📝 エピソード概要
元ByteDance Japan執行役員 Mark Mao氏をゲストに招き、その生い立ちとキャリアの「前編」を深掘りします。中国生まれ・日本育ちというユニークな背景を持つMark氏が、上海での駐在時に感じたカルチャーショックや、日本での異文化体験から学んだ「差別化」の重要性を語ります。また、社員10人程度だったTikTok(ByteDance Japan)の立ち上げ期から、いかにして事業が急拡大していったか、その裏側を紹介します。異文化間で活躍するための視点や、急成長する中国テック企業の初期フェーズを知るためのヒントが得られます。
🎯 主要なトピック
- 上海駐在とローカライズの苦悩: 市場調査会社時代、上海支社の立ち上げに携わるも、日本での生活が長すぎたため、上海現地の文化やマナーに馴染めず、生活面の厳しさから帰国を決意しました。
- 中国ゲームアプリの黎明期: 日本帰国後、広告代理店に勤務し、日本市場に浸水し始めた中国ゲーム会社のプロモーション業務を通じて、アプリ広告の知識を身につけました。
- ByteDance Japanの立ち上げと急成長: 2018年7月に社員10人程度の初期段階でByteDance Japanに入社。わずか5年間で社員が1000人規模に達する驚異的なブリッツスケーリング(超高速成長)を体験しました。
- TikTokの起源はニュースアプリ: ByteDanceが最初に成功させたのはニュースアプリ「Tōutiáo」であり、その強力なレコメンド機能を動画コンテンツに応用した結果がTikTokであるという経緯が語られました。
- 異文化体験が育んだ差別化能力: 小学校での転入時に感じた「周りの人と違う」という疎外感を逆手にとり、それが社会に出てから他者との競争やビジネスにおいて「差別化」を図る能力を養う礎となったと分析しています。
💡 キーポイント
- 上海では上海語を話せないと「田舎者」扱いされ、地元民からマウントを取られる文化があり、北京と上海の都市間のライバル意識も非常に強い。
- TikTokの創業者であるジャン・イーミン氏が元々、旧正月時の切符予約の困難をレコメンド技術で解決したことが、事業のインスピレーションになったという都市伝説的なエピソードが存在する。
- 中国企業は、ローカライズされた組織運営を重視しているため、ByteDance Japanでも日本のやり方や文化を尊重する方針だった。
- 自身の強みである中国と日本の文化理解を活かしてキャリアを形成できたのは、幼少期の苦労を「強み」に変える経験があったからである。
