📝 エピソード概要
現代美術家の横尾忠則氏をゲストに迎え、世田谷のアトリエで行われたインタビューエピソードです。最新展覧会「連画の河」を出発点に、頭で考えず直感的に描く独自の創作論や、「飽きる」ことを肯定的な変化と捉える人生美学が語られます。すべてを運命に委ねて受け身で歩んできた人生論や独自の死生観を通じ、現代人が見失いがちな身体性と生き方の本質を浮き彫りにします。
🎯 主要なトピック
- 展覧会「連画の河」と『考えない』創作論: 故郷の風景と時間の変化をテーマに、理論や計画(コンセプチュアル)を排除し、アスリートのように瞬間的に描くスタイルを明かします。
- 「飽きる美学」と変化の捉え方: 「飽きる」ことは対象に没頭・熱中した証であり、意味を求めずに遊ぶことこそが次の変化(生)を生み出すと提示します。
- 知識を捨てることと「考えない力」: 現代人が意味や知識に縛られている現状を指摘し、学んだ知識を溜め込むのではなく捨てていく(アルツハイマー化・無になる)重要性を説きます。
- 独特の死生観とすべてを受け入れる生き方: 「生は死へのシミュレーション」という視点や、自身の転向や交友関係がすべて自発的ではなく「受け身の運命」であった人生を振り返ります。
💡 キーポイント
- 「意味を求めないで仕事や創作をするのが一番いい。意味を求めないからすべてが『遊び』になる」
- コンセプチュアルアート(概念芸術)に対し、頭を空っぽにして直感と身体性で描く「反コンセプチュアル」の立場を貫いている。
- 生きていることの本質は「変化」であり、とことん熱中して飽きるからこそ、次の変化へと軽やかに進むことができる。
- 未来に対する恐れを捨て、「何が起こるかわからないことへの期待」を持って運命に身を委ねることが豊かな人生につながる。

