夏休み直前、時間がない中での配信
三人の子供を育てながら、SNSやコンテンツ制作、今はLINEスタンプを中心に活動するまなみさんの回です。
この日は一学期の終わりで、翌日から夏休みという家庭も多い時期でした。まなみさん自身も昼過ぎに子供を迎えに行き、夕方は夕涼み会という慌ただしさです。
時間なさすぎてさ、もう一周とか五周ぐらい回ってもハイテンションなの。「時間ねー」みたいな感じで。
時間がない中でも「今日はこれができた」とコツコツ配信を続けていこう、という呼びかけから始まります。
LINEスタンプだけに頼らないキャラクターの使い方
今回の主題は、ダジャレスタンプのキャラクター「ダジャレフレンズ」を、どうやって人の生活に滑り込ませるか、という点です。
背景には、LINEスタンプの収益や送信回数が、ピーク時から少し落ち着いてきたという変化があります。
LINEスタンプは一度買ってもらえば基本的にその人のスマホに残ります。ただ、まなみさんはこの二ヶ月ほど、LINEスタンプ以外のキャラクターの使い方を模索してきました。
LINEで使われなくなったとしても、私のキャラクターとして、私のキャラクターが愛されてたらいいよねっていうことで、いろんな取り組みをしています。
その一つが二次創作OKにしたことです。これにより、利用者が画像を使って遊んだり、SNSに投稿したりする動きが生まれました。
歯磨きアプリと神経衰弱ゲームで子供の生活へ
最近作ったのが、歯磨き応援アプリ「楽しく歯磨き」です。歯磨きが終わるとシールがもらえる仕組みで、まなみさんの子供たちには大ヒットしています。
シールをもらえるボタンを押したい姉と、それを横取りしたい弟の攻防が起き、歯磨きを二回やる羽目になった、という日常のエピソードも語られました。
端末ごとにシールの数が違っても、子供たちはあまり気にせず、その日に出た演出を楽しんでいるそうです。これも生活に入り込んだダジャレフレンズの一例です。
さらに、ダジャレフレンズの神経衰弱メモリーゲームも作りました。プロジェクターに映したり、iPadでタップしてめくったりできます。
画面を横向きにするとカードが一覧で出るよう仕様を変え、より遊びやすくなったといいます。高知でのAI活用セミナーで、プロジェクターに映して試すことも検討中です。
育つキャラクター「マイケル君」とAIエージェント
コミュニティで話題になっているのが、ドンマイケル君というキャラクターです。フェイブル(妖精)のくせにアホなキャラという設定が、地味に受けているそうです。
マイケルのアホさ加減はどうやってチューニングしてああなってるんですか?って言われて、なんかめちゃくちゃ高度なことしたみたいになってますが。
今は、マイケル君の人格を八千文字以内のプロンプトにまとめ、GPTの中で体験できるものを作っている最中です。
ただ、そのアホさは意図して作ったものではないようです。「とぼけつつ、真剣な悩みには真剣に答える」という設定が、いつの間にかできあがっていたといいます。
いつこんなんなったね、私こんな設定した覚えてないよって感じなんですけど、なんか我々がコミュニティで育ててるうちにそんな人格になってしまったのかもしれない。
デスクトップに常駐するマイケル君
新しい取り組みとして、CodeXのPets機能でマイケル君をペットとして表示させることに成功しました。以前はうまく動かず静止画のようになっていたそうです。
スタンプ画像のスクショを送り、全身ポーズのキャラクターにしてほしいと指示したところ、ほぼそのまま出せたといいます。今はアニメーション付きで作れるようになっていました。
マイケル君はデスクトップの右下に常駐し、作業が完了したときなどに吹き出しで教えてくれます。
私開発は基本FAIBLE、Claudeなんですけど、やっぱり画像生成周りだとChatGPTが安心と信頼って感じで、そこにお任せしてるとこがあるので。
画像生成をChatGPTに任せ、他の作業をしている間に「できたよ」とマイケルが知らせてくれる。この使い方が便利だと話されています。
このマイケルのCodeX Pets用データは、コミュニティで無料配布されました。ZIPを解凍して指定の場所に入れると使えるようになるそうです。
子供の声から生まれた「マイケル君と遊ぼう」構想
デスクトップにマイケルがいることで、子供たちが画面に触って話しかけるようになりました。ただ、触っても動かないため、まなみさんはある構想を思いつきます。
それが「マイケル君と遊べるツール」です。ウェブ版で十分と考えつつ、育成ゲームにするかどうかは迷いどころだといいます。
まなみさん自身も、Discordの音声入力で日々マイケルに指示を出しており、実質的にマイケルと会話している状態です。子供たちの「話したい」「遊びたい」という声に応える形を考えています。
最初に考えたのは、話しかけると内容に応じて返答が返ってくる仕組みです。ただ、そうなるとAIボイスが必要になります。
AIボイスがひらくコンテンツの可能性
AIボイスの課題に直面したタイミングで登場したのが、イケハヤさんのAIボイスに関するBrainでした。まなみさんは「ありがたいタイミングだった」と話します。
以前のセミナーで、イケハヤさんがゲーム内の音声の作り方をデモで見せていたことが気になっていたそうです。
まなみさんは音声配信を続けているため、素材は豊富にあります。自分の声をAIクローン的に作れれば、いろいろなことができると考えています。
音声配信はやっぱり生のマナミさんの声でいいかもしれないけど、たまにめっちゃ喉やられてる時とか、今日はAIボイスでお送りしますみたいな、なんかすごい色々コンテンツの幅が広がりそうだなと思って。
当面いちばん作りたいのは「マイケル君と遊ぼう」ツールです。タップでくすぐると笑い転げるような、簡単な触れ合い遊びから始める構想です。
将来的には、話しかけると声で返してくれる、ダジャレを言ってくれる、といった機能を少しずつ足していきたいといいます。音声はGeminiの無料枠などでコストを抑えて実装できないか検討中です。
キャラクターへの声の実装は、まなみさんにとって割と緊急の課題です。撮影や収録の時間を取りにくい中で、AIボイスをスキルとして身につけていく考えを示しました。
まとめ
LINEスタンプの収益が落ち着いてきたことをきっかけに、まなみさんはキャラクターを日常へ溶け込ませる方法を探ってきました。歯磨きアプリ、ゲーム、デスクトップ常駐のAIエージェント、そしてAIボイスと、少しずつ幅を広げている過程が語られた回です。
- LINEスタンプに頼らず、キャラクターが愛される場を増やす発想が軸になっている
- 歯磨きアプリや神経衰弱ゲームで、キャラクターが子供の生活に入り込んでいる
- マイケル君はコミュニティで育ち、デスクトップ常駐のAIエージェントにもなっている
- 子供の「遊びたい」という声から、AIボイスを使った触れ合いツール構想が生まれた
- 音声はコストを抑えつつ、まずは声なしの遊びから段階的に作る方針
