📝 エピソード概要
本エピソードでは、『ローマ法王に米を食べさせた男』の著者であるスーパー公務員、高野誠鮮氏が登場し、過疎の村の米を世界的ブランドへと高めた型破りなPR戦略と、その思考法を深掘りします。
高野氏は、既成概念にとらわれず、究極のゴール設定、インフルエンサーマーケティングの先取り、そして「相手にノーと言わせない」交渉術を駆使。公務員でありながらリスクを恐れず実行し、神子原米の価格を3倍以上に押し上げた、常識破りのアイデアの数々が語られています。
🎯 主要なトピック
- 役人になった経緯と組織への不満: 僧侶の家業と生活の必要から公務員になった高野氏が、地域活性化よりも自己保身や勉強会に終始する役所の体質に疑問を感じ、上司の反対を押し切って独自に行動を開始しました。
- 決済回避戦略と「バカになれ」の精神: 承認を得るプロセスを省略するため「報告のみ」でプロジェクトを推進。村人から「バカ」と言われたことを逆手に取り、「成功したらどうしよう」というプラス思考で行動し、既成の流通から逃れることを決意しました。
- 究極のインフルエンサー設定とブランド戦略: ブランド化の本質を「影響力の強い人が持つものを欲しがる」ことと見抜き、究極のインフルエンサーとして、キリスト教の頂点に立つローマ教皇を選定し、献上を目指しました。
- 「ノー」を言わせない交渉術の実践: 天皇陛下への献上が叶わなかった後、ローマ法王には「召し上がっていただける可能性は1%もないのか」という「質問状」を送付。相手が拒否しにくい状況を作り出し、献上を実現させました。
- 意図的な品切れによる主導権の確保: ローマ教皇献上で米が話題になった後、高級住宅街からの注文をあえて断り「売り切れ」とすることで、デパートのバイヤーから「お願いされる」状況を作り出し、流通における主導権を確保し、高値販売に成功しました。
💡 キーポイント
- 成功するための秘訣は「成功するまで失敗し続けること」であり、失敗を恐れて行動しないことが最大の悪手である。
- 組織内でスピードを出すためには、「決済をいただかない方向」で、まずは行動し、結果で示す(事後報告する)ことが有効である。
- ブランド化とは、希少性と品質に加え、影響力の強い人物に採用・利用してもらうことで価値を高めることができる。
- 交渉において相手に「ノー」と言わせないためには、要求ではなく「可能性の有無」を問うなど、回答を限定させない質問を投げかける工夫が必要。
- ビジネスにおいてイニシアチブを取るためには、商品を「お願いですから買ってください」と頭を下げるのではなく、相手から「お願いだから売ってください」と言われる状況を作り出すことが極めて重要である。
- 重要なのは、目標設定時に自分の発想に勝手に蓋をせず、最も遠い、最適なゴール(インフルエンサー)を設定することである。
