日本は猫が多いのに、好きなのは犬?
今回のサイエントークは、きのこたけのこ論争以来となる「何々バーサス何々」系の討論回です。テーマは犬か猫かで、レンさんは「いろんなことをトータルして、犬の方が猫よりいい」と主張します。
まあ好みもあるんだけど、いろんなことをトータルして、やっぱり犬の方が猫よりいいよなって思うんですよ。
エマさんはどちらも飼ったことがないため強いこだわりはなく、レンさんが犬派なので猫派を担当することにします。猫の動画は犬の動画よりよく見るそうです。準備として、レンさんは『イヌ全史』、エマさんは『ネコ全史』を読んできました。
議論の前に、レンさんは統計で「フィールドを整え」ます。ペットフード協会の2024年の全国犬猫飼育実態調査では、日本の飼育頭数は猫が915万5000頭、犬が679万6000頭で、猫のほうがだいぶ多いという結果です。
レンさんによると、犬の飼育頭数は過去10年ほど減少傾向にあり、猫ブームが理由の一つと言われています。エマさんは、2020年ごろからYouTubeで人気になった猫の「もちまる」も猫ブームにつながっていると感じたといいます。
一方、世界の飼育頭数では飼い犬が4億7000万頭、飼い猫が3億7000万頭で、犬のほうが多いそうです。北米・南米・オーストラリアは犬優位、ロシアやヨーロッパは猫優位の傾向があるとされますが、調査の仕方で結果は変わるとレンさんは補足します。
日本のアンケートでは、犬と猫のどちらが好きかを聞くと犬が多数派になりやすいといいます。さらに、両方を飼ったことがある人では猫派が多数になるという「謎のパラドックス」もあるそうです。
いやなんかね、統計上にはね、これ調べれば調べるほどどんどん不利になっていくんだよね。
「ネコノミクス」と言われるほど猫が経済を回している状況を、レンさんは犬側のハンデと捉え、チャレンジャーとして討論に臨みます。
ニューロンの数は賢さの証拠になるのか
レンさんが最初に挙げた犬の強みは知能です。犬の平均的な知能は人間の2歳ぐらいとされ、165個ほどの単語を覚えられ、4〜5ぐらいまでは数を数えられるといいます。
さらにレンさんは、大脳皮質 ── 脳の表面を覆う神経細胞の層。思考や記憶、知覚など高度な情報処理に関わる部分ですのニューロン数を比べます。犬は5億3000万個、猫は2億5000万個で、人間の160億個には遠く及ばないものの、犬のほうが圧倒的に多いという主張です。
ゴールデンレトリーバーは、体のずっと大きなヒグマよりもニューロンが多いそうで、レンさんは「だからね、賢いんですよ犬」と胸を張ります。
これに対しエマさんは、手元の資料から反論します。アライグマは犬並みのニューロン数を持つのに、実際はそれほど賢くないため、ニューロン数は知性の単純な指標にはならないというのです。
棒読みすぎるでしょ。棒読みすぎるけど。
エマさんはさらに、犬が賢く見えるのは人間から見た場合だけで、人間中心的なバイアスだと付け加えます。
依存する犬と、独立する猫
エマさんの資料によると、人間からの社会的学習が必要な課題では犬が猫を上回りますが、それは家畜化を通じて刷り込まれた人間への依存の証でもあるといいます。猫が人間の合図に頼らないのは、独立した認知スタイルの表れだという見方です。
犬は飼い主に依存するトップダウン型であるのに対して、猫の知性はボトムアップ型で、より根源的で独立した思考形式らしいですよ。
レンさんは、犬は言うことを聞き、人間とのパートナーシップ感があるのが魅力だと返します。猫を飼う人は、そんなに独立していていいのかという疑問です。
エマさんはカップルに例えて応戦します。共依存のカップルより、自立したカップルのほうが長続きするのと同じだという主張です。
だってさ、君さ、カップルを考えてみようよ。共依存みたいなさ、カップルよりもさ、独立した自立型のカップルの方がさ、長続きすると思わない?
