1分トリビア大会の最終ブロックはどう始まった?
「トリビアアワード」は、サイエントークがリスナーなどから募った「一番面白い1分のお話」を決める大会です。今回のCブロックはその最終回にあたります。
レンさんによると、トリビアアワードはこれまでの配信ですでに2時間半ほどの長さになっているそうです。それでもエマさんは「全部面白いから聞く価値はある」と話し、前の2回を未聴の人にも聴くよう勧めています。
喋りすぎてる。もう2時間半ぐらい多分配信されてる。
まあ長いっちゃ長いけど、でも全部面白いからね。聞く価値はありますよね。
辛いものが病みつきになるのはドMだから?
エントリーナンバー35番は、ノーフードラジオの農学ガチ勢DTさんによる音声投稿です。辛味は体に痛みとして認識され、脳はその痛みに対抗するために鎮痛効果のあるベータエンドルフィン ── 脳内で分泌される神経伝達物質の一種。モルヒネに似た鎮痛作用を持ち、「脳内麻薬」と呼ばれることもありますを分泌する、という内容でした。
投稿によると、ベータエンドルフィンはストレスを感じたときにも分泌され、快楽ホルモンと呼ばれることもあります。本来は痛みへの対抗だった仕組みが、別の効果によって辛いものを病みつきにさせている、という説明です。
辛味を食べる
辛味が痛みとして体に認識される
ベータエンドルフィン分泌
痛みに対抗するため、脳が鎮痛効果のある物質を出す
快楽につながる
ストレス時にも出る物質で、快楽ホルモンとも呼ばれる
病みつきになる
本来の痛み対策とは別の効果で、また食べたくなる
このトリビアを聴いたレンさんの第一声は、辛いもの好きを「みんなドM」とまとめる冗談でした。
なんか違うの?もう自らさ、自分を傷つけて、それで回復して快楽を得てるみたいな話じゃないの?
エマさんは辛ラーメンを例に、韓国の人は辛いものを普通にたくさん食べると話します。エマさん自身は韓国で本場の辛い料理を食べて泣き、1時間ほど立ち直れなかった経験があるそうです。
私韓国行った時、マジであの本場の辛いもの辛すぎて泣いたもん。もう本当になんか1時間ぐらい立ち直れないぐらい辛くて。
2人は、辛さへの耐性は小さいころからの蓄積なのか、大人になってからの慣れで身につくのかを話し合いますが、結論は出ていません。エマさんは、韓国人の友人が「たまに辛いものをガーっと食べたい時がある」と言っていたことを挙げ、辛さに意識が集中して嫌なことを忘れられるのかもしれないと話しています。
話は他の味覚にも広がります。エマさんは中毒性が一番強いのは甘いもの、次が塩辛いものだと考えますが、レンさんは辛いものほどではないと感じています。最後は、塩分と違って辛味は生きるうえで必要ないのに求めてしまう、という不思議さで2人の意見が一致しました。
そう考えたら辛いって別に生きていく上で全く必要ないよな。
だよね。だってただの痛みだもんね。
マダイは本当に一夫一妻なのか?
エントリーナンバー36番は、まにまにラジオのぎっさんによる、マダイのトリビアです。結婚式で鯛が出されるのは「めでたい」の語呂合わせだけでなく、マダイが一生同じ相手と同じ場所で過ごす習性を持つから、という内容でした。
投稿によると、マダイはオスがいなくなってもメスがその場にい続けるため、1匹釣れた場所では高い確率でもう1匹釣れるそうです。夫婦が末永く一緒に暮らしてほしいという願いが込められている、と締めくくられていました。
エマさんはこの習性を愛らしいと言いつつ、マダイの側から見ると切ない話だと受け止めています。
パートナーをまず殺され、そして自分もそこから動けないから取られちゃうっていう。
一方のレンさんは、相手が決まっているならマダイは個体を見分けているはずで、「モテるタイ」や婚活の苦労もあるのでは、という疑問を持ちました。その場で調べてみることになります。
投稿の情報源は漫画『江戸前の旬』でした。レンさんがAIに聞いたところ、マダイは人間のように特定の相手と一生を添い遂げる一夫一妻ではないと考えられている、という答えが返ってきます。
AIの回答の要旨は、1匹釣れると近くでもう1匹釣れることが多いのは、産卵期にオスとメスが同じ場所や特定の住処に集まる習性があるためで、夫婦でいるという話は俗説だというものでした。産卵場所で行われる「乱婚」に近いスタイルだとも説明されています。
もう真逆じゃん。こんなもんさ、あの、結婚式に出していいの?
