テーマは「イタズラ電話で怖かった話」
今回のテーマは、過去に体験したイタズラ電話の話です。
これは前回の放送で少し触れた、ライブ配信のデメリットやリスクのひとつだったと話されています。
当時はライブ配信を始めて半年ほど経った頃で、少しずつリスナーさんが増えていた時期でした。
営業後の車内にかかってきた一本の電話
ある日の営業終了後、片付けを終えて車に乗った眞榮里さんに、知らない番号から電話がかかってきました。
お客さんかと思って出てみると、電話口から聞こえてきたのは「うー」というゾンビのような声だったといいます。
最初は地元の同級生がふざけて、飲みに誘うためにイタズラしていると思ったそうです。
もしもしって言ったら、うーって言ってるんですよ。もう一回もしもしって引き返すように言っても、うー、まだ続いてるんですね。
ところが、同級生ならすぐ終わるはずのゾンビ声が、5秒、10秒と続いていきます。
心配から確信へ、5分間のゾンビ声
10秒を超えたあたりで、眞榮里さんは「これはやばいな」と感じ始めます。
さらに30秒を過ぎると、もしかしたら本当に体調が悪くて助けを求めている電話かもしれないと心配になってきました。
そこで「大丈夫ですか?」と本気で問いかけると、声が一瞬止まったといいます。
しかしそれはただの息継ぎで、その後さらに声色を変え、ゾンビ声のクオリティを上げてきたそうです。
息継ぎした後、さらにゾンビ声を続けたんですよ。最初の一分と違う声色を使い出して、だんだんテクニックがついてるんですよ。七色のゾンビ声を披露しだして。
眞榮里さんは、七秒以上もゾンビ声を続けられる時点で同級生の可能性はゼロ、息継ぎ後にふざけているのだから体調不良でもない、と判断します。
完全なイタズラ電話だと理解すると、今度はとことん付き合ってやろうと楽しくなってきたと話されています。
結局、ゾンビ声は5分間続き、ようやく止まりました。
正体はコメント欄を荒らした配信者だった
眞榮里さんが「気が済みましたか?」と聞くと、相手は「はい」と素直に答えたそうです。
単刀直入に「イタズラ電話ですか?」と尋ねると、これも「はい」と認めてきました。
理由を聞くと、相手は「ライブ配信を見て」電話したと語り、数日前にコメント欄を荒らした人物と同じだったことがわかります。
相手も自身が配信者だと知っていた眞榮里さんは、こう伝えたといいます。
あなた自身も配信してるんですよね。だったら僕の気持ちもきっとわかるでしょう。だから絶対そういうことはやめてくださいね。
相手は謝り、気が済んだようだったので電話を切りました。その後、番号を着信拒否にし、配信アカウントもブロックしたそうです。
二度目の電話「なんで配信やってないんだよ」
それから半年から一年ほど、特に何もない日々が続きました。
ところがある日の営業中、電話に出ると、名も名乗らず「なんでよ」といきなり高圧的な低い声が返ってきました。
なんでなんだよ、なんでやってないんだよって言ってきたんですよ。いきなりですよ、名も名乗らずに。
話が全く見えず怖かったといいますが、やがて相手は「なんでライブ配信やってないの?」と口にします。
そこで眞榮里さんは、以前ゾンビ声で電話してきた人物が、違う番号でかけてきたのだと気づきました。
相手が「全然配信してないじゃん」と言うのは当然で、眞榮里さんが相手をブロックしていたため、配信が見えなかっただけだったのです。
その事実を伝え、自分のアカウント名で検索するよう促すと、相手はブロックされていることに気づきます。
ああ、ブロックされてる!ってでかい声で言ってきて。僕もお店の中で爆笑しちまって、厨房の中で。
眞榮里さんは、コメント荒らしとイタズラ電話をしないという約束のもと、ブロックを解除することにしました。
配信で明かされた「マーチングバンド部」の過去
数日後、たまたま相手が配信しているタイミングを見つけた眞榮里さんは、名前を伏せずにコメントを入れて見に行きました。
相手は「よく来てくれたね」と歓迎しつつも、配信中は強気な炎上系のキャラクターだったといいます。
やり取りの中で、相手は沖縄には縁があると語り出しました。
いや、あのマーチングバンド部がすごく強いでしょ。実は俺、マーチングバンド部だったんだよねって言い出して。まさかのマーチングバンド部じゃないですか。
炎上系配信者からは想像しにくい過去に、眞榮里さんは面白くなってきたと話します。
相手いわく、親に無理やり入れられたマーチングバンド部は、続けるのが辛くて今ではトラウマだといいます。
眞榮里さんは、親御さんは規律ある部活を通して何かを学んでほしかったのかもしれない、と勝手に想像したそうです。
リスナーから「その時のゾンビ声やってください」とコメントが入ると、相手はまたゾンビ声を披露し始めたといいます。
お前素直かと。素直さの場所を間違ってるんですよね、完全に。
やってと言われると反射的に応じてしまう素直さは、マーチングバンド部で培ったものかもしれない、と眞榮里さんは振り返ります。
ただ、態度は最初から最後までイライラさせる人だった、とも話されています。
情報発信のリスクは、意外と少ないのかもしれない
今では笑い話ですが、電話を受けたその瞬間はいろいろな可能性を考えて怖かった、と眞榮里さんは話します。
その上で、ライブ配信や情報発信のリスクについて考えを深めています。
お店を営み集客している以上、働く場所は明らかなのでリスクはゼロではありません。
しかし、この一年半でリスキーだったのは、このイタズラ電話くらいだったといいます。
コメント欄が荒れても一切気にしない、という慣れも出てくると話されています。
さらに眞榮里さんは、10秒ほどで電話を切ることもできたのに、これはネタになると思って泳がせた自分の性格にも触れています。
いいやつなのか悪いやつなのかよくわからないなと思いながら。まあでもわざわざ電話をして気にしてくれてるんだから。
怖い体験も、ネタになると思えるマインドがあれば続けられる、というのがひとつの結論として語られています。
まとめ
ライブ配信をきっかけに起きたイタズラ電話の顛末を通じて、情報発信のリスクとの向き合い方が語られた回でした。怖い体験でありながら、相手の意外な過去や、それをネタとして楽しむ姿勢も印象的です。
- ライブ配信中に、5分間続くゾンビ声のイタズラ電話を受けた
- 相手はコメント欄を荒らした配信者で、後日別番号から二度目の電話をかけてきた
- 相手には炎上系配信者でありながらマーチングバンド部だったという意外な過去があった
- 怖い瞬間もあったが、今では笑い話として振り返っている
- 情報発信のリスクは、慣れやマインド次第で意外と少ないと感じられるようになった
