なぜLPを作り替えたのか
もともと申し込みのできるサービスページ自体は存在していました。作ったきっかけは、去年ヨーロッパ(スペイン)でタカヒロツヨシさんと会った際に「早くサービスを作った方がいい、早いに越したことはない」とアドバイスを受けたことだったといいます。
帰国後すぐに、操作が簡単で無料で始められるサービス「モッシュ」でページを作成。当時は完成度よりもスピード感を優先していたため、1〜2週間ほどで形にできたそうです。そこから改善やサービスの追加・削除を試行錯誤しながら運用してきました。
しかし次第に「自分オリジナルのサイトの方がいい」と感じるようになります。モッシュだとサービス名のロゴが出てしまうこともあり、より本格的に運用したいという思いが強くなっていったといいます。
そん時はもうとりあえず、完成度うんぬんよりもスピード感やと思ってたので。
バイブコーディングでの制作と苦労
作り替えにあたっては、WordPressやWix、Studioなどの選択肢を検討したうえで、AIにコードを書いてもらって制作する「バイブコーディング」を選んだそうです。自由度が高い分、細かいところが気になる性格だと時間がかかると分かってはいたものの、あるきっかけで踏み切ります。
踏み切ったきっかけは、AIモデル「Fable5」がリリースされた瞬間でした。その少し前に登場したモデルがあまりに賢く、人間には突破できないセキュリティを突破してしまったため自主的にリリースが規制された、という経緯があったとナカハラさんは語ります。そのリスクを取り除いたのがFable5で、これならスピーディーに作れるのではと考えたそうです。
制作は簡単ではありませんでした。プロプランでは2往復ほどですぐに利用制限が来てしまうため、細かい仕様はChatGPTの方でしっかり詰め、指示文を作り込んだうえで臨んだといいます。それでも途中でFable5がアメリカ政府によって停止されるという出来事があり、下位モデルの「Opaas 4.8」やCodecsを行き来しながら進めることになりました。
さらに、申し込み時の問診票などのデータをオンラインのデータベースと連携させ、申し込みが来た瞬間に自動メールを送る設定なども組み込んでいったため、思った以上に時間がかかったそうです。ページ数もどんどん増え、「外注したらえらい金額になる」規模になっていったといいます。結果として、Fable5が出てから完成まで約3週間ほどかかりました。
サービスの3つの柱
完成したLPの内容自体はとてもシンプルだといいます。サービスは大きく3つで構成されており、これが今のナカハラさんのサービスの根幹だそうです。
自身の悩みや気になることを話す最初のステップ。まずここから入ることが基本とされています。
血液データからある程度の体の状態を把握する。見て終わりではなく、健康になるためのアドバイスまで行う(医療行為ではない)。
日々のデータを見ながら月1回カウンセリングを行い、試したことがどう反映されているかを確認していく。
流れとしては、まず無料相談で悩みを聞き、次に血液栄養解析で体の状態を把握します。そこから3ヶ月〜半年後を目安に再びデータを見て、実際に試したことがどう反映されているかを確認する。このサイクルをぐるぐる回していくのが基本の考え方です。解析は早く行うほど細かくデータを見られますが、費用もかかるため、それくらいの間隔を目安にしているといいます。
その間に、Apple WatchのHRV(ストレスの状態)や睡眠のレベル、食事の写真などの細かいデータを月1回のパーソナルカウンセリングで見ていくと、血液だけでは分からないデータと組み合わせられ、精度が高く、スピード感の早いアプローチができるとナカハラさんは語ります。自分だけでやると甘くなったりサボったりしがちなので、伴走型の意義があるといいます。
遺伝子データや有機酸検査などがあれば、パーソナルヘルスケアの方で見て話すこともあるそうです。何回か繰り返すうちに、自身の本当のボトルネックが見えてくるといいます。ある程度続けると、最終的には自分なしでも自走できる形になってくるので、そこからはたまに血液栄養解析をやるくらいでよい、という設計です。特に最初のうちは詰めて取り組んだ方が体感を得やすいとしています。
