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AIサマリー

📝 エピソード概要

本エピソードでは、山形・月山にある「月山ポレポレファーム」の2代目、奥山昇氏が、親から引き継いだコテージ事業を10年間で売上5倍に成長させた道のりを語ります。余生モードだった家業を立て直すため、奥山氏は単価アップに舵を切り、自らシンガポールや台湾など海外へ突撃営業を行いインバウンド集客を成功させました。また、真の富裕層は豪華な設備ではなく、経営者とのパーソナルな「雑談」や体験に価値を見出すという、独自の田舎経営論を展開しています。

🎯 主要なトピック

  • 家族経営からの規模拡大への転換: 両親が余生モードで運営していた年間売上2000万円規模のコテージを、10年かけて売上5倍の規模へと成長させる舵を切った。
  • 施設増加ではなく単価アップ戦略: 資本投下で施設数を増やすのではなく、既存のコテージを改修・グレードアップし、単価を上げる戦略で収益を伸ばした。
  • インバウンド誘致のための海外突撃営業: 2014年頃、東南アジアやオーストラリアの旅行代理店リストを基にメールを送り、現地に赴いて商材を直接売り込むという圧倒的な行動力を発揮した。
  • 家内工業からの組織化への苦悩: 家族経営によるルールの変動や、田舎ゆえの人材不足の中で、時間をかけて仕組み化を進め、家族経営からの脱却を目指した。
  • 富裕層が求める「雑談」の価値: お金持ちは最終的に「雑談」のためにお金を払うようになり、経営者は裏方作業ではなく、教養や知識を交換できる対話の時間を作ることが重要である。
  • 滞在型・体験型ビジネスへの注力: 施設内での雪遊びやアウトドア体験など、滞在時間を延ばすための工夫を凝らし、食事提供中心の旅館業とは異なる体験型ビジネスモデルを構築している。

💡 キーポイント

  • 地方での非連続な成長は、大規模な借入や投資ではなく、既存のアセットを活用し、残るお金(利益)を増やしていく小規模な回し方でも実現可能である。
  • 海外集客の成功は、インターネットで調べた情報に基づき、実際に現地に足を運ぶという、背水の陣で挑んだ粘り強い行動力によってもたらされた。
  • 組織化の過程では、家族内の合意形成や、地域の人材が不足する環境での仕組みづくりが最大の苦労点となった。
  • グローバルな富裕層との対話には、地政学、教育、そしてその土地固有の自然に関する知識といった「リベラルアーツ」的な教養が必要とされる。
  • 顧客と家族ぐるみの交流や、パーソナルな体験を提供することが、高単価なサービスを提供するための重要な要素となっている。