レンさんがさらに調べると、夫婦で生息すると書くブログや結婚相談所の記事は見つかるものの、どれも出典がありませんでした。明確に一夫一妻だとする情報源は見つけられなかったといいます。
一生同じ相手と同じ場所で過ごすため、1匹釣れた場所でもう1匹釣れやすい
AIは一夫一妻ではなく乱婚に近いと回答。一夫一妻の明確な出典は見つからず
エマさんはこの展開を「トリビアに対するトリビア」と呼び、レンさんは「トリビア返し」だと笑います。ただし2人は、自分たちもAIでざっと調べただけなので、間違いと断定することもできないと強調しています。
まあなんか間違ってるって確信持って言えない以上ね、なんかこれ以上何も言えないので。そう、間違ってるっていうのも間違いかもしれないから。
マダイの話は「要検証」とされ、詳しい人に情報を求める形で締めくくられました。エマさんは、投稿者のぎっさんの話が気づくきっかけになった素晴らしい話題提供だったと話し、トリビアも疑っていかないといけないとまとめています。
ルーブル美術館の音声ガイドがNintendo 3DSだった?
エントリーナンバー37番は、リスナーのイルデシュさんによる投稿です。2025年5月、ルーブル美術館はNintendo 3DSを使った音声ガイドの終了をアナウンスした、という話でした。
投稿によると、このガイドは、当時のNintendoが公共施設でDSを利用する施策を進めていたことと、宮本茂 ── 任天堂のゲームクリエイター。『スーパーマリオブラザーズ』『ゼルダの伝説』などを生み出したことで知られていますさんが美術館の音声ガイド端末に不満を持ったことから開発が始まりました。3Dモデルや位置検索による音声の切り替えなど機能が充実しすぎて、本物の作品が目の前にあるのにガイドの映像を見てしまう人もいたそうです。
位置検索のためのビーコンを天井や額縁の裏に貼り、目立たないよう色を合わせたという苦労話もありました。この音声ガイドソフトは、ルーブル美術館のお土産としても販売されていたそうです。
エマさんは、2人が旅行で訪れた美術館などにも似たような案内があったと振り返ります。スペインのカサ・バトリョではiPadのような端末が配られ、アイスランドではQRコードを読み込むと、AR画面で千年前の人の戦いの様子が再現されていたといいます。
レンさんは2011年に3DSを買ってもらい、青い本体を持っていたそうです。右目と左目で見える映像を少し変えることで奥行きを出していたと説明しています。
結構目に負担かかる感じだったんだよね。で、結局その後2DSが出たりしてね。
レンさんによると、2DSは3DSの性能のまま3D機能をなくした機種です。レンさん自身も、目が疲れるので3DSをほぼ2Dで使っていた記憶があるそうです。
空はなぜ青く、夕焼けはなぜ赤いのか
エントリーナンバー38番は、みかん農家のリスナー、あつまろらいせぶんさんの音声投稿です。伊与原新さんの小説『空わたる教室』の実験シーンに出てくる、空が青い理由の一節を読み上げたものとみられます。
内容は、太陽光が大気中の空気の分子などにぶつかって四方八方に散乱するレイリー散乱 ── 光の波長より十分に小さい粒子によって光が散乱される現象。散乱の強さは波長が短いほど大きくなりますの説明です。波長の短い青い光ほど強く散乱されて空全体に広がるため、太陽に背を向けていても青い光が目に届く、とされています。
エマさんが夕日が赤い理由を尋ねると、レンさんは光が空気の中を通る距離の違いで説明しました。
光が通る距離が比較的短く、強く散乱される青い光が空に広がって青く見える
太陽が遠くなり、光が空気を長く通過する。青い光は途中で散乱され、波長の長い赤が残る
エマさんは、それなら青から赤に変わる途中で緑や黄色の空になるのでは、と疑問を持ちます。レンさんは、夕方に距離が長くなり始めると緑や黄色の光も一気に失われること、人間の目が青に敏感であることを挙げ、緑や黄色が青を上回らないからではないかと答えました。
意外とだから理由は結構複雑だよな。空何色に見えるかっていうのは。
接触冷感の秘密は「糸の細さと本数」?
