📝 エピソード概要
本エピソードでは、株式会社ミズカラの山宮健太朗氏が、ビジネスパーソンを覚醒させる「認知科学コーチング」の全貌を解説します。このコーチングは、単なる共感傾聴ではなく、クライアントが設定したブレイクスルーのゴール基準で現状に介入し、変革を促すことを特徴としています。
対談を通じて、自己理解の本質が言葉(意識5%)ではなく身体の反応(無意識95%)にあること、そして市場の変化と変化を嫌う組織の矛盾を解消するために、いかに人を覚醒させ、変化できる組織を構築するかに迫ります。
🎯 主要なトピック
- 認知科学コーチングの定義: 共感傾聴型とは異なり、現状維持を否定し、クライアントが設定した「今のままでは達成し得ないゴール」を基準に介入することで、自己効力感とブレイクスルーを促します。
- 真の自己理解の探求: 人間は意識(5%)ではなく無意識(95%)に突き動かされているため、コーチングでは言葉ではなく体の反応やフィジカルを観察し、本質的な「適材」を見極めます。
- 若手の「適所」の見つけ方: 職業名に惑わされず、様々な「業務内容」を経験する中で、最も体が反応する仕事を見つけることが、暗黙知(スキーマ)を獲得し覚醒するための鍵となります。
- 組織が抱える普遍の矛盾: 市場の変化に対応しようとする事業の本能と、変化したがらない組織の本能が常に衝突します。現代の組織構築の課題は、変化に強い人間に焦点を当てることです。
- 内発的動機を引き出すゴール設定: 経営層やマネジメント層が組織を変えるには、トップダウンで目標を押し付けるのではなく、メンバー全員が各次元で合意し、目標のオーナーシップを持てるプロセスをデザインすることが不可欠です。
💡 キーポイント
- 認知科学コーチングは、より上を目指したい人向けの流派であり、現状に対して共感傾聴することは禁止されている。現状を肯定すると現状維持になるためである。
- 人間は意識(5%)で考えるよりも、無意識(95%)で行動している。言葉に騙されず、体がどこに反応しているかを見極めることが、自分がやるべきこと、やりたいこと(適材)の特定につながる。
- 業務経験を通じて体が理解する「スキーマ」(暗黙知)の獲得が、若手ビジネスパーソンが自己理解を深め、次に進むべき方向を見定める上で最も重要である。
- AI進化により知識や戦略の「技術課題」は容易になっているが、組織の価値観や考え方を変える「適用課題」こそが、現在の組織運営における最大のネックとなっている。
- 組織構築において、人の力を最大限に発揮させるには、情動を動かし、やらされるのではなく「思わずやりたくなる」内発的動機づけの仕組みが必要となる。
