📝 エピソード概要
株式会社水星(旧:L&G GLOBAL BUSINESS)代表の龍崎翔子さんをゲストに迎え、9歳で抱いた「ホテル経営者」への夢がどのように形作られたのかを紐解きます。アメリカ横断旅行での違和感や、人生を決定づけた児童文学との出会い、そして独自の「視座」を養った学生時代の歩みが語られます。画一的なホテル業界に疑問を投げかけ、土地の情緒を大切にする彼女のクリエイティビティの源泉に迫る前編です。
🎯 主要なトピック
- ホテルプロデューサーとしての活動: 自社運営の「HOTEL SHE,」などの紹介に加え、既存のホテルの再生産ではない「社会に新しい選択肢をもたらす」設計思想を解説。
- 原体験:アメリカ横断での落胆: 9歳の時、アメリカのホテルを巡る中で感じた「どの街でも同じ景色」というホテルチェーンの画一性への不満が、事業の出発点となった。
- 学者一家での教育と「文化資本」: 両親が経済学・歴史学の教授というアカデミックな家庭環境が、自ら考え咀嚼する習慣や、起業への独自の反発心を生んだ背景。
- 居住地への屈折した愛着: 東京(昭島)、アメリカ、京都と転々とする中で感じた「よそ者感」が、ティア3・4の土地の価値を再発見するホテル作りに繋がっている。
- 『ズッコケ三人組』による天啓: 10歳で読んだ物語を通じて「ホテルを経営する」という職業を認知し、自分の理想を実現する手段を確信した瞬間。
- 東大進学と視座の獲得: 登るべき「王道」がない世界で地形を見極めるため、あえて優秀な層が集まる環境に身を置き、自らの視座を高く保つ戦略。
💡 キーポイント
- ホテルの「おもしろくなさ」が原動力: 街の空気感を塗りつぶしてしまうチェーン運営への違和感が、独自のブランド構築の核となっている。
- 視座の高さと地形の把握: 自分なりの道を切り開くためには、高い視座から社会という地形を俯瞰することが不可欠であるという考え。
- 自己洗脳とアイデンティティ: 子供の頃から周囲の大人に夢を語り続け、社会との接点で「ホテル経営を目指す自分」を定義し続けたことが、初志貫徹の鍵となった。
- 無能感という「ワクチン」: 大学1年で社会の荒波に揉まれ、自己効力感が打ち砕かれた経験を、早期の「社会教育」としてポジティブに捉えている。

