宿で起きた、三線一曲がつないだ出会い
番組の冒頭で、眞榮里さんは三線で安里屋ユンタという曲を弾いています。
きっかけは、およそ二週間前に宿へ泊まりに来た関東からのご家族でした。三十代のご夫婦と、一歳半のお子さんの三人連れだったそうです。
チェックインの際、床の間に置いてある三線にご家族が興味を持たれたので、眞榮里さんはちょっとしたサプライズとして安里屋ユンタを一曲弾きました。
すると、その場は大興奮だったといいます。一歳半のお子さんは手をパチパチと叩いて喜び、お父さんはお子さん以上の勢いで飛び跳ねるほど喜んだそうです。
弾く前から「本当ですか、ほんと弾いてくれるんですか」って言って、弾いた後も「うわぁ、ありがとうございます」って、もう顔真っ赤っかになるぐらいの勢いで喜んでくれたんですよ。
聞けば、そのご家族は旅の途中で生演奏を聴きたいと思っていたものの、スケジュールの都合でかなわなかったそうです。思いがけず宿泊先で聴けたことが、喜びにつながったと考えられます。
短い時間のやり取りでも、三線を弾いただけで一気に距離が縮まったと眞榮里さんは振り返ります。チェックアウトの時には、お別れが名残惜しくなるほどだったそうです。
自己流の一曲でも喜ばれるという発見
眞榮里さんが三線を初めて触ったのは、二十歳を過ぎてからだそうです。自己流で覚えた程度で、基本的に弾けるのは安里屋ユンタ一曲だけだと話します。
それでも、カフェに来た観光客にも、手が空いている時は一節だけでも弾くようにしているそうです。日本人か外国人かを問わず、大体の人が喜んでくれるといいます。
特別上手いわけじゃなくても、この一曲だけ弾けるだけで、こんなにも喜んでくれる人がいるんだなと思って。
ほんの旅の途中のいい思い出づくりを手伝えたら、という気持ちで弾いているそうです。
なぜ旅行者こそ三線を学ぶといいのか
ここから話は、ホスト側からゲスト側への提案へと移ります。眞榮里さんは、沖縄旅行するからこそ三線を学ぶのもいいのではないか、と語ります。
旅の醍醐味は、大自然や現地の食だけでなく、現地での出会いやコミュニケーションにもあると眞榮里さんは考えています。
そこで、三線を一曲つま弾く程度でも弾けて、曲について少し知識があると、受け入れる沖縄側の人はとても喜ぶといいます。
「あ、この人すごい勉強してくれてるんだ」って、受け入れる側の沖縄の人がすごく興味を持つと思うんですよ。そうすると人間なので、仲良くなりたいと思っちゃうんですよね、シンプルに。
弾いてくれたお客さんには自然と興味がわき、何かプラスアルファが生まれると眞榮里さんは話します。だからこそ、三線が気になる人は一曲覚えるといいのではないか、という提案です。
初心者がつまずかないための工夫
ただし、誰でもすぐに弾けるわけではなく、三線は奥が深いと眞榮里さんは断ります。奥が深いからこそ、一生をかけて学べる趣味にもなると考えられています。
眞榮里さんは、動画で学べる安里屋ユンタの講座を用意しています。ポッドキャストの師匠でもある照屋ひろきさんがプロデュースし、カメラマンで編集者のしゅよーさんが撮影と編集を担当したそうです。
講座では、譜面を見ながらおよそ一時間で弾けるようになることを目指しているといいます。
本来、三線をしっかり学ぶには独特の譜面が必要です。
この譜面を一から覚えようとすると、楽器を触る作業と譜面を覚える作業の二つを同時に行うことになり、急には上達しにくいと眞榮里さんは説明します。楽しみ方を学ぶ前に挫折してしまうのがもったいない、というのが問題意識です。
そこで眞榮里さんは、独自に簡単にした譜面を用意しました。三本の弦上で左手を押さえる位置を赤・青・黄で色分けし、見ながら直感的に弾ける形にしているそうです。
動画では左手のアップと右手のアップがあり、自分がどこまで学んだかがわかるうえ、見たい場面へワンタップで戻れるといいます。学びに適したシステムになっている点も特徴だそうです。
さらに、弾けるだけでなく知識も必要だと眞榮里さんは考えています。安里屋ユンタの原曲は八重山にあり、安里屋クヤマという絶世の美女と役人との恋の駆け引きが元と言われている、といったうんちくも学べるそうです。
三線は未来の友達をつなぐツール
安里屋ユンタのうんちくを覚え、少し弾けるようになれば、沖縄旅行は絶対に楽しくなるはずだと眞榮里さんは話します。沖縄の至るところの店に三線が置いてあるからです。
積極的に演奏を試すと、店の人や現地の人に「三線弾けるの」と興味を持ってもらえ、旅の出会いの幅や深さが広がると考えられています。
この提案は旅行者だけに向けたものではありません。眞榮里さん自身も観光業に携わる立場として、目の前の人に喜んでもらえるのはシンプルに楽しいと語ります。
挨拶代わりに三線を弾けたら、コミュニケーションとして最高だといいます。だからこそ、まずは安里屋ユンタを入り口に、三線の楽しみ方を学んでほしいという思いです。
講座の案内と特別クーポン
動画講座は通常三千円で学べるものですが、眞榮里さんは特別に千円引きのクーポンコードを用意すると話しています。
ただし、放送中や概要欄にコードをそのまま出すと様々な媒体に広がってしまうため、それは避けるとのことです。
希望する人は、概要欄にある眞榮里さんのGmailアドレスへ、三線の楽しみ方講座を学んでみたい、クーポンコードを教えてほしい、と一言添えてメールを送る形になります。返信でコードが届く仕組みです。
クーポンコードは、動画を購入する際の決済画面で入力する欄に使うそうです。なんとなく気になるという人も、まずは概要欄のURLから一分半ほどのダイジェスト動画を見てほしいと呼びかけています。
まとめ
三線一曲を弾けるだけで、宿やカフェでの出会いが一気に近づく。眞榮里さんはその体験から、沖縄旅行の入り口として安里屋ユンタを学ぶことを提案しました。上達を急がず楽しみ方から入る工夫と、旅先での交流の広がりが語られた回です。
- 三線を一曲弾けるだけで、旅先の相手との距離が大きく縮まる
- 眞榮里さんは自己流で安里屋ユンタ一曲を弾き、多くの観光客に喜ばれてきた
- 曲の知識があると、受け入れる沖縄側の人にも興味を持ってもらいやすい
- 色分け譜面と動画講座で、譜面の暗記につまずかず約一時間で弾ける工夫がある
- 講座は通常三千円で、メールで問い合わせると千円引きクーポンが受け取れる
