📝 エピソード概要
評論家の宇野常寛さんをゲストに迎え、雑誌『モノノメ #2』の特集テーマである「身体」を軸に、現代社会の在り方を深掘りします。SNSプラットフォームがもたらす「下からの全体主義」や情報の画一化に対し、本来多様であるはずの「身体」という視点からどう抗うべきかを議論。インターネットの外部としての「都市」と「身体」を捉え直し、人間が本来の多様な欲望を取り戻すためのヒントを探るエピソードです。
🎯 主要なトピック
- 現代インターネットへの危機感: SNSが「大喜利」化し、個人の発信がプラットフォーム上の評価(いいねやリツイート)を得るための画一的な振る舞いに収束している現状を指摘します。
- 「遅いインターネット」と雑誌『モノノメ』: 脊髄反射的な情報消費から距離を置き、物事の背景を深く学ぶための運動と、その一環としての紙媒体の意義を語ります。
- プラットフォームによる身体の画一化: 身体的特徴が異なる個人も、SNS上では同一の機能(アカウント)を与えられることで、欲望までもが「他者からの承認」へと画一化される問題を提示します。
- ネットワークの外部としての「都市」と「身体」: ネットワークに支配された実空間を解放するために、環境としての「都市」と、主体としての「身体」を捉え直す必要性を説きます。
💡 キーポイント
- 下からの全体主義: 巨大プラットフォームの中で、人々が自発的に空気を読み、評価されやすい意見に集約していく現代的な不自由さを象徴する言葉です。
- 身体の多様性と欲望: 身体が違えば本来は欲望も異なるはずだが、デジタルな「社会的身体(アカウント)」が共通化されていることが、現代人の生きづらさの根源にあるという洞察です。
- 情報の「速さ」への抵抗: タイムラインの潮目を読むような「速い」コミュニケーションではなく、あえて「遅く」思考することで、情報の多様性と個人の自律性を取り戻そうとしています。
- テクノロジーの文化的活用: 資本主義やテクノロジーを否定するのではなく、それらを利用していかに世の中を文化的に豊かにしていくかという、建設的な立場を強調しています。

