📝 エピソード概要
本エピソードでは、新刊『強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の 弱さ考』の著者・井上慎平さんをゲストに迎え、「ビジネスパーソンの弱さ」をテーマに議論します。NewsPicksパブリッシングの創刊編集長として猛烈に働いた末に鬱・双極性障害を経験した井上さんが、自身の挫折から得た洞察を共有。常に成長と成果を求められる現代社会において、ビジネススキルや成功法則が、メンタルケアの局面ではいかに逆効果になり得るかという皮肉な現実を浮き彫りにします。
🎯 主要なトピック
- 旧知の二人による再会: MC野村氏と井上氏は10年来の友人で元同僚。リラックスした雰囲気で、当時の過酷な仕事環境を振り返ります。
- 著書『弱さ考』への反響: 発売直後から「自分の弱さをさらけ出す」読者が続出し、特に女性からの共感が多かったという意外な反響を語ります。
- アクセル全開のキャリアと発症: 新レーベル立ち上げという多忙を極める中で、全ての役割を一人でこなそうとした結果、鬱を発症した経緯を回想します。
- 「課題解決思考」が招いた失敗: 鬱を治そうと能動的に行動(登山や湯治など)したことが、かえって病状を悪化させたという実体験を明かします。
- 「待つ」という処方箋: ビジネスで忌避される「待ち」の姿勢が、療養においては最も重要であるという教訓について議論します。
💡 キーポイント
- ビジネスの美徳が療養の阻害要因になる: 「主体的・能動的・課題解決思考」といった優秀なビジネスパーソンの特性が、鬱の回復期には自分を追い込む「凶器」に変わってしまう。
- 「指示待ち」を許容する難しさ: 常に何かを達成することを求められる社会では、「体の指示を待つ(休む)」という受動的な姿勢をとること自体に強い抵抗感が生じる。
- 弱さの開示による連帯: 自身の弱さや「うっすらとしたしんどさ」をオープンにすることで、周囲の共感を呼び、孤立を防ぐことができる。
- 持続不可能な働き方への警鐘: 「フィールドを一人で守る」ような全部やる働き方は長く続かない。自分の限界を認め、社会の加速にどうブレーキをかけるかが重要である。

