📝 エピソード概要
本エピソードは、「リーダーになりたくない」と考える人が増加している現代の日本社会を背景に、リーダーシップの本質を解き明かすシリーズの第1回です。20〜30代の半数が管理職を避けたいという現状を分析し、リーダーとリーダーシップ、そしてマネジメントとの明確な違いを定義します。ピーター・ドラッカーやジョン・コッターの思想を引きながら、リーダーシップは個人の属性ではなくフォロワーとの関係性にあり、変革を生む能力であると考察。現代の代表的なリーダータイプにも触れ、今後の議論の基盤を構築しています。
🎯 主要なトピック
- リーダーになりたくない若者たち: 20代〜30代の50%が管理職を避け、現役管理職の50%が辞めたいと感じているデータが示され、現代が「リーダーになりたくない時代」であることが議論されました。
- スモールチームの快適さ: 組織の複雑さや派閥を避けるため、少人数チーム(ピザを分け合える規模)での業務が快適であるという経験則が共有されました。
- 用語の定義:リーダーとリーダーシップ: 「リーダー」は人(公式/本質的)を指し、「リーダーシップ」は能力を指すとし、ドラッカーの定義に基づき、本質的なリーダーは「つき従う人がいること」で定義されると説明されました。
- リーダーシップとマネジメントの違い: リーダーシップは「変革を生む」「正しいことを行う」こと、マネジメントは「秩序を守る」「正しく物事を行う」こととして明確に区別されました。
- 現代における3つのリーダータイプ: スティーブ・ジョブズらに代表される「カリスマ型」、対立を調整する「調整型」、専門知識で説得する「専門家型」の特性と課題が紹介されました。
💡 キーポイント
- 日本で「リーダーになりたくない」という心理は、多くの場合、責任が明文化された「管理職」という制度上のポジションへの忌避感と関連している。
- ピーター・ドラッカーは、リーダーに関する唯一の定義は「つき従う人がいること」であるとし、リーダーシップは肩書き(公式のリーダー)とは相関しないと強調した。
- リーダーシップは、不確実な状況でビジョンを示し、人を動機付けて動かし、変革を生む機能を持つ。
- 現代のリーダータイプとして、強い影響力を持つカリスマ型、調和を重んじる調整型、論理で説得する専門家型が存在するが、このシリーズでは機能の集合体としてリーダーシップを捉え直す方針が示された。
