📝 エピソード概要
本エピソードでは、水星CEOの龍崎翔子氏が、なぜホテルプロデューサーとして起業したのか、その原点と初期の思想に迫ります。9歳の時のアメリカ横断での体験と、漫画『ズッコケ三人組』がきっかけでホテル経営を志すに至った経緯が語られます。学者である両親のもとで育ち、自分の夢を叶えるために視座の高さが必要だと感じ、東大進学という具体的な目標を設定し実行する、若き起業家の思考法と楽観性が垣間見える回です。
🎯 主要なトピック
- 水星の事業内容と設計思想: 自社ホテルの経営・運営に加え、他社クライアントのホテル開発コンサルティングも手掛ける。既存のホテル業界の再生産ではなく、「社会に新しい選択肢をもたらせる」ホテル作りを追求する。
- 9歳でのアメリカ横断体験: アメリカ横断ドライブ中、宿泊するホテルがどこも均一的であることに違和感を抱き、「感受性を塗りつぶされる」という原体験がホテルへの関心のスタート地点となる。
- 学者である両親の影響: 経済学教授の父と歴史学教授の母を持つ学術一家で育つ。文化資本はあるが清貧な生活を通して、幼少期から自ら学ぶ姿勢と社会のリテラシーを身につけたと語る。
- 漫画『ズッコケ三人組』との出会い: 小学5年生の時、漫画に登場する日系人のホテル経営者を知り、ホテルを「営む」という職業が存在することに気づく。これにより、自分が抱いていた理想のホテルを自分で作れると確信する。
- 夢を叶えるための視座の設定: 目標達成には王道がないため、自分より優秀な環境で揉まれることで「視座を高く」する必要性を感じ、東大、さらにハーバードを目指すという目標を明確に設定した。
- 目標達成後の挫折と自己無能感: 東大に現役合格したものの、その後の具体的な道のりが見えず目標を見失う。様々な活動を行う中で、自身の業務能力の低さを痛感し、一時的に自己肯定感を失う。
💡 キーポイント
- 水星のホテルは、ブランドの安心感や均一性を追求する従来のホテルビジネスとは異なり、「社会に新しい選択肢」を提供する独自性の高い設計思想に基づいている。
- ホテル経営者としての視点は、幼少期にホテルの「表面の仕事」だけでなく、それを「作る人、営む人」の存在に気づいた瞬間から始まった。
- 親が教育関係者(教師や学者)である子供は起業家になりやすいという説に対し、親が社会を知らないことや、子供が自由に育つ放任的な環境が影響していると分析された。
- 龍崎氏は、早期に努力すれば成果が得られるという経験から「いい意味での楽観性」を獲得し、それをキャリアの推進力としている。
- 東大合格という目標達成後、自己の「無能感」に直面し、新たな道を探る中で、2つのウェブニュースが人生の転機となった。