エントリーナンバー39番は、リスナーのSKさんによる、接触冷感についての音声投稿です。接触冷感とは、寝具やシャツなどが肌に触れたときに冷たく感じる効果のことで、熱伝導率の高い繊維で体温を奪う仕組みだと説明されています。
投稿によると、接触冷感が世の中に知れ渡ったのは、ユニクロがエアリズムを発表した2013年です。投稿者は2012年ごろに化学メーカーで接触冷感の繊維を開発しており、営業からの突然の依頼は、エアリズムの発表を事前につかんだうえでのものだったのかもしれない、と振り返っています。
投稿者のチームは、熱伝導率の高い繊維とは別の手法で冷感を出そうとしていたそうです。詳しくは明かされず、ヒントは「糸の細さと糸の本数」とだけ語られました。
答えを教えてほしい。答えを教えてくれないっていうパターン。
2人は、糸を少なくしてスカスカにすれば涼しいのか、それではシースルーになってインナーの意味がないのでは、と推理しますが、答えは出ません。
レンさんは、皮膚の冷たさを感じるセンサーをミクロなレベルで刺激できれば、本当に冷たいと感じる服が作れるのではと発想を広げます。エマさんはひんやりする日焼け止めを例に挙げ、レンさんは「メンソール入りの服」と冗談を返していました。
ベジファーストが国の基準から消えた理由
エントリーナンバー40番は、Aブロックにも登場したとららさんの音声投稿です。食事のときに野菜を最初に食べる「ベジファースト」は15年ほど前から言われ始め、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」にも載っていたものの、2025年度版では削除された、という内容でした。
投稿によると、削除の理由は、科学的根拠が不十分なこと、事実と違う広まり方をしていること、そもそも食べる順番の話は基準に載せるには違うということだそうです。一方で、野菜の食物繊維を先にとると糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の上昇が緩やかになるとは多くの人が言っているため、野菜を先に食べることは勧められています。
エマさんの問いに、レンさんはこのトリビアのポイントを、過信されすぎていたことと、それでも血糖値の面では意味があることを合わせた全体だと整理しました。
レンさん自身もベジファーストを心がけていますが、その一番の理由は野菜を食べ忘れないためだそうです。
心にベジファースト置いておくと、野菜も食べなきゃっていうトリガーになってるかもしれない。
エマさんは「ベジセカンドぐらい」だと答え、レンさんは「多分何の意味もない」と笑います。レンさんは、食べるのが速い自分はベジファーストでも効果があるかわからないとしたうえで、自分たちも根拠を確かめて話しているわけではないので、気になる人は自分で調べてほしいと付け加えました。
温めると縮む金属「インバー」とは?
エントリーナンバー41番は、ものづくりのラジオの支部長さんによる投稿です。小学校では、金属は温めると原子の振動が大きくなって原子同士の間隔が広がり、体積が増えると習います。ところが、温めても縮む金属がある、という話でした。
その金属は、鉄とニッケルの合金であるインバーです。投稿によると、インバーは温度が上がるにつれて原子の磁力が目立ち、原子同士が引き合う力が生まれます。この力が振動で広がろうとする力と釣り合うため、見かけ上の寸法がほとんど変わりません。
ふつうの金属は、温めると原子の振動で間隔が広がり、体積が増える
インバーは磁力による引き合う力が釣り合い、寸法がほぼ変わらない。条件によっては縮む
この性質はインバー効果と呼ばれ、インバーはわずかな寸法のずれが影響する精密機械や時計などに欠かせない材料だそうです。
レンさんは、加熱すると磁力がなくなるキュリー温度 ── 強磁性体が磁性を失う温度。この温度を超えると、物質は磁石としての性質を示さなくなりますを思い浮かべましたが、そこそこの加熱であれば磁力が強くなることもあるのだと受け止めています。さらに、圧力をかけて凍らせると浮かばない氷ができるという、過去のサイエントークのエピソードを思い出し、理由は違っても「当たり前が当たり前でない」現象としては共通すると話しました。
G、そして「倫理委員会」の判断
エントリーナンバー42番の前に、レンさんはここから3つは苦手な人もいそうな話題だと注意を呼びかけました。1つ目は、Gことゴキブリの話です。
とららさんによる投稿は、ゴキブリへの有効な攻撃手段は熱湯だという内容でした。ゴキブリにもタンパク質でできた筋肉や神経があり、60度以上になるとタンパク質が変性し、体が小さいため熱がすぐ全身に伝わって動けなくなるそうです。
投稿によると、体内の水分の膨張や蒸気による細胞の破壊、空気を取り入れる気門の損傷による呼吸困難も起こるため、熱湯は殺虫剤より即効性があるとされています。ただし火傷には十分注意してほしいとのことでした。
やさしいBGMと関西弁の語り口に対し、タイトルは「Gの衝撃一瞬でくたばれこの野郎」だったそうで、2人はそのギャップを楽しんでいます。エマさんは、ゴキブリは速いうえに熱湯で壁などを傷めかねないので、家の中では難しく、外でよく見かける人向けではと話しました。
続く2つの投稿について、編集段階で「サイエントーク倫理委員会」が初めて開かれました。青春アルデヒドさんによる、うんことおしっこの話のトリビア2つは、聞きたくない人には本当に聞きたくない内容ではないかという結論になったといいます。
ちょっと本編の方ではタイトルだけ言う?