エマさんによると、犬は人間に都合よく変えられすぎて、野生に返すと生きていけないとされます。犬の家畜化は、レンさんの補足によれば1万5000年前から4万年前とされています。
一方、猫と人間の関係は、約1万年前の農耕の始まりと同じ時期に生まれたといいます。農地に集まるネズミを猫が食べ、猫は安全な場所を得て、人間はネズミや害虫を駆除してもらえるwin-winの関係でした。
1万5000〜4万年前から人間が家畜化。人間に合わせて変えられ、野生では生きにくいとされる
約1万年前の農耕とともに自ら人間に近づいた半家畜化。遺伝的操作が少なく、野生でも生きていけるとされる
犬にしかできない仕事と、猫のチームプレイ
レンさんは、共依存という言い方が良くないだけで、犬には犬にしかできないことがあると反論します。盲導犬や、ノックの音を知らせる聴導犬 ── 耳の不自由な人に、玄関のチャイムや目覚まし時計などの音を知らせる補助犬です、麻薬を見つける警察犬などです。
さらに、ピーナッツや卵の匂いを嗅ぎ分けてアレルギーを持つ子どもに知らせるアレルギー検知犬までいるといいます。
だから共依存じゃなくて、人間は犬にいろんなことできるし、犬側も人間にはできないことをたくさんしてくれるっていう、そういう関係性だと思うのね。
エマさんは、それは人間が犬を交配で操作した結果で、かわいそうではないかと返します。猫は掛け合わせが少なく遺伝的に多様なので、純血の犬に多い品種特有の病気にもなりにくいそうです。
レンさんは、人に懐くキツネを選んで育てるプロジェクトの話も紹介します。5〜6世代ほどで犬に似てきて、耳が垂れたり尻尾が巻き上がったりと、見た目も10年以内に変わってくるといいます。
ここでレンさんは、人間から独立した場合と、人間との関係を考えた場合で評価が変わると場合分けを提案します。犬はもともと狼で、チームで大きな獲物を狩れるため、人間がいなくてもチーム行動ができる可能性があるという主張です。
しかしエマさんによると、猫も意外とチームプレイができます。野良猫がコロニーを作る場合、同じ時期に子を産んだ母猫たちが子守や狩りを分担し、自分の子でない子猫も助けるそうです。
また、犬は人間をマスターと見なしますが、猫は人間が猫でないと理解しながらも、ほかの猫と同じように対等に接するといいます。気まぐれさが可愛いと推すエマさんに対し、レンさんは犬のほうから来てくれるほうが癒されると譲りません。
だって動物側からさ、来てくれた方が癒されんじゃん。
最終的にエマさんは、いつも来てくれるのがいい人もいれば、ツンデレがいい人もいて、好みによると話をまとめます。
血圧やストレスに効くのはどっち?
レンさんは「具体的なエビデンスがある」として、健康効果を持ち出します。犬を飼うと血圧が下がり、循環器系疾患の発症リスクが低下するというデータがあるそうです。
犬を撫でるとコルチゾール ── ストレスを受けたときに分泌されるホルモン。ストレスの指標として研究でよく測定されますの分泌が減ってストレスが軽減されるといいます。心臓発作や脳卒中の経験がある一人暮らしの人では、犬を飼っている人のほうが発作で命を落とすリスクが低いそうです。
エマさんは、猫にも「治療効果のある喉鳴らし」があると反論します。ゴロゴロという音が血圧とコルチゾールを下げ、エンドルフィン、セロトニン、オキシトシンの放出を促すといいます。
喉ならしがでしょ?だからでもここだっていう時で喉を鳴らしてくれないとその効果出ないんじゃん。
レンさんは、犬は一緒にいるだけで効果が出ると主張します。エマさんは、犬にデータがあるだけで猫も研究すれば出てきそうだと指摘し、レンさんも犬と猫を比較した研究は見ていないと認めます。
犬が明確に有利なのは散歩です。散歩で飼い主の歩数が増えるという点には、エマさんも「それはないですね、猫は」と認めつつ、外に出たくない人には猫がいいと切り返します。
