📝 エピソード概要
龍谷大学副学長の深尾昌峰さんをゲストに迎え、2027年に新設される「環境サステナビリティ学部」と「情報学部」の狙いについて深掘りします。行き過ぎた資本主義やAIの急速な進化という転換点において、大学がいかに社会変革の担い手となり得るかを議論。地域の課題解決と先端技術、そして仏教的な「利他」の精神を掛け合わせ、AI時代をより良く生きるための倫理観と学びのあり方を提示します。
🎯 主要なトピック
- 現代社会の潮流と資本主義の限界: 利益至上主義から、人権や環境を重視する「インパクト投資」へのシフトと、人間性の回復を求める社会背景を解説します。
- 環境サステナビリティ学部の狙い: 自然保護と経済成長を両立させる「ネイチャーポジティブ経営」を支え、地域に根ざしたGX(グリーントランスフォーメーション)人材の育成を目指します。
- 情報学部が目指す「情報の使い道」: AIや衛星データなどの先端技術を、単なる道具としてではなく「人の幸せ」のためにどう活用するかという視点を重視します。
- 「琵琶湖大津キャンパス」への進化: キャンパスを「コレクティブインパクト」の拠点と定義し、多様なセクターが混じり合うことで偶発的な価値創造を生み出す場へと刷新します。
- AI時代における「倫理」と「利他」: 何でもできる時代だからこそ、仏教の知恵である「自省利他」を背骨に据え、物事の判断基準となる倫理観を学びます。
💡 キーポイント
- 「環境DNA」技術の活用: コップ一杯の水から生息する魚種を特定できる龍谷大学の強みを活かし、エビデンスに基づいた生態系保全と経営の統合を目指します。
- 越境する人材の必要性: 自然科学と経営学の「通訳」ができる人材こそが、今のビジネス界で圧倒的に不足しており、そのギャップを埋める学びを提供します。
- キャンパスの身体性と偶発性: オンライン教育が普及する今だからこそ、対面での「偶然の出会い」や「自然の中での原体験」が、深い学びとアイデンティティ形成に不可欠です。
- 大学の「極寒時代」を生き抜く道: 少子高齢化の中、大学が地域にとって「かけがえのない存在」になれるかどうかが、存続の鍵を握ります。

