📝 エピソード概要
本エピソードは、前回の長時間収録となった「推し活と大きな物語の終焉」の裏側を振り返る雑談会です。けんすう氏が推し活を理解する背景には、インターネットコミュニティに関する深い知見があることが確認されました。
さらに、次回のテーマとして「コミュ力(コミュニケーション能力)」を選定。コミュ力の曖昧な定義や、なぜ現代ビジネスで技術力以上に重要視されるのかについて議論し、「説明のうまさ」や「説得力」が社会構造に与える影響を歴史的・社会的な観点から考察する方針を固めました。
🎯 主要なトピック
- 前回収録「推し活」の振り返り: 2万7000文字の原稿となった推し活エピソードについて。けんすう氏の知見は、推し活自体よりもインターネットコミュニティの文脈と相性が良いという視点が共有されました。
- 世界のシステムとしての社会現象: 番組タイトルの「世界システム」について、議論の幅を広げるために、社会構造や社会現象を自分たちなりの定義で扱っていくことを再確認しました。
- 次期テーマは「コミュ力」に決定: コミュニケーション能力の定義が曖昧であることに着目。誰とでも話せることや会話の科学といった側面だけでなく、コミュ力がビジネスで最も重要視されるようになった背景を深掘りすることを目指します。
- 説明のうまさが勝つ構造の再来: 近代科学以前はアルキメデスのように「説明のうまさ」が主流だったが、情報過多な現代社会において、説得力が科学的根拠よりも影響力を持ちやすい構造(例:反知性主義)が再び強くなっていると考察しました。
💡 キーポイント
- けんすう氏が推し活の文脈を理解できるのは、インターネットコミュニティの仕組みを深く理解しているためであり、そちらが議論のメインテーマになり得ることが示唆されました。
- 現代のビジネスパーソンにコミュ力が求められる背景には、複雑な情報社会の中で、複雑な事実よりもシンプルで分かりやすいストーリー(=説明)を求める傾向がある。
- コミュ力は、生まれつきの才能ではなく、話し方の訓練や、相手の反射をコントロールする技術などの側面が大きく、複合的な概念である。
- 「理論の正しさ」と「説明の面白さ/分かりやすさ」は明確に異なり、現在の情報消費のされ方は後者に依存している側面がある。