どんな悩みを持つ人に向いているのか
このサービスは、特に病院では診断されない不調や、日々の慢性的な疲れを抱えている人に向いているといいます。「朝から晩まで元気に動きたい」「スポーツをもっと頑張りたい」といった前向きな目標を持つ人にも対応します。
頭がもっとキレるようになりたいという希望については、健康になれば脳も活発に動くようになるため、副次的な効果として期待できると語られています。睡眠の悩みやアレルギーなど、さまざまな悩みを抱えた人がおり、サービスを続ける中で「みんな切実だ」といつも感じるそうです。
LPについては「最初にもう少し入れておけばよかった、という点が出てくるかもしれない」としつつ、そこは優しい目で見てほしいと語ります。バイブコーディングの利点は、気づいた点をすぐに修正できることだといいます。
次なる挑戦・禁酒アプリの開発
LP制作に続き、ナカハラさんはバイブコーディングでアプリ開発にも挑戦しています。前から温めていた「禁酒アプリ」を作りたいと考えていたそうです。自身が禁酒を始めた頃にアプリに助けられた経験があり、自分の思う理想の禁酒アプリを形にしたいという思いがありました。
このアプリはLP制作と同時並行で進め、数日、ほんの1〜2日でほぼ完成に近い状態まで作れたといいます。細かい修正を加えつつ、App Storeのアカウントを作り、現在は審査待ちの段階だそうです。完成したら、あらためてポッドキャストで話したいとしています。禁酒アプリと銘打ってはいますが、禁煙する人が使ってもよいと考えているそうです。
楽しいですね、これやっぱりなんか自分が思ってるものを形にできるっていうのは。しかもこんなスピーディーに。
最終的には、がっつりとしたヘルスケアアプリを作りたいと考えており、今回のアプリはその手始めという位置づけです。実際に触ってみないと、AIが何が得意で何が苦手かは分からない部分があるため、いろいろ試しながら進めているといいます。日々の解析の依頼やその他の仕事もこなしていると、一日があっという間に終わってしまうそうです。
ドメイン名に込めた思い
今回取得した新しいドメインは precision-nutrition.jp です。「Precision Nutrition(精密栄養学)」は海外で使われている言葉で、その英語表記をそのままドメインにしたかったといいます。
.comなどはすでに埋まっていましたが、日本独自の「.jp」ドメインが空いていたため、すぐに取得したそうです。「日本の精密栄養はここだぜ」という思いを込めた、と語ります。事実かどうかは別として、自分の心の中でそう思いたいからこのドメインにした、とのことです。覚えやすいドメインなので、precision-nutrition.jpでLPに飛べると案内しています。
「自信作なので、申し込みではなく単に『こんなの作ったんだ』という感じで見てほしい」と呼びかけ、概要欄にリンクを貼っていると案内して回を締めくくっています。
まとめ
今回は、精密栄養学に基づくパーソナルヘルスカウンセリングのサービスLPが完成したという報告と、その制作裏話が中心でした。AIを使ったバイブコーディングでゼロから作り上げた苦労と面白さ、そしてサービスの根幹となる「無料相談・血液栄養解析・パーソナルヘルスケアカウンセリング」という3つの柱がシンプルに語られています。
さらに、次なる挑戦として禁酒アプリの開発が進んでいることも紹介されました。AI時代のものづくりのスピード感と、健康支援への熱量が伝わる、朝散歩ながらのゆるやかな回でした。
- ナカハラさんがオリジナルのサービスLPを完成させ、新ドメイン precision-nutrition.jp を取得した
- 制作はAIを使ったバイブコーディングで行い、モデルの停止などもありながら約3週間で仕上げた
- サービスは「無料相談」「血液栄養解析」「パーソナルヘルスケアカウンセリング」の3つが柱
- 血液データにApple WatchのHRVや睡眠・食事データを組み合わせ、サイクルを回して健康を目指す設計
- 病院で診断されない不調や慢性的な疲れを抱える人に向いている
- 同時並行で禁酒アプリを開発中で、現在App Storeの審査待ち。将来は本格的なヘルスケアアプリも構想している
