夏休みはイベントと研修でバタバタ
収録は2026年8月。夏休み中の過ごし方を聞かれた大ちゃんさんは「バタバタです」と答えます。
夏休みは学校側が研修やイベントを入れやすい時期です。全教職員研修や校長会研修など、大規模な場に呼ばれることが増えると話します。
基本的にはハートで繋がった方のところに行くって決めてるので。移動距離でいうと半端じゃないんだけど、やっぱり場に行ってる時は楽しいんだよね。
大和スクールセッション2026と念願の写真展
今年の夏は、二人が関わるイベントもあります。神奈川県大和市で開かれる「大和スクールセッション2026」です。
先生方が自分たちでプロジェクトチームを作り、誰を呼ぶか、どんな場にするかを共創してきたイベントだと紹介されます。
つぼけんさんにとっては、念願の写真展が1日だけ実現する場でもあります。駅前の施設シリウスのギャラリーに、A0サイズの大きな写真を貼るそうです。
先生たちっていうのはみんなが頑張っていて、それぞれが魅力的でっていうのが画像でわかる。ぜひ体感してもらいたいなと思ってます。
このイベントは、まず大和市の人に届けたいという思いから、あえて広くは告知していないといいます。ある学校では先生方が「全員行きます」と答えたそうで、その求心力に二人は驚いていました。
「9/1の先生へ」というテーマの背景
ここから本編のテーマに入ります。「8月31日の子どもたちへ」というメッセージは多く見かけるものの、それを迎える先生へのメッセージは少ないのではないか、という問題意識が出発点です。
番組で告知したところ、18人からメッセージが集まりました。テーマは3つに分かれます。
今回は1つ目の「ほんと、それね」です。休み明けの重たさへの共感や、自分にもこんな時があった、という体験談を集めています。
あるのになかなか口にできないというか、発信できないみたいなプレッシャーも僕も感じてた。これは心の助けになる人いるんじゃないかな。
休み明けの「あるある」に共感が集まる
ここから13件のメッセージが読まれます。栃木県のおにぎりさんは「夏休み終わり1週間前ぐらいから毎日サザエさん症候群に陥る」と寄せました。
わかるわ。指数えちゃうんだよね。あと何日あるかなって。
東京都のカズマさんは、夜型生活で起きるのが大変になり、動かないので太りがちだったと振り返ります。大ちゃんさんも「あるあるでした」と同意します。普段は一日中立って動いているからこその落差だといいます。
神奈川県の教育委員会のイワちゃんさんは「7月後半に戻りたいって気持ちわかります」と共感を寄せました。
心と体は表裏一体、という視点
神奈川県の看護師まるちゃんさんは、休み明け前夜の眠りの浅さに触れ、体と心の関係を語ります。
体と心って表裏一体。体が疲れていると心まで少し元気がなくなってしまう。人間だもの。
大ちゃんさんによれば、出勤初日はみんなボーッとしているそうです。
東京都のマリちゃんさんは、余裕を持って準備しても、気持ちがすぐお腹に影響するといいます。焦って出て行き、力を入れて作った教材を忘れた経験も打ち明けました。
大ちゃんさんは、先生はルーティンが多く、あれもやらなきゃと抱えやすいことに理解を示します。
「大丈夫かな」を見てくれている人たち
東京都のつかぽんさんは、学校運営協議会委員長という保護者に近い立場から寄せました。全国の学校で、先生の「大丈夫かな」という小さなつぶやきを何度も聞いてきたといいます。
でも、その一歩を踏み出す先生がいるから、子供たちは安心して学校へ来られます。
神奈川県のASさんは、休み前の「ダラダラモード」から「教師モード」へ切り替える自分を、俳優のようだと俯瞰します。
大阪府の教頭・上野さんは、この落差を「フルスロットルとエンジンオフ」と表現しました。8月31日はオフ、9月1日はフルスロットルという極端さは体と心に負担が大きいと指摘します。
上野さんは、出勤しながら、あるいは前日まで休んで、自分でエンジンを温めておくことを勧めます。一番良くないのは、必要な場面で切り替えられず感情的になることだといいます。
休み明けが辛い、戻りたい、モードチェンジがしんどいという声
子どもがいない学校はつまらない、早く始まってほしいという声
楽しみにしている先生、行政職からの声
山梨県のタッキーさんは、準備しきれないまま夏休みが終わった経験を挙げ、子どもの宿題と同じで「なんとかなる、大丈夫」と伝えます。
大丈夫って言葉、ちょっとホッとするね。
一方で、2学期が待ち遠しいという声もあります。神奈川県の教育委員会キクリンさんは「子供がいない学校はつまらない。みんなでワイワイふざけたい」と書きました。
大ちゃんさんは、多くの人が両面を持っているのではないかと話します。
同じく神奈川県の教育委員会ガヤササキさんは「夏休み、悔いのないよう遊びまくりました」とシンプルに寄せました。大ちゃんさんは、先生が楽しんだことは子どもにも良い影響が出ると受け止めます。
千葉県の校長ミキティさんは、教頭・校長になって俯瞰で見られるようになったといいます。一学期に苦労した先生ほど二学期をドキドキして迎えると考え、雑談したいと語ります。
この話を受けて、大ちゃんさんは自身の体験を明かします。ペットが亡くなった日が出勤初日で、涙で目が開かないほどだったとき、それに気づいて早く帰るよう声をかけてくれた人がいたそうです。
それだけですごい救われた感じはしたかな。
最後は山梨県の教育委員会ノリさんです。行政職には夏休みも冬休みもなく、季節感がないといいます。それでも学校には子どもたちがいる、それだけで幸せだと振り返ります。
皆さん、私たち行政職の分も子供と共に楽しんで過ごしてください。
大ちゃんさんは、教育委員会の人が現場で子どもを見る目は「めっちゃ可愛い顔をしている」といい、離れてみて見えてくる仕事の尊さがあると語ります。
見えない心を、どう大事にするか
13件を読み終えて、大ちゃんさんは「あったかいな」と感想を述べます。それぞれ違う感情で休み明けを迎えていると知るだけで、職場での見え方が変わると話します。
つぼけんさんは、13件が真っ二つに分かれているのではなく、一人ひとりの心の中でぐるぐるしているのだと受け止めます。自分も隣の先生も同じ気持ちかもしれない、と思えるだけでいいといいます。
大ちゃんさんは、当時を思い出すと「よし頑張るぞ」と奮い立たせながら、何かに蓋をしていた人が多かったと振り返ります。弱みを出せる環境にしたかったと、昔の自分に伝えたいと語ります。
そのうえで、憂鬱な休み明けに聴いて感動したという、backnumberの「水平線」の歌詞を紹介します。
心は誰にも見えないのだから、見えるものよりも大事にするといい、っていう歌詞があるんですね。
まとめ
休み明けの重たさも、待ち遠しさも、先生の中に同時にある感情です。13件のメッセージは、その気持ちが自分だけではないと気づかせてくれます。見えない心をどう大事にするかが、この回の問いかけでした。
- 「9/1の先生へ」シリーズ第1回は、休み明けの辛さへの共感を集めた「ほんと、それね」がテーマ
- 18人のうち13件が紹介され、先生・校長・教頭・教育委員会・保護者と多様な立場の声が集まった
- 休み明けを重たく感じる人も、待ち遠しい人もいて、多くは両方の感情を抱えている
- 大ちゃんさんは、弱みを出せる環境や、相手が何かを抱えているかもという視点の大切さを語った
- 次回は2つ目のテーマ「まずは、ここから」として、9月1日の過ごし方が語られる
