📝 エピソード概要
本エピソードでは、Netflixの2026年グローバルブランドムービー「What's Next?」の監督を務めた柳沢翔氏と、テクニカルコンサルタントの津本栄憲氏をゲストに迎え、世界規模のプロジェクトの舞台裏を掘り下げます。数々の著名CMを手掛けてきた柳沢氏がいかにして海外のコンペを勝ち抜いたのか、その独自のプレゼン術や、日本とは異なる海外制作現場の合理性とフラットな人間関係について語られます。クリエイティブの枠を超え、ビジネスにおける「情熱」の重要性を再認識させる内容です。
🎯 主要なトピック
- プロジェクトの役割分担: 柳沢氏が「情熱とビジョン」を、津本氏がそれをミリ単位で「物理的な現実に翻訳する」という、特殊かつ強力なタッグの仕組みを解説しています。
- 海外案件のコンペ形式: アメリカ等の案件で主流の「トリートメント(提案資料)」文化を紹介。見積もりとアイデアのセットで、いかにクライアントをワクワクさせるかが勝敗を分けます。
- 情熱を売るプレゼン術: 英語が堪能でなくとも、課題解決を論理的に語るのではなく「自分が見たい面白い映像」への熱量を正直に伝えることで、グローバルチームの心を動かした経緯が語られます。
- 海外セレブリティのプロ意識: アカデミー賞俳優らが、現場では「一スタッフ」として極めてフラットかつ謙虚に振る舞い、作品制作を最優先する驚きの実態が明かされます。
- 制作における「原初的な欲望」: 予算や技術的な制約を超えて、「面白いものを見たい」という人間の本能的な欲求がビジネスの判断を凌駕する瞬間について考察しています。
💡 キーポイント
- 「課題解決」からの脱却: 単なる課題の修正案ではなく、相手が予想もしない「驚き」や「楽しさ」を詰め合わせたパッケージを提示することが、高額バジェットのコンペを制する鍵となりました。
- 徹底したフラットな現場構造: 権力を持つセレブリティ自らが、現場にプレッシャーを与えないよう細心の注意を払う文化があり、それが結果としてクリエイティブの質を高めています。
- 個の尊重と制作の合理性: 特定の特性を持つ俳優を排除するのではなく、その個性を尊重した上で、必要となる追加コストや時間をクライアント側が許容するグローバル基準の柔軟性が示されました。
- 「正直さ」がもたらす強度: 企画書のつまらない部分を正直に指摘し、自分の「見たいもの」を貫く姿勢が、結果として周囲を巻き込む強力なリーダーシップに繋がりました。

