と伝えられたそうです。
結局はっきり許されたわけではなく、「箕輪さんは言っちゃいそうだから、そのままにしておきましょう」と相手が引いた形で風化したと振り返りました。
Z世代いじりは老害か、それとも愛か
話は「自分より弱い人の悪口」にも及びます。けんすうさんは、若い世代の傾向を語らせて大人が持ち上げる番組の空気が苦手で、つい絡んでしまったと打ち明けます。
最近の若い世代の傾向を話させて、おっさんとおばさんがえーとか言って媚び売ってる感じが本当に苦手で。
箕輪さんはそれを「絵に描いたような老害」「もんたに噛みつくのはダサすぎる」とバッサリ。ただ、そこには自分なりの理屈もありました。
箕輪さんはかつて、前田裕二さんや落合陽一さんとともにテレビで「2.0枠」と呼ばれ、調子に乗っていると見られてヘイトを溜めていた過去があると言います。
だから、ヘイトが大きくなる前に自分がちょいちょいいじって「おっさんに絡まれてかわいそう」というガス抜きをしてあげているのだ、と語ります。
もんたも俺とかが言わないと、ヘイトが思ったより大きくなってから襲ってくるから。俺とかがちょいちょい言った方がいいと思う。
第一印象の違和感は当たるのか
3つ目の相談は、いつも笑顔で声をかけてくれる先輩に、なぜか嘘くささや意地の悪さを感じてしまう、という悩み。「第一印象の違和感は当たるのか」という問いです。
いつも笑顔で「元気?どんな感じ?」と声をかけてくれる先輩がいます。ただ第一印象からどこか嘘くささや意地の悪さを感じてしまいます。こういう第一印象の違和感はやっぱり当たるものなのでしょうか。
相談者 さんからの質問
AIの答えは「違和感は当たっている可能性が高いので、警戒しつつ適度な距離を保つのが正解」。箕輪さんはこれに「100%同意」と即答しました。
箕輪さんは、その「なんか違う」という感覚こそが本質だと言います。邪悪なものがなかったとしても、違和感には理由がある、というわけです。
その何なんだろうっていうのが本質ですね。この角度からの挨拶の感じとか、そのまんまそれ、そういうやつです。
ここでけんすうさんが、箕輪さんとの初対面を回想します。第一声が「今、妻がキレてて、やばいんすよ」だったそうです。
この人はいつか週刊誌とかに載りそうだなと思った、第一印象が。当たってましたね。
一方でけんすうさんは、「合わなそう」と思った人が意外と合うケースも多いと言います。ワンメディアの明石さんや、売れ始めた頃の箕輪さんがそうだったと挙げました。
対して箕輪さんは「合わなそうと思った人は大体合わない」と対照的。ただし理由がありました。
俺ほどこういう自我を出してると、合わなそうな人が寄ってこない。寄ってくる時点で、あっちは俺に好意があるわけだから。
違和感を感じる相手とはどう付き合うか
最後に、行動だけ見れば親切な相手にどう接すればいいか、という点に話が向かいます。箕輪さんは、無理に遠ざける必要も距離を取る必要もないと言います。
自然に接していれば、相手も「ハマってないな」と感じて、どこかで距離ができるものだ、というのが箕輪さんの見立てです。
箕輪さん自身も、こまめに声をかけてくれる相手につれない態度を取ってしまうタイプだと正直に明かしました。嫌いなわけではないけれど、わざわざ個別で飲みに行くほどではない、という感覚です。
合わなそうと思った人が意外と合うケースが多く、投資してみたら合った例もある
合わなそうと思った人は大体そのまま。ただ自我を出すぶん、合わない人が寄ってこない
まとめ
影響力ある人が引き上げたいのは「いいやつ」以上に、自分の影響下にあり作品の一部になった人。悪口やいじりは「誰が言うか」で決まり、第一印象の違和感は当たりやすい——2人の本音がそのまま出た相談回でした。
- 引き上げたくなるのは、自分を本当に好きで、自分の作品の一部になった人。失敗されると自分の責任に感じるから放っておけなくなる
- 許されるいじりは、内容より「誰が言うか」。神格化された空気を崩すために先に切り込む、という考え方
- Z世代いじりも、箕輪さんにとってはヘイトが膨らむ前のガス抜きという理屈がある
- 第一印象の「なんか違う」という違和感は本質を突いていることが多く、警戒しつつ適度な距離を保つのが無難
- 2月19日には新宿LOFT PLUS ONEで公開収録イベントを開催予定