話は性格の違いにも広がります。ビッグファイブ診断 ── 性格を外向性・協調性・誠実性・神経症傾向・開放性の5因子で測る、心理学で広く使われる性格モデルに基づく診断ですでは外向的な人は犬好き、内向的な人は猫好きの傾向があり、以前番組で診断した二人の結果とも一致しているそうです。
幼いころに犬に触れると、クローン病や喘息のリスクが下がるという話もあります。喘息リスクは猫でも下がるそうです。
レンさんは、交配にも良い面があると話します。ハワイの目の不自由な女性に盲導犬が必要になった際、夫が犬アレルギーだったため、アレルギーを起こしにくい犬と訓練できる犬を交配し、反応の軽い子が盲導犬になったという歴史です。この話がメディアで広まり、ミックス犬の普及につながったといいます。
エマさんは、猫にもアレルギーが出にくい種類があり、櫛で毛を取り除くとアレルギーが減るそうだと応じます。ただ、レンさんの「それは犬も一緒だろ」という指摘には「確かに」と認めました。
嗅覚の感度は犬、識別と聴覚は猫
レンさんは、犬の五感、特に嗅覚の鋭さを挙げます。嗅覚受容体は人間の600万個に対して犬は3億個もあるそうです。
エマさんは、受容体の総数では犬が最大3億個、猫は2億個と犬が上回ることを認めたうえで、匂いを識別するV1R受容体の種類を持ち出します。猫は30種類、犬は9種類、人間はわずか2種類で、猫はよく似た匂いの微妙な差を見分けるのが得意だといいます。
じゃあ感度は犬の方が高いけど、識別は猫の方が強いってことか。
レンさんは、口先のマズル ── 犬や猫の鼻から口にかけて前に突き出た部分。犬では品種によって長さが大きく異なりますが長い犬ほど嗅覚受容体が多いとも補足します。エマさんが推すダックスフンドも多いのではないかという話になりました。
聴覚では猫が優勢です。エマさんによると、犬は4万5000ヘルツまでの高周波を聞けるのに対し、猫は最大6万4000ヘルツ、一部の研究では10万ヘルツまで検出できるといいます。
猫の耳には片側32個の筋肉があり、犬の18個より多いため、耳を180度回転させられます。音の発生場所を数センチの誤差で特定できるそうで、レンさんも「それは負けだわ」と認めました。
| 項目 | 犬 | 猫 |
|---|---|---|
| 嗅覚受容体の総数 | 最大3億個 | 2億個 |
| V1R受容体の種類 | 9種類 | 30種類 |
| 聞こえる高周波 | 4万5000ヘルツ | 最大6万4000ヘルツ |
| 耳の筋肉(片側) | 18個 | 32個 |
猫の着地と、獲物を傷つけない犬
エマさんが「完全に猫が優れている」と挙げたのは着地です。お腹を上にして手を離すと、猫は一瞬で足を下にして着地するのに対し、犬は背中から落ちる比較動画がよくSNSで見られます。
エマさんによると、猫の内耳にある前庭器官 ── 内耳にある、体の傾きや回転を感じ取る器官。平衡感覚を保つ役割を担いますが優れていることが、平衡感覚と運動能力の高さの理由だといいます。レンさんは「生き物らしくていい」と受け流しつつ、ドッグレースで走る犬の速さやジャンプ力もあると返します。
エマさんの資料では、狼や犬は長距離を追跡して獲物を疲れさせる能力が高い一方、猫は柔軟性と爆発的な跳躍力で、一瞬の運動能力に長けているとされます。
レンさんは、犬が獲物を傷つけるかどうかをコントロールできる点を挙げます。ゴールデンレトリーバーは鳥を傷つけずにくわえて運べ、牧畜犬は牛を追いかけても襲いません。逆にテリアはネズミ退治の役割を持っていたそうです。
プードルも、元は撃ち落とした鳥を湖や池から回収する水中回収犬だったといいます。見た目が可愛いだけだと思っていたエマさんも驚きます。
まあだから、なんと言うの、もう他の何かで置き換えれないのが犬だなって思うんだよな。
「ニャー」は人間だけに向けた甘え?
