📝 エピソード概要
科学系ポッドキャストの日特別企画「トリビアアワード」のCブロック(完結編)では、多岐にわたる興味深いトリビアが紹介されました。辛いものがやみつきになる生物学的メカニズムから、マダイの縁起物の由来にまつわる俗説の検証、ルーブル美術館の音声ガイドに3DSが使われていた話、さらには人間の色の認識に関する脳の創作機能まで、リスナーからの多様なテーマが集結しました。本エピソードでは、単なる知識の紹介に留まらず、トリビアの真偽を検証する科学的な視点の重要性や、「なぜ?」と探求する探究心そのものが価値ある行為であることが語られています。
🎯 主要なトピック
- 辛いものがやみつきになる理由(ベータエンドルフィン): 辛味を痛みとして体が認識し、それに対抗するために鎮痛効果のあるベータエンドルフィン(快楽ホルモン)が分泌されることで、中毒性が生まれます。
- マダイが縁起物とされる理由の真偽: 「めでたい」の語呂合わせに加え、マダイは一生同じ相手と過ごすという珍しい習性から夫婦円満の象徴とされていましたが、AIや文献調査の結果、この一夫一婦制は俗説である可能性が高いと検証されました。
- ルーブル美術館と任天堂3DS: 2025年9月までルーブル美術館の音声ガイドに任天堂3DSが使用されていました。これは宮本茂氏の不満から開発が始まり、3Dモデルや位置検索など充実した機能が提供されていました。
- 空が青い理由(レイリー散乱): 太陽光のうち、波長の短い青い光が空気中の微粒子によって最も強く散乱され、空全体に広がるレイリー散乱という現象によって空は青く見えます。
- 接触冷感の仕組み: 接触冷感素材は熱伝導率の高い繊維で体温を奪い冷たさを感じさせますが、企業秘密に触れつつ、別の手法として「糸の細さと本数」がヒントとして提示されました。
- インバー効果(温度で縮む合金): 鉄とニッケルの合金「インバー」は、通常金属が熱で膨張するのに対し、温度上昇に伴って磁力が乱れ、原子間の引力が発生することで寸法が変化しにくい(あるいは縮む)現象が見られます。
- 人間の視覚と色の正体: 人間が色を認識できるのは視界の中心のみであり、視野の周辺の色は脳が中心の情報をもとに創作・補完しているため、私たちは視界全体をカラーで見ていると認識しています。
- 「狩り」の漢字の由来: 「獣」と「守る」で構成される「狩」の字は、形声文字が基本ですが、会意文字的に解釈すると「犬(獣偏)が囲い込む(守る)」状況を表し、獲物を囲い込む様子を意味するという説が紹介されました。
💡 キーポイント
- トリビアは検証が必要: マダイの一夫一妻制のエピソードのように、広く信じられているトリビアでも科学的な根拠が不明確な場合があり、「俗説」である可能性を疑う探究心が重要であるという示唆がありました。
- 脳の創作活動: 人間の視覚は、色の認識を視界の中心に依存し、周辺の色情報を脳が補完・創作することで、実際よりも豊かで連続的な視覚体験を得ています。
- 食と科学の深い関係: 鉄分吸収を促進するためにビタミンC(還元剤)やクエン酸(キレート)を活用するなど、日常の食べ合わせにも複雑な化学的メカニズムが関わっています。
- リスナーの多様性と熱量: 今回のトリビアアワードでは48個の多岐にわたる投稿があり、科学的な知識だけでなく、個人の深い興味(例:特定の芸能人への推し活)やユニークな着眼点(例:漢字の成り立ちへの疑問)がエピソードを彩りました。

