📝 エピソード概要
本エピソードでは、GOの三浦氏が若手コピーライターに「本当に使えるアイデアのつくり方」を伝授します。インプットの重要性を説きつつ、クリエイティブソリューションの成功事例を深掘り。特に、マーケティングの4P(プロダクト、プライス、プレイス)のうち、プロモーション以外の要素を変えることで、革新的かつ抜本的な課題解決が生まれると解説します。社会課題解決を単なる義務(CSR)としてではなく、市場を拡大するエキサイティングなビジネスチャンスとして捉え直す視点を提供します。
🎯 主要なトピック
- インプットの重要性: 質の高いクリエイティブなアウトプットを出すには、事例というインプットの量が不可欠であり、「食べたもの以上のうんこは出ない」という原則を強調。
- クリエイティブソリューションの着眼点: 社会課題解決(特にSDGsのような大きな流れ)とビジネスを両立させることで、企業の価値を高め、資本市場での評価を得られると解説。
- 「斜に構え」の活用: 社会課題解決の企画においては、純粋な善意だけでなく、企業にとってのビジネス的メリットや仕組みを冷静に見る視点(斜に構え)が有効である。
- 事例:タンポンブックス: 税率が高い生理用品を、税率の低い書籍の「付録」として販売することで、価格(プライス)と流通場所(プレイス)を変え、低価格化を実現したドイツの事例。
- 事例:石鹸入りチョーク: 子どもが手を洗わない衛生問題に対し、チョークに石鹸の粉を混ぜることで、使用後に手を洗うだけで石鹸が使えるようにしたプロダクト変更の事例。
- 事例:IKEAディセーブルズ: 障害を持つ方向けに、既存のIKEA家具を使いやすくするアタッチメントの3D図面を無料で公開し、コストをかけずに市場(ユーザー層)を拡大した画期的な取り組み。
💡 キーポイント
- 企画の幅を広げるためには、マーケティングの4P(プロダクト、プライス、プレイス、プロモーション)のうち、プロモーション(広告)以外の要素を変えることが重要である。
- 社会課題の解決は、自社のプロダクトがまだ届いていない層へのアプローチであり、「市場を広げる行為」として捉えるべきである。
- IKEAの事例が示すように、マイノリティの課題解決は、同時に企業にとってのユーザー層拡大という明確なビジネス上の価値を持つ。
- コストをかけず、アクションそのものがニュースになるようなアイデア(タンポンブックス、IKEAの3D図面公開)が、現代のクリエイティブソリューションでは求められる。
- 「クリエイティブ・エシックス」とは、コンプライアンスのように縮こまる思考ではなく、事業が世の中に役立つように前向きに広げていくための倫理観である。
