人気SF映画『プロジェクト・ヘイルメアリー』を観てきたハマナカ、どてらい、さかまさみ。
未知の原因によって太陽エネルギーが奪われ、地球が氷河期へ向かっていくなか、人類最後の賭けに宇宙へと旅立つことを余儀なくされた科学者グレイス。
宇宙船で目覚めたグレイス、失われた記憶、謎の赤い線「ペトロバライン」、そして宇宙で出会う小さな相棒ロッキー。
映画と小説の違い、ロッキーとのコミュニケーション、AIヘイルメアリー号、見やすさについて語っていく。
※今回は映画・小説の内容に触れるネタバレありの感想回です。
今日もお聴き流しください。
目次
- 00:00:00 今さらだが、プロジェクト・ヘイルメアリーとは?
- 00:01:38 映画と小説の描写の違い
- 00:06:35 宇宙で出会う小さな相棒ロッキー
- 00:10:00 どう見せる? 科学描写の説得力
- 00:20:00 SF映画版は、初心者にも届く親切設計
- 00:30:09 ヘイルメアリー号に見る「現代っぽさ」
- 00:40:01 映像を小説で補完する
- 00:48:29 平和的ファーストコンタクト
- 00:58:49 ビートル号とビートルズ
- 01:01:48 SFのトビラが開いた日
要約
- 00:00:00 今さらだが、プロジェクト・ヘイルメアリーとは?
ハマナカ、どてらい、さかまさみの3人で映画『プロジェクト・ヘイルメアリー』を観てきた感想回。ネタバレありで、面白かったところや小説版との違いを掘り下げていく。
- 00:01:38 映画と小説の描写の違い
原作小説を読んでいるハマナカが、映画と小説の基本構造を解説。映画ではかなり整理されているが、グレイス、ペトロバライン、アストロファージといった物語の芯は同じだという。
- 00:06:35 宇宙で出会う小さな相棒ロッキー
タウセチで出会う異星生命体ロッキー。物や数字を使いながら少しずつ意思疎通を図っていく。映画ではロッキーの動きや反応がコミカルかつハートフルに描かれ、さかまさみも「とにかくロッキーがかわいかった」と語る。
- 00:10:00 どう見せる? 科学描写の説得力
小説版では、宇宙船だと気づくまでの過程や実験、重力や船内環境の違いなどが丁寧に描かれる。一方映画版ではかなり省略され、視覚的にわかりやすく見せる方向に整理されている。
- 00:20:00 SF映画版は、初心者にも届く親切設計
どてらいとさかまさみは、SFに詳しいわけではない立場から、映画がかなり見やすかったと語る。「見たいものを見せる」映画の強さが浮かび上がる。
- 00:30:09 ヘイルメアリー号に見る「現代っぽさ」
映画版では、宇宙船AIがかなり会話的に描かれている。「その指示では動けません」と返してくる感じに、現代のAIっぽさがにじむ。ロッキーが「生き物」として感じられる対比も効いている。
- 00:40:01 映像を小説で補完する
原作小説には、映画で省略された細かい設定やエピソードが多くある。映画はそれらを整理して、2時間半の物語として成立させている。原作の情報量を知るほど、映画の圧縮のうまさも見えてくる。
- 00:48:29 平和的ファーストコンタクト
本作では、異星人とのファーストコンタクトが攻撃ではなく協力として描かれる。数字、原子、物の形といった共通言語を探しながら、互いの知性を確認していく過程が面白い。ロッキーが2回目に物をゆっくり投げてくる描写にも優しさがある。
- 00:58:49 ビートル号とビートルズ
映画終盤に登場する「ビートル号」とビートルズ楽曲の使用にも話が及ぶ。映画を観ただけでも気づける小ネタと、原作を読んでいるからこそわかる小ネタが重なり、細部へのこだわりが作品の楽しさを増している。
- 01:01:48 SFのトビラが開いた日
この作品をきっかけに、どてらいもさかまさみもSFへの興味が少し開いていく。映画はSF初心者にも入りやすく、原作小説を読むとさらに世界観が深まる。最後は感想投書も募集しながら感想会は終了する。
漠然なる気付き
- 『プロジェクト・ヘイルメアリー』は、SF初心者にも届く入口の作り方がうまい。
- 小説と映画では求められる快感が違う。小説は納得感、映画は見たいものを見せる気持ちよさが強い。
- ロッキーはかわいい。未知の生命体でありながら、ちゃんと相棒として好きになれる。
- 異星人とのコミュニケーションが「攻撃」ではなく「協力」から始まるのが良い。
- 映画版のAIヘイルメアリー号は現代っぽい。便利だけど融通がきかない感じに、今のAIとの距離感がにじむ。
- ロッキーが2回目に物をゆっくり投げる描写は小さいけれど大きい。優しさが伝わる。
- 原作小説には、映画に入り切らなかった科学的世界観がかなり詰まっている。
- グレイスとロッキーの関係は、恋愛ではなくバディとして描かれているところが熱い。
- ビートル号やニコンらしきカメラなど、細部の小ネタに気づくと映画はさらに楽しい。
- 今回は映画感想回でありながら、SFの楽しみ方そのものを話す回にもなっていた。
本日の漠然マイスター
- ハマナカ
紙折り人。DJやプログラミングもする。折り紙デザインスタジオ Kamiori-Studioを運営。
漠然スタイルは「神降ろし」。研究家気質で、他人の漠然感の分析に余念がない。
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- どてらい
物書き。空手やたこ焼き職人もする。主に雑誌『散歩の達人』で執筆、トンチキ企画担当。
漠然スタイルは「イタコ」。他人格を憑依させられる、単なる容れ物志向の男。
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写真家。ガスメーターをこよなく愛する、繊細なガスメーター大好きお姉さん。
漠然スタイルは「一期一会」。ファーストコンタクトでまっしぐらになる瞬間最大風速系マイスター。
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