前回に引き続きおみやげが登場。
ハマナカとどてらいが聞きたかった「センスの構成要素」について議論を繰り広げる中で、なぜか「バック転で骨折して死ぬ運命」を課せられたどてらい。
その後、おみやげが学生時代に演じた「全ての忠臣蔵を過去にした『認知症の大石内蔵助』」の話へ飛び、スタジオは笑いの渦に包まれる。
今夜も賑やかにお送りしております。
目次
- 00:00:00 センスの構成要素
- 00:11:22 モノを正しく見る力とは
- 00:21:02 資質ツリーのマッピング
- 00:28:05 バック転で骨折して死ぬ運命
- 00:34:45 全ての忠臣蔵を過去にした『認知症の大石内蔵助』
- 00:41:06 ジプシー・マインド
- 00:51:07 Tokyo Zatsumi Memory’s
- 00:59:53 ダメ人間の香ばしさ
要約
- 00:00:00 センスの構成要素
今回は、ハマナカが以前から他の人にも聞いてみたかった「センス」の話から始まる。運動神経やデザインセンスは、ただ「ある」「ない」で片づけられるものではなく、身体感覚、認知、経験、アウトプット力が絡み合った感覚の束なのではないかという話になっていく。
- 00:11:22 モノを正しく見る力とは
絵の上達には、対象を見る力、それを自分の中にインプットする力、そして手でアウトプットする力があるとハマナカは語る。ただ写真のように写し取ることが正しさではなく、人間の認知の歪みまで含めて自然に見える形へ翻訳することが重要なのだという。
- 00:21:02 資質ツリーのマッピング
スキルには近いものと遠いものがあり、資質に合うスキルをどう繋げるかが重要なのではないか、という話へ。格闘技、武道、ダンス、バック転、野球など、一見遠いものでも、長い人生の中で外周を回ればどこかで繋がるかもしれない。
- 00:28:05 バック転で骨折して死ぬ運命
資質ツリーの話は、なぜかどてらいの人生の終わり方へ。もし骨がもろくなった晩年にバック転へ挑み、着地に失敗して死んだらどうだろう。成功してしまってはダメで、生涯未達の挑戦として終わるからこそ“オチ”になる、という冷静な分析が始まる。
- 00:34:45 全ての忠臣蔵を過去にした『認知症の大石内蔵助』
おみやげは大学時代、歌舞伎の授業の発表会で『忠臣蔵』の大石内蔵助を演じることになったが、台詞を一切覚えないまま本番へ。「何も喋れない大石内蔵助」が爆誕し、先生は渋い顔、同期は大爆笑。失敗が新解釈へ化けた伝説の舞台だった。
- 00:41:06 ジプシー・マインド
話は、おみやげの引っ越し好きへ。知らない場所が少しずつ知っている場所へ変わっていく過程が好きだという。移動をエンタメとして楽しむ人と、環境への適応に時間がかかる人。ここにも感覚の違いがある。
- 00:51:07 Tokyo Zatsumi Memory’s
西日暮里、赤羽、船橋、杉並。話は住みたい街や街の空気へ広がる。風通しがよく、今を生きている人がたくさんいる街が好きな人もいれば、川や公園があり、内側で考えられる場所を好む人もいる。東京は、近距離に違う雑味の街が詰まった集合体なのだ。
- 00:59:53 ダメ人間の香ばしさ
終盤では、ダメな人がいる街の魅力へ。会社や学校のような狭い価値基準とは別の基準で生きている人がいると、自分も少し息がしやすくなる。ポッドキャストもまた、他人の人生や価値観を覗けるパラレルワールドの入口なのかもしれない。
漠然なる気付き
- センスとは、ただ「ある」「ない」ではなく、身体感覚、認知、経験、アウトプット力が絡み合ったものかもしれない。
- 運動神経は、身体をコントロールする力だけでなく、頭の中のイメージを体に反映する力とも言える。
- モノを正しく見るとは、写真のように写すことではなく、認知の歪みまで含めて自然に見える形へ翻訳することでもある。
- 絵や折り紙では、対象の構造を理解することで表現の深さが変わる。
- スキルには距離感がある。遠いように見えるものでも、資質ツリーをたどれば繋がる可能性がある。
- 長生きすることにはロマンがある。今はできないことでも、人生の後半で突然繋がるかもしれない。
- ただし、どてらいがバック転で死ぬにはかなり綿密な人生設計が必要である。
- おみやげの『認知症の大石内蔵助』は、失敗から生まれた新解釈である。
- おみやげのスキルツリーは、アウトプット能力というより、視点や解釈のフィルターに強く出ている。
- 引っ越しは、知らない場所が知っている場所に変わっていく過程を味わう行為でもある。
- 東京は、距離の近い場所にまったく違う空気の街が詰まっている。
- ダメな人がいる街には、生きる幅がある。
- 第16回は、センス論から始まり、資質ツリー、バック転死生観、忠臣蔵、引っ越し、街の雑味まで広がった回だった。
本日の漠然マイスター
- ハマナカ
紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営。
漠然スタイルは「神降ろし」。研究家気質。
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- どてらい
物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆。
漠然スタイルは「イタコ」。単なる容れ物志向の男。
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- おみやげ
コンビニ・エモーション使い。いいコンビニの佇まい、くたびれた空気、夜道に浮かぶ明かり、コンビニ飯の味わいを愛する。
日常の違和感や愛おしさを独自のフィルターで拾い上げる、生活圏観察型マイスター。
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