📝 エピソード概要
本エピソードでは、エンタメ社会学者の中山淳雄氏が、DeNA黎明期のソシャゲコンサルから独立に至るまでのキャリアパスを語ります。リクルート、DeNA、デロイト、バンダイナムコ、ブシロードと、常に海外展開や新規事業の立ち上げに挑戦してきた道のりが紹介されます。現在は、実業家、研究者、政策アドバイザーといった複数の役割を兼任する「エンタメ社会学者」として、日本のエンタメ産業の国際競争力強化と構造改革をライフワークとする展望が示されています。
🎯 主要なトピック
- DeNAでの黎明期ソシャゲコンサルティング: 2011年頃、海外勤務の希望とは裏腹に、急拡大するソーシャルゲーム市場で事業開発(コンサル)に従事。データ分析に基づきゲームの成功要素を分解するスキルを磨きました。
- デロイトでゲーム専門コンサルチームを創出: DeNAでの経験を活かし、デロイト入社直後に書籍出版をきっかけにゲーム関連案件を獲得。コンサルティングの枠を超え、ゲームデザイン講座を提供するなど独自の価値を提供しました。
- バンダイナムコでの海外スタジオ設立: クライアントであったバンダイナムコに転職し、カナダやマレーシアで初めての海外スタジオ設立プロジェクトに参画。長年の目標であった海外ビジネスを実現しました。
- ブシロードインターナショナルCEOとしての挑戦: シンガポールに赴任し、ブシロードの海外展開を牽引。新規プロジェクトに区切りがついたタイミングで退社を決意し、独立の道を選びます。
- 安定を捨て博士課程へ進学と独立: 2021年にRe entertainmentを創業して独立するとともに、早稲田大学の博士課程に入学。「足の裏の米粒」と言われる学術研究とビジネスの二刀流に挑んでいます。
- 「エンタメ社会学者」としての多角的な貢献: 事業家、研究者、政策アドバイザー(経産省など)、教育者という多領域を横断する立場を確立し、日本のエンタメ産業を自動車産業を超える規模にすることを目標としています。
💡 キーポイント
- キャリア選択の動機: 常に「壮大なお題」を与えられ、誰もやっていないことに挑戦し、仮説を立てて成功させるクリエイター的な思考がキャリアチェンジの原動力となっている。
- 専門性の確立: 専門領域がなかった初期キャリアにおいて、徹底したデータ分析と業界知識のキャッチアップにより、コンサルタントという立場を超えた専門的洞察を提供し続けた。
- 博士論文のテーマ: 自身の豊富な実務経験を基盤に、日米の「メディアミックス(トランスメディア)」のメカニズムを学術的に再解釈し、オリジナリティのある論を構築中。
- 現在の役割の重要性: ビジネス(実業)とアカデミア(研究)、政策決定の現場(行政)の知見を統合できる独自のポジションが、クールジャパン再起動を目指す日本のエンタメ産業の成長に不可欠であると認識している。
