📝 エピソード概要
本エピソードでは、新刊『東大生はなぜコンサルを目指すのか』の著者であるレジー氏をゲストに迎え、東大生の就職先としてコンサルティングファームが圧倒的人気を誇る背景を深掘りします。かつてのメガバンク人気に代わり、なぜ現代のトップ層はコンサルを選ぶのか。その裏にある「安定のための成長」というパラドックスや、成長が絶対的正義となった現代の労働観の変化について、鋭い洞察とともに議論が交わされます。
🎯 主要なトピック
- 東大生のコンサル人気とその実態: 就職人気ランキングの上位をコンサルティングファームが独占している現状と、以前のニッチなイメージからの変遷を概観します。
- レジー氏のキャリアと執筆背景: 音楽ライターから労働論へと関心を広げた経緯や、世の中の「言葉」の扱われ方を分析する著者の独自のアプローチについて語られます。
- 「安定」の定義の変化: 終身雇用の崩壊に伴い、かつての「組織への帰属による安定」から、「どこでも通用する個人の能力による安定」へと価値観がシフトした背景を解説します。
- 安定のための成長という概念: 「安定したいからこそ成長しなければならない」という、一見相反する要素が現代の生存戦略として結びついている実態を解き明かします。
- 「成長」の内在化と正義化: ビジネスパーソンの間で、成長が疑いようのない「絶対的正義」として共通言語化し、個人の内面に深く浸透している現状を分析します。
💡 キーポイント
- 「居続けること」がリスクになる時代: 一つの組織に依存するよりも、ステップアップや転職を繰り返して市場価値を高めることの方が、現代では「手堅い人生」と見なされています。
- 現状維持は後退という強迫観念: 「成長し続けなければならない」という言説がホワイトカラー層の間で広く共有され、成長そのものが目的化している側面があります。
- 成長の内在化: 外部からの強制ではなく、個人が自発的に(あるいはそう思い込んで)成長を追い求める構造が、現代の労働環境を象徴しています。

