イラン情勢直前のオマーンと、消えゆく旅先
収録は3月10日。アイジュさんは、イラン情勢が緊迫する直前までオマーンに滞在していたと話します。
帰国のタイミングはギリギリでした。オーストラリア人の同僚は、アイジュさんがオマーンから無事に戻れていたことに驚いたそうです。
1週間遅れてたらやばかったっていう。
オマーン自体は中立国のため直接の攻撃は少ないとみられるものの、被害は大きいだろうとアイジュさんは見ています。
情勢の悪化で、この先しばらくは誰も旅行に行きたがらないだろうと残念がります。オマーンはとても良い国だったといいます。
富裕層の選択肢とタックスヘイブンの変化
話題はドバイの不動産に移ります。5000万〜6000万円ほどの不動産を買えば長期滞在ビザが得られ、所得税も基本的にかからないため、住む候補に挙がる場所だったといいます。
しかし情勢の悪化で、その安全性や優位性が揺らぎました。アイジュさんは、相対的にシンガポールの優位性が上がったと指摘します。
なんか一気にドバイが富裕層の選択肢から消えるって結構大きいニュースだから。
千年変わらぬ街・イエメンのサナア
アイジュさんは、かつて訪れたイエメンを「今まで行った国のトップテンに絶対入る」と振り返ります。今は内戦のため行けません。
理由は、首都サナアの旧市街にありました。千年間、街の形が変わっていないというのです。
千年間、旧市街の街が変わってなくて、最もアラビアンナイトに近い街と言われていたんですよ。
砂漠の中に突然現れるレンガのビル群のような街並みで、7百年ほど前の建物が今も宿泊施設になっているといいます。
旧市街には車が入れず、リアカーや人力車、ラクダで荷物を運んでいたそうです。きらびやかさはないものの、まさに「ザ・アラビアンナイト」だったと語ります。
インフレの時代に、上がらない医者の給料
安全とされてきた中東各国が行きにくくなり、海外旅行はさらに遠のきます。そしてアイジュさんは、この情勢が再びインフレを招くと見ています。
ガソリン価格は、この週だけで20円ほど上がったとゆーさんは言います。ベトナムでも1.5倍ほどになっているそうです。
こうした世界では、給料が上がってこない今の医者の仕組みは厳しいと2人は口をそろえます。
苦しい、苦しいですね、正直。
産業医は労働の域を超えない
ここから本題に入ります。アイジュさんは、収入を増やしたい気持ちはわかるとしつつ、産業医についてある見方を示します。
僕の中でやっぱ産業医は労働の域を超えないっていうのは、やっぱ大きいポイントで。
その根拠として、アイジュさんはピケティの法則を挙げます。給料の上がり方は、投資で得られる利回りを上回らないという考え方です。
ゆーさんも、産業医は臨床の時間を会社訪問に充てるだけの違いで、結局は時給換算できる労働だと認めます。
結局自分の時間を臨床に充てるのか、会社に訪問して活動するのかの違いなだけで、やっぱり労働の方ですよね。正直。
ガチョウの卵と、子どもへの投資教育
では、労働のままで終わらないためにどうするか。アイジュさんは「金持ち父さん貧乏父さん」に出てくる「ガチョウの卵」を引き合いに出します。
要はお金を生み出し続けてくれる仕組みを作りなさいっていう、いわゆる不労所得ですよね。
時間の切り売りで終わらず、自分が労働しなくても収益を生む仕組み。それをアイジュさんはサイドビジネスと捉えていると話します。
この考え方を、アイジュさんは自分の子どもにも教えています。まず「投資は労働とは違う」と説明したそうです。
そして、お年玉を貯金し、お金を使わないでいることについて、投資家としては最悪だと伝えたといいます。
お年玉をもらったら貯金するとか、お金がもったいないから使わないっていうのは、投資家としては最悪なんだぞって教えてたんですよ。
時間を切り売りする労働なのか、何かが走り続けて自分の懐に入る仕組みなのか。その意識を持つことが大事だと、子どもに伝えているそうです。
1〜2本当たれば十分というサイドビジネスの発想
アイジュさんは、noteの販売やアフィリエイトのように、後々まで売り上げを生む可能性のあるものも労働外収入だと説明します。時間の無駄になる可能性もありますが、次につながるものです。
そうしたビジネスをいくつも試し、当たったものが伸び、外れたものは畳む。その繰り返しだといいます。
この感覚は、個別株投資に近いと語ります。
10の投資をして1、2成功するだけでも大きく儲かることがある。実際は1勝4敗でいいから、大勝ちした方がいいっていうのが投資の鉄則なんですよね。
1時間のバイトや外来など、自分の時間を差し出した分だけ収益になる働き方。
noteやアフィリエイトのように、自分が労働しなくても後々まで収益を生む可能性のあるもの。
AIが寝ている間に働いてくれる時代だからこそ、この意識はいっそう大事だとゆーさんも応じます。
最後にアイジュさんは、医者がいかに時間単価が高いかに気づいていない人が多いと指摘します。その優位をうまく変えれば、医者以上の収益を生むこともできると話し、具体的な話はコミュニティ向けの裏配信に譲りました。
まとめ
インフレが進む世界で、上がらない医者の給料をどう考えるか。2人は「労働の域を超えない」働き方から、時間を切り売りしない仕組みづくりへ意識を向ける大切さを語りました。
- 産業医は臨床と場所が違うだけで、結局は時給換算の労働だとされる
- 資本主義では労働者は金持ちになりにくく、r>gの法則が背景にある
- 時間の切り売りではなく、収益を生み続ける「ガチョウの卵」を作る発想が鍵
- サイドビジネスは複数試し、1〜2本当たれば十分という投資に近い考え方
- 医者は時間単価が高く、その優位をうまく変えれば医者以上の収益も見込める
