どちらか一方に寄りがちな問題
発信のやり方について、大きく2つの派閥があるように思います。
1つは「リーチが取れないと意味ないから、TikTokとかでとにかく露出しないとダメ」という派。
もう1つは「小さなコミュニティで、noteの有料やSubstack、ポッドキャストとかで深めた方がいい」という派です。
結構どちらかに寄りがちなんですけど、私の結論から言うと、バズらないと人は連れて来れないし、バズっただけだとほぼ意味がないんです。
小さなコミュニティの方にちゃんと蓄積していかないと、自分のお客さんにはならないんですよね。
バズは意外とハックしやすい
正直、バズの方は結構簡単というか、ハックしやすいんです。
難しいと思われがちなんですけど、多分昔よりどんどん簡単になっていて、TikTokでもアルゴリズムに乗っかれば普通に伸びます。
実際この1ヶ月くらい、「ご神託ラジオ」と「限界突破ライフハック」の切り抜きをTikTokでやっているんですけど、初月で90万再生くらいされていました。
これはclipさんという会社に頼んでいて、コツをわかっている人がやるとそのくらい伸びる、という話かなと思います。
Xとかはもっと簡単で、いろいろやればいろいろ伸びる、というゲームルールはもう分かりきっています。
一方で、小さなコミュニティでお客さんを貯めていくのは、意外とちょっと難しいんです。
バズ側は「これこうやればこうなります」というテクニカルな部分が多いんですけど、コミュニティを作る側は、もうちょい人間の根源的なところを学んで応用しないとダメなんですよね。
バズをマネタイズしようとすると詰む
ミスりがちなのは、バズっているものをそのままマネタイズしようとすることです。
これをやると広告モデルになって、小さなコミュニティが作れなくなっていくんですね。
バズし続けるのが最適解になるので、世の中の流れに合わせて昨日と今日で言うことを変えたりしないといけない。
それをやると、ずっとプラットフォームの小作人みたいに、バズるコンテンツを作るだけになってしまう。
逆に、小さなコミュニティに向けてだけやっていると、熱狂的な人は取れるんですけど、新しいお客さんが来ないので、ずっと少人数のままになってしまうんです。
だから、大きな開かれた場で認知とリーチを取りつつ、小さなコミュニティを作ってそこにお客さんを貯めて、そこでマネタイズする。今後はこの使い分けが必要なんだろうなと思っています。
小さなコミュニティは「作れば熱狂する」から勘違いしやすい
小さなコミュニティ側のよくあるミスもあります。
実は小さなコミュニティって、誰が作っても一定数は熱狂が生まれるんですよね。
コミュニティ系の事業をやる起業家さんとよく話すんですけど、サービスを作ると最初に100人、1000人、1万人くらいが熱狂的に使ってくれて、すごく熱いお客さんがたくさん来るんです。
人数が少ないから品質が良くて盛り上がりやすいので、「すごくいいものができた」と錯覚してしまう。
でも問題は、ちゃんとマネタイズできるか、ちゃんと広がっていくか、なんです。
少人数でやる分には、絶対に成功してしまう類いのものだと思ってやった方がいいかなと思います。
これはHiroyukiさんも言っていましたが、2000人くらいまでは誰でもいける、というのがあります。
なので、嫌な言い方ですけど、2000人だけを目指すというのはコスパがいいんです。
私がやっているnoteの有料マガジンも2000人くらいかなと思ってやっていて、案の定2000人くらいで、それで月150万くらいだけ抑えておく、みたいな設計はありだと思います。
ツールより「その人が使っているか」が大事
コミュニティを作るとき、どのツールを使うのがいいか、という質問をもらうことがあります。
でも実は、何を使うかというツールの話は、あんまり本質的ではないんです。
相手の層によって最適なものは変わります。
- 40〜50代が中心ならnote課金やLステップを使いそう
- 20〜30代男性ならDiscordを使いそう
- 10代20代ならインスタを活用しそう
機能的にはどれもそんなに大差はないんですよね。
もっと大事なのは、その人がすでに使っているツールかどうかなんです。
noteによく課金している人に課金してもらうのは簡単ですけど、noteを一度も見たことがない人に課金してもらうのは大変です。
「そのために初めてインストールしてアカウント登録して」というのは、かなりハードルが高いんですよね。
慣れが最強のUXなので、機能がチープでも、使う人が多いツールが選ばれるんだと思います。
まとめ
バズと小さなコミュニティ、どちらか一方に寄りたくなる気持ちはよくわかります。でも今の私の考えでは、開かれた場でリーチを取りつつ、小さなコミュニティにお客さんを貯めていく、その両方をどう組み合わせるかが大事なんだろうなと思っています。
- バズは以前よりハックしやすく、認知とリーチを取る手段として有効
- バズをそのままマネタイズすると広告モデルになり、コミュニティが作れなくなる
- 小さなコミュニティは誰が作っても一定数は熱狂するので、マネタイズと拡大で勘違いしやすい
- コミュニティのツール選びは機能より「相手がすでに使っているか」が重要