この2つの投稿は本編では流さず、概要欄のnoteで、すでに収録していた2人のリアクションと一緒に聴けるようにしたそうです。
推し活としてのトリビア、島崎和歌子さんの本名
ここからの4つは文章部門です。エントリーナンバー45番「本名」は、島崎和歌子さんの芸名は「島崎和歌子」で、本名は「島崎若子」だというトリビアでした。
文章は、出身地の高知県南国市は「なんごく」ではなく「なんこく」と濁らない、と続きます。そして「濁らない文化で育ったことで、和歌子さんは心が澄み切った素晴らしい人間に育った」と結ばれており、レンさんは思わず「何言ってんのこれ」とつっこみました。
エマさんは島崎和歌子さんを知らず、画像を見ても思い当たりませんでした。投稿者のかけあげ団団員さんは「週刊和歌子ニュース2」というポッドキャストを配信し、約20年にわたって島崎さんの推し活をしているそうです。
まあでもさ、それが一番じゃない?その、推し活してる人にとってはさ、やっぱ推しを広めたいわけじゃん。
エマさんが島崎さんをチェックしてみると言ったことで、レンさんは「布教」の目的は叶ったと祝っています。
人間が見ている色は脳がつくっている?
エントリーナンバー46番は、フェリックスさんの「私たちが見ている色の正体について」です。人間の目が色を感じ取れるのは視界の中心だけで、網膜の中心にある錐体細胞 ── 網膜にある視細胞の一種。赤・緑・青に反応する種類があり、明るい場所での色の知覚を担いますが赤・緑・青の光を受け取って色を認識している、という内容でした。
投稿によると、視野の周辺はほとんど色を感じていないのに視界全体がカラーに見えるのは、脳が中心の色情報をもとに周辺の色を補完しているからです。投稿は「目が色を直接認識しているのではなく、脳が色を創作している」とまとめています。
投稿者自身は出典を覚えておらず、Copilotでも説明しているサイトを見つけられなかったと注記していました。そこでレンさんがその場で調べると、2017年の論文に、見えている情報量より実際に感じる色彩情報のほうが多いという記述があったといいます。
すごい脳に騙されてたわ、これまでの人生。
でも大体僕たち騙されてるでしょ、脳に。
話は触覚や味覚、痛みもすべて脳が生む感覚だという哲学的な方向へ進みます。そこからレンさんは、紙に2つの点を描き、片目で片方を見ながら紙を近づけたり遠ざけたりすると、もう一方の点が消える盲点の実験を紹介しました。エマさんはその場で試し、盲点を体験しています。
レンさんは、盲点は視神経が目の裏につながる部分で、網膜の光を感じる部分がないことによるのではないかと説明しました。目の中に見えない点があるのに普段は気づかないことこそ、脳が補完している証拠であり、今回のトリビアはその「色版」だと位置づけています。
鉄分とビタミンCを一緒にとるべき理由
エントリーナンバー47番は、高校の化学の先生であるゆずっこさんの「鉄分を取るときはビタミンCを一緒に食べましょう」です。鉄分は主に弱アルカリ性の十二指腸から吸収され、そこでは3価より2価の鉄イオンのほうが溶けやすい、という説明から始まります。
ところが、食品や鉄剤に含まれる鉄は安定な3価の陽イオンです。投稿によると、ビタミンCが還元剤として鉄を2価に変えるため、一緒に食べると鉄の吸収がよくなります。梅干しのクエン酸も鉄イオンとキレート ── 金属イオンを、はさむように取り囲んで結合すること。キレートされた金属は溶けやすさなどの性質が変わりますして錯イオンになり、溶けやすくするそうです。
食品の鉄
食品や鉄剤の鉄は安定な3価の陽イオン
ビタミンCが還元
ビタミンCが還元剤として鉄を2価の陽イオンに変える
十二指腸で溶けやすい
弱アルカリ性の十二指腸では2価のほうが溶けやすい
吸収率アップ
