📝 エピソード概要
本エピソードでは、アメリカで日本の調味料ブランド「Cabi(カビ)」を展開する共同創業者の野村美紀さんをゲストに迎え、その創業ストーリーを深掘りします。ベンチャーキャピタリストという異色の経歴を持つ野村さんが、なぜ「食」の領域で起業したのか、そして日本の伝統的な発酵技術をいかにしてアメリカのメインストリーム市場に適応させているのかが語られます。全米約500店舗の小売店に商品を広げた背景にある、緻密なマーケティングと熱い想いを知ることができるインタビューです。
🎯 主要なトピック
- Cabiの事業と商品ラインナップ: 日本の「発酵」を軸に、アメリカ人のライフスタイル(グリル料理やマヨネーズ文化)に合わせた「スパイシーマヨ」や「味噌マリネソース」などを展開しています。
- マーケット起点のプロダクト開発: 日本の味をそのまま持ち込むのではなく、現地の人々が日常的に使いやすい形へ「翻訳」することを重視した商品開発について説明しています。
- 創業の経緯と共同創業者との絆: IT業界出身の友人、宮城エリ氏と「日本のアセットで世界に価値を出す」という共通の想いから、10年来の約束を果たして起業に至った経緯を語っています。
- 発酵への情熱とサイエンスの視点: 理系出身の野村さんが、発酵の持つ科学的な面白さとクリエイティブな側面に魅了され、自ら蔵を巡って提携先を開拓したエピソードを明かしています。
- VCから起業家への転身: 現職のベンチャーキャピタルに在籍しながら、まずは「えいや」でリーンに事業を立ち上げた、スピード感のある創業プロセスを紹介しています。
💡 キーポイント
- 「翻訳」の重要性: 日本の伝統的な美味しさを世界の日常に届けるためには、現地のユースケース(使い道)に合わせたアレンジと、パッケージを含めたコミュニケーションの「翻訳」が不可欠です。
- マーケットインの姿勢: 技術や伝統を押し出すのではなく、現地の顧客が何を求めているかを起点に商品を設計することで、全米500店舗という急速な展開を実現しました。
- 異業種知見の活用: ITやVC業界で培ったリーンな手法(まず形にして市場の反応を見る)を食品業界に持ち込むことで、効率的な事業検証を行っています。
- 日本のアセットの再評価: 伝統的な「蔵」が持つ高度な技術に新しい価値(ブランドや販路)を掛け合わせることで、世界市場での可能性を最大化させています。

