📝 エピソード概要
現役の商社マンでありながら作家としても活動する城戸川りょう氏をゲストに迎え、デビュー作『高宮麻綾の引継書』の制作秘話や仕事論を深掘りします。本作は、理不尽な理由で新規事業を潰された若手社員が、過去の「引継書」に隠された謎を追うビジネスミステリーです。会社員ならではの視点で描かれるリアルな現場の熱量と、創作に込められた「令和の仕事論」が語られています。
🎯 主要なトピック
- デビュー作の反響と異例の続編決定: 松本清張賞の最終候補作が異例のスピードで刊行に至り、早くも重版と続編制作が決まった背景を語ります。
- 「引継書」を着想の源泉にした理由: 職場で偶然見つけた古い引継書から当時の担当者の熱量を感じ、「もしこの中に不穏な一文があったら」と想像したことが執筆のきっかけでした。
- 強烈な主人公・高宮麻綾の造形: 著者自身と、かつての恩師や仕事仲間という3人の実在モデルを融合させ、エネルギッシュで毀誉褒貶のある魅力的なキャラクターが生み出されました。
- 会社員という仕事の面白さを伝える: 専門職でなくとも、組織で働く会社員の日々にはドラマと誇りがあるという、作品の根底に流れる「裏テーマ」について明かします。
💡 キーポイント
- 引継書は単なる事務書類ではなく、前任者の執念や功績が刻まれた「成績表」のような存在であり、それが物語に深みを与えている。
- 主人公・高宮麻綾の「怒りを原動力に突き進む姿」や「しなやかな粘り強さ」は、著者が実際の仕事現場で惹かれたプロフェッショナリズムが反映されている。
- 「会社員だって面白いんだぞ」というメッセージを通じ、一見地味に見える会社員の日常を、誰もが熱くなれるエンターテインメントとして昇華させている。