エマさんは、猫が人間を猫のように扱うことには例外があると紹介します。猫同士で「ニャー」と鳴くのは子猫のときだけで、大人の猫が人間に向かって鳴くのは関心を引くためだといいます。
でも人間に対しては、あの猫が大人になっても、こうニャーって鳴くのは、それは関心を引くからなんだって。
猫が飼い主のくるぶしや体に頭を擦り付けるのは、耳の後ろを1、2回掻いてもいいという合図だそうです。エマさんはサントリーニ島で、足に頭を擦り付けてきた野良猫がお腹を出してこちらを見ていた体験を振り返り、構ってサインだったと気づいたといいます。
レンさんは、こうしたボディランゲージは犬のほうが豊かではないかと考えます。猫が尻尾を垂直に伸ばすのは、犬のような幸せの表現ではなく、体を大きく見せて警戒しているからだそうですが、毛を逆立てるような威嚇は犬にもあるといいます。
犬には、前半身を下げてお尻を上げ、尻尾を振る「プレイバウ」という遊びの誘いのポーズまであります。猫は愛情を感じるとゆっくりまばたきし、頭突きをして、お腹を見せて寝転がりますが、それはお腹を撫でていいという意味とは限らないそうです。
いや、それが猫だよな。犬は結構ストレートだからね。
犬の「反省顔」は本当に反省なのか
レンさんが犬の一番の魅力として挙げるのは、反省した顔をすることです。猫は反省しなさそうだという点で、二人の意見は一致します。
レンさんは、犬が本当に反省しているのかを調べた実験を紹介します。飼い主が犬におやつを我慢するよう命じて部屋を出て、戻ったあと、食べたかどうかに関係なく褒めるか怒るかを組み合わせた4パターンで反応を見たものです。
| 犬の行動 | 飼い主の反応 | 犬の様子 |
|---|---|---|
| 食べなかった | 褒める | ― |
| 食べなかった | 怒る | 最も顕著に困惑した顔 |
| 食べた | 怒る | 反省する顔 |
| 食べた | 褒める | ― |
結果は、食べたかどうかに関係なく、怒られると反省顔になるというものでした。特に、言いつけを守ったのに怒られたときに最も困った顔になるそうです。
エマさんは、困った顔の判定は人間の主観が入りそうだと疑問を投げます。レンさんは、飼い主は犬が食べたかどうかを知らされずに「褒めて」「怒って」と指示されていたため、バイアスは入っていないと思うと答えます。
まあまあでも要するにこれ、犬は言うことを守ったか守ってないかじゃなくて、単に怒られたら反省するっていうことであるんだけど。
エマさんは「愛らしきバカ」と表現し、レンさんもそれこそが犬らしさだと認めます。猫のツンデレが魅力なら、犬は反省顔という感情の見えやすさが魅力だという主張です。
一方でエマさんは、犬は賢いので人を見下すこともあると指摘します。レンさん自身、実家の犬からの評価ランキングは最下位で、捕まえて一緒に寝ようとするので、なるべく関わりたくないと思われているかもしれないそうです。
わかるわかる。犬って嫌な時マジで嫌だって顔するから。
レンさんは、喜怒哀楽がはっきりしている点で犬は人間の赤ちゃんに近いと考えます。猫派の人が猫を「猫様」と崇拝しがちなのは表情が少ないからではないかという推測に対し、エマさんは、人間に服従しない猫の自立心という性質の違いだと答えます。
ピーメールとお尻の挨拶
レンさんは、犬にしかできないこととして「ピーメール」を挙げます。電柱にかけたおしっこで縄張りを知らせるもので、匂いからオスかメスか、去勢の有無、病気かどうかまでわかるそうです。
エマさんによると、猫も匂いで性別や健康状態、年齢などの情報をやりとりします。体の各部にある臭腺 ── 匂いを出す分泌腺。動物はこれを物にこすりつけて、自分の存在や情報を残しますをこすりつけたり、尿でマーキングしたりするそうです。
犬では、小型犬のほうが大型犬よりはるかに高く後ろ足を上げておしっこをする傾向があるといいます。高い位置からマーキングして範囲を広げるためで、レンさんは「頑張ってる」姿が愛らしいと話します。
エマさんは、冒頭でも触れた猫のお尻の話を持ち出します。人懐っこい猫に挨拶したら、180度向きを変えてお尻を顔に押し付けられたという経験はよくあるそうです。
でもお尻は敵意じゃなくてコミュニケーションなんだって。
猫は個体ごとに匂いが違うため、お尻をこすりつけるのは敵意がないことを伝える友情のサインや挨拶だといいます。それでもレンさんは「お尻向けられたら嫌でしょ」と譲らず、エマさんも自分は嫌だと認めます。