一緒に食べることで鉄の吸収がよくなる
投稿は、赤身の肉にレモンを絞る、小松菜の梅肉和えを小鉢にする、といった提案で締めくくられました。エマさんは、食べ合わせの話はよく聞くものの原理までは知らなかったと話しています。
レンさんは、メカニズムまで知って食べるかどうかでモチベーションが全然違うと考えています。
とりあえず小松菜と梅干しいいよっていう、体にいいよっていうので食べるのとさ、このメカニズムまで知って食べるのだったら俺全然違うと思うんだよな。
一方でエマさんは、サプリはメカニズムを知っているからではなく、健康にいいとわかっているから飲んでいると話します。レンさんはこれを受け、「健康にいい」で納得できる人と、理由まで知りたい人とのグラデーションがあるのではと整理しました。
「狩」はなぜけものへんに「守」なのか
エントリーナンバー48番、最後を飾ったのはAブロックで赤ちゃんが手を握る話を投稿した翡翠さんです。テーマは「狩りはなぜ獣偏に守るなのか」でした。
投稿によると、漢字には部首と音を組み合わせた形声文字 ── 意味を表す部分と音を表す部分を組み合わせた漢字。漢字の大部分がこの成り立ちとされていますが多く、「狩」も形声文字とされます。そのうえで、意味の組み合わせとして読む解釈を探すと、けものへんは犬、「守」は囲い込むという意味で、犬が獲物を逃がさないよう囲う様子を表すという説があったそうです。
ついでに調べた「猟」についても、犬がたてがみのある獣を狩る、犬を使ってたくさんの獣を狩り集める、といった説を見つけたと書かれていました。翡翠さんは辞典や大学図書館で調べたことをもとに、今回の投稿のために近所の図書館で記述を探し直したそうです。
エマさんは、獲物から身を守るという意味かと一瞬思ったものの、実際は囲い込む「完全に攻め」の字だったと驚いています。そして、当たり前を疑う翡翠さんの視点そのものに価値があると話しました。
こうやって生きてる人こそトリビアとかもいっぱい知ってるし、話が面白い人なのでは?って思う。
全48本を終えて、投票へ
これで全48本のトリビア紹介が終わりました。レンさんは、題材の幅は自分たちがいくら調べても出せないものだったと振り返ります。
文章ももちろん面白かったけど、やっぱ音声でこう人柄みたいなのが伝わってくるのもやっぱ面白いなっていう。
エマさんが「面白いね、人間って」と言うと、レンさんは「神目線」だとつっこみ、笑いが起きました。
ここからはリスナーによる投票です。概要欄のリンクから1人3票まで投票でき、期限は11月30日です。全トリビアの文章と1分音声はnote記事で振り返れます。
レンさんは、投票企画はおそらく初めてで、サイエントークのリスナーが何を好むのかが初めて可視化されるのが楽しみだと話しました。エマさんも、これまで2人の感性で選んできたものとは違う感性が見られることを面白がっています。好評ならいつかまた開催するかもしれないそうです。
まとめ
トリビアアワード完結編のCブロックでは、味覚、魚、ゲーム機、光、繊維、栄養、金属、知覚、漢字と、幅広いトリビアが紹介されました。マダイの一夫一妻説をその場で調べ直した場面に象徴されるように、トリビアを楽しみつつ疑い、「なぜ?」を持ち続ける姿勢が印象的な回です。
- マダイの一夫一妻説は明確な出典が見つからず、2人は「要検証」としてリスナーに情報を求めた
- インバーは、磁力による引き合う力が熱による膨張と釣り合い、温めても寸法がほぼ変わらない合金
- 視野の周辺の色や盲点は脳が補完しているという話から、知覚の不思議さに話が広がった
- レンさんは、鉄とビタミンCの関係のようにメカニズムを知ることが行動のモチベーションになると考えている
- 投票は概要欄から1人3票、11月30日まで。全トリビアはnote記事で振り返れる



