📝 エピソード概要
ロシアが2023年に核ミサイル発射場を5カ所新設する計画を明らかにし、ウクライナ侵攻の長期化と核の脅威が現実味を帯びています。米ロ間の核軍縮枠組み「新START」の協議もロシア側により延期され、対話の先行きは不透明な状況です。さらに中国の核戦力増強も予測される中、世界が核廃絶から逆行し、核弾頭が増え続ける現状とリスクを解説しています。
🎯 主要なトピック
- ロシア軍による核施設の新設: 2023年に核ミサイル発射場を5カ所新設し、国防予算の発注額を前年比1.5倍に増やすことで、軍事侵攻の長期化に備えています。
- 「新START」協議の延期: アメリカとロシアの唯一の核軍縮枠組みである協議が、査察再開を巡る対立からロシアによって一方的に延期されました。
- 核による揺さぶりと交渉戦略: プーチン大統領は核使用を「ハッタリではない」と強調し、西側諸国に警戒感を与えることでロシアに有利な和平交渉を引き出す狙いがあると見られます。
- 中国の核戦力増強予測: 米国防総省の報告に基づき、中国が2035年までに核弾頭を現在の3倍以上の約1500発まで増やす可能性があることを伝えています。
💡 キーポイント
- 世界には約1万2000発の核弾頭が存在しており、一般の認識(9個程度という誤解など)と現実の脅威には大きな乖離があります。
- ロシア軍は兵力や最新兵器が不足しており、1980年代の老朽化した核ミサイルから核弾頭を外して通常兵器として転用している可能性が指摘されています。
- 核兵器の使用をちらつかせる背景には、軍事的劣勢を覆し、欧米諸国を介してウクライナに妥協を迫る「エスカレーションによるデエスカレーション」の意図が透けて見えます。
- 2026年に失効する「新START」の維持が危ぶまれており、米ロ中を中心とした世界の核管理体制が崩壊の危機に直面しています。