対してレンさんは、犬が人と目を合わせる習性を挙げます。見つめ合うと人間のオキシトシンの分泌量が上がり、同時に犬側のオキシトシンも上がることがデータでわかっているそうです。
話は肉球にも及びます。エマさんの友人によると猫の肉球は香ばしい匂いがするそうで、レンさんは犬の肉球は触り心地が良く、犬は肉球にしか汗をかかないため、体温を下げるにはゼーゼーと口で呼吸すると補足しました。
犬と猫はどこから来たのか
エマさんは『ネコ全史』から起源の話を紹介します。犬と猫の祖先はミアキス ── 約6000万年前ごろにいたとされる小型の肉食哺乳類。イヌ科やネコ科など食肉目の共通祖先と考えられていますで、6500万年から3300万年前に分岐し、最古のネコ科は3000万年前に誕生したそうです。
イエネコの起源は中東で、日本に猫が入ってきたのは紀元前500年ごろ、中国からだといいます。思ったより最近だとエマさんは驚いています。
犬の祖先は、これまでヨーロッパやシベリアなどに広く分布する灰色狼の末裔と考えられてきました。しかし最近は、未確認の絶滅した亜種が祖先である可能性が出てきていて、それに最も近いのがニホンオオカミだそうです。
そのため、犬の起源は東アジアではないかという説もあります。エマさんは柴犬や秋田犬のような日本独自の犬を思い浮かべます。
人間との共生の証拠として、レンさんは1万4000年前のドイツの遺跡で、男女一組と子犬が一緒に埋葬された墓が見つかっていることを紹介します。猫に同様の証拠があるかは、二人ともわからないままでした。
犬の家畜化の時期には大きな幅があり、どこからを犬とするかもはっきりしないと、レンさんは振り返ります。
比べるより、違いが面白い
討論を終えて、レンさんは犬そのものの能力より、犬と人間の関係性が好きなのだと気づいたと話します。エジプトのピラミッド近くで犬がミイラになっているほど付き合いが長く、病気リスクの低下や介助犬、セラピードッグなど、人の命を救う犬が思ったより多かったといいます。
なんか犬自体がいいなってるか、その犬と人間の関係性がいいなっていうことに気づいたな。
品種やサイズの幅が広いバラエティ感も、レンさんが挙げた犬の魅力です。エマさんは「正直どっちでもいい」としながら、構ってくれない時もあるのに頭をこすりつけてくる猫の気まぐれさも可愛いと話します。
レンさんも、エマさんの「お互い独立したカップル」の例えには納得したといいます。二人は、同じ系列のお菓子だったきのこたけのこより、犬と猫は違いすぎて比べるのが難しいという結論に落ち着きます。
レンさんは、感情論だけでなくエビデンスベースで比較できたと振り返ります。エマさんが資料を読み上げる形になったことには「もうちょっと自分のこととして読めよ」と笑いつつ、討論シリーズはまたやりたいと話しました。
最後に二人は、リスナーにも聴いたうえで犬派か猫派かを教えてほしいと呼びかけます。レンさんは関係性重視の犬派が多いと予想し、エマさんは日本の猫トレンドを考えるとわからないと応じました。
ジャパンポッドキャストアワードへのお願い
番組の最後に、二人は第7回ジャパンポッドキャストアワードのリスナー投票への協力を呼びかけます。一般人ポッドキャスターとして活動の幅を広げるため、投票で上位に食い込みたいといいます。
もう今から新しい人聞いて投票してくださいは正直難しいじゃん。だから今聞いてるあなたが大事なんです。
サイエントークは2021年から配信を続け、去年初めてノミネートされたものの受賞は逃しました。今年こそ受賞が悲願だそうです。投票は概要欄のリンクか「ポッドキャストアワード」の検索から、メールアドレスを入力して行えると案内しています。
まとめ
犬か猫かの討論は、統計では猫が優勢、知能や仕事の多様さでは犬、識別嗅覚・聴覚・着地では猫と、項目ごとに勝敗が分かれました。最終的には、依存か独立かという関係性の違いそのものを楽しむ結論に落ち着いています。
- 日本の飼育頭数は猫915万5000頭、犬679万6000頭で猫が多く、世界では犬が多い
- 犬はニューロン数や補助犬などの仕事で強みを見せ、猫は人間から独立した思考や遺伝的多様性が強みとされた
- 嗅覚の感度は犬、匂いの識別や聴覚、着地のバランス感覚は猫が優れているという話が紹介された
- 犬は怒られると、言いつけを守ったかに関係なく反省顔を見せるという実験結果が紹介された
- レンさんは犬と人間の関係性が好きだと気づき、二人は違うもの同士だから比べるのは難しいと結論づけた




