ポッドキャスターの仕事内容と、手放せない一台
修平さんの仕事は、ポッドキャストや動画配信、フォロワー5万人規模のインスタ運用、リール制作、Xでの発信、Discordコミュニティの運営と幅広いものです。
さらに横動画・縦動画の編集や、Zoom会議、地方創生の案件まで手がけており、デジタルとフィジカルの両方をバランスよくこなす働き方だと話します。
そうした仕事のなかで「これは手放せない」と言い切るのが、ラップトップ、つまりノート型パソコンのMacBookです。今回はその選び方とこだわりがテーマになります。
もともとガジェット好きになった入り口も、10年ほど前に秋葉原でMacBook Airを買った瞬間だったと振り返ります。リンゴのマークが光っているのがかっこいい、という理由だったそうです。
なんかかっこいいなっていう、リンゴのマークが光っててかっこいいなっていうね。
こだわりは108個?いや、たった1個だけ
選び方を語るにあたり、修平さんはまず「細かいこだわりが108個ある」と切り出しますが、すぐに冗談だと打ち明けます。
108もねえ、煩悩の数ほどねえよ。
実際のこだわりはたった1つで、それは自分が使っていて好きかどうかという点だと語ります。とても浅い基準に見えますが、浅いなりに意味があると強調します。
現在使っているのは、2023年11月に購入した14インチのMacBook Pro(M3チップ)です。購入から2年ほど経ったところだといいます。
14インチにたどり着いた理由。16インチは重すぎた
MacBookの選び方の軸は、修平さんにとって「使っている自分が好きか」「かっこいいか」、そしてコスト感だといいます。だからMacBookにこだわる必要はなく、他社製品でも自分がよいと思えればよいという立場です。
ただしMacBookは高いとも認めます。今回の一台も40万円ほどで、CPU ── パソコンの計算処理を担う中心的な部品。人の頭脳にあたり、性能が高いほど処理が速くなりますやストレージを盛ると値段が上がっていく仕組みです。
以前は16インチのMacBook Proを使っていましたが、出張時に重すぎて困ったといいます。新幹線のテーブルに載せると幅を超えてしまい、本体がしなるように感じることもあったそうです。
一方で14インチはリュックにすっぽり入り、新幹線でもパッと開いて使えるサイズです。女性には重く感じるかもしれないものの、修平さんにとっては今のところ14インチが適正なサイズだと話します。
重く、新幹線のテーブル幅を超えてしまう。持ち運びに難があった
リュックに入り、新幹線でもすぐ開ける。修平さんにとって適正サイズ
ProとAir、迷うほど近い性能差をどう考えるか
14インチが良いなら、より小さいMacBook Airでもよいのではという疑問が出てきます。Airには13インチと15インチがあり、修平さんもその選択肢に触れます。
最近はAirもチップが良くなっており、GPU ── 画像や映像の処理を得意とする部品。動画編集やグラフィック作業で性能を左右しますも向上しているため、ProにするかAirにするか迷うほどスペック差が小さい場面もあると認めます。
こだわりがないならAirで十分だと修平さんは言います。ただ、自分と同じような作業をする人であれば、Proにしておいた方がいいのではないかという考えです。
見た目もほとんど変わらず、違いはCPUの強さやバッテリーくらい。それでも余裕があるかどうかが大事だと繰り返します。
「余裕」とは何か。もっさりしない動作という価値
修平さんが言う「余裕」とは、作業中の細かなストレスがないことを指します。ブラウザをたくさん開いても重くならない、新しいアプリを開いてももさっとしない、といった感覚です。
Discordでの画面共有が遅くならない、パワポの資料が一杯になっても読み込みに時間がかからない、動画の書き出しがつまらない。そうした動作に余裕を感じるかどうかを重視すると語ります。
修平さんの現在のMacBookはメモリを36GB積んでいます。かつての標準は8GBでしたが、今はMacBook AirもProも16GBからのスタートに変わっているといいます。
その脳の強さみたいな8GBだったのが、ま、戦闘力みたいなもんですよ。
その16GBの倍ほどあるのが36GBという計算です。64GBや128GBまで増やす人もいますが、修平さんはそこまでは必要ないと考えています。
Intel機が壊れた経験から学んだ、余裕の大切さ
修平さんは36GBは多いかとも思ったものの、複数のブラウザやZoom