📝 エピソード概要
本エピソードは、海外エンタメ市場の最前線で活躍する坂本氏と森下氏が、世界各地のマンガ・アニメ・ゲーム関連イベントのリアルな体験談を語り合う対談です。ヨーロッパのユニークなフェス文化、北米のイベントの熱狂度と購買意欲の違い、そしてアジア圏のローカルな特性を詳細に比較。特に海外イベント出展における、日本とは異なる現地の施工品質の問題や、ビザに関する予期せぬ法的課題など、グローバルビジネスで勝つための貴重な現場の教訓が共有されています。
🎯 主要なトピック
- ヨーロッパのマンガイベントの特性: フランスの「アングレーム」やイタリアの「ルッカ」など、街全体を会場とする文化事業的なイベントが多く、日本の漫画やアメコミ、ゲームファンが融合している。
- ジャパンエキスポの巨大な漫画の影響力: パリの「Japan Expo」は、日本の大手出版社による漫画販売ブースが会場の最も目立つ位置を占め、イベント全体を牽引している。
- 北米イベントの熱狂度の違い: ロサンゼルスの「Anime Expo (AX)」は来場者数、購買意欲、新情報解禁の場として圧倒的な勢いがあり、ニューヨークの「Anime NYC」を規模や熱狂度で上回る。
- 海外コスプレイヤーの多様な文化: 欧米やシンガポールでは、体型やキャラクタージャンルを問わず、ファンが自由に「好き」を表現するコスプレ文化が根付いている。
- アジア圏イベントの現状: 中国の「China Joy」はコロナ前の勢いを取り戻しつつあるが回復途上であり、シンガポールの「AFA」は購買よりもコスプレや交流が主要な目的となっている。
- 海外イベント出展の課題: アメリカでのブース設営における現地の施工品質の低さや納期意識の違い、さらにはESTA(ビザ免除プログラム)の範囲を超えた物販やパフォーマンスに関する法的リスクなど、想定外の落とし穴が存在する。
💡 キーポイント
- 世界最大級のエンタメイベント、Anime Expo(LA)の参加者は年々増加傾向にあり、西海岸のファンは購買意欲が東海岸(Anime NYC)よりも高い。
- ヨーロッパではアニメ原作にゲームが多い影響か、イベントでのコスプレもゲームキャラクターが中心となる傾向がある。
- 海外でのエンタメビジネス展開において、現地のビジネス慣習(特に施工やイベント運営)は日本的な品質や納期意識が通用せず、大きな失敗要因となり得る。
- 商談目的のESTAと異なり、ブース運営や物販などの「収入を得る行為」には別のビザが必要になる可能性があり、法的リスク管理が重要である。
- グローバルで成功するためには、企業や業界を超えて、海外イベント出展の「大変だったこと」やリアルなノウハウを共有する文化が不可欠である。
