📝 エピソード概要
作家の背筋さんをゲストに迎え、『近畿地方のある場所について』をはじめとする話題作の精密な物語設計や執筆の裏側に迫ります。破綻を防ぐためにExcelを用いたという独特のプロット管理術から、ホラーにおける「ルールと不条理」のバランス、さらに「恐怖」を描くことを通じた人間理解の面白さまで、背筋さんの創作論とホラーの神髄が深く語られます。
🎯 主要なトピック
- Excelを用いたロジカルな物語設計: 『近畿地方のある場所について』の執筆途中で破綻を防ぐためにExcelで要素を管理した経緯や、2本のプロットを融合させる独自の作劇法を紹介。
- ホラーにおける「ルール」と「不条理」の共存: 恐怖を成立させるための論理的なルール設定と、理不尽さのバランスをどのように調整して読者を惹きつけるかを議論。
- 作家ごとのプロット論と「マクドナルド理論」: プロットを事前に作る・作らないの違いや、仮のプロットを叩き台としてより良いアイデアを引き出す執筆スタイルについて考察。
- ジャンル論を超えた「恐怖」の本質: オバケの有無にとらわれず、人間の隠された負の感情や知的好奇心に触れ、人間存在を探求する手段としてのホラーの魅力を探究。
💡 キーポイント
- ホラー作品はルールが見えすぎても何でもありになっても怖さが薄れるため、論理的な骨組みと不条理さの同居が不可欠である。
- プロットをあえて厳密に守らず、最低限の基準(マクドナルド理論)として設定した上で、執筆中にそれを超える面白さを目指す手法も有効である。
- 背筋さんにとってホラーとは単なるジャンル分けではなく、「恐怖」という根源的な感情を通して人間の本質や知的好奇心を浮き彫りにする表現である。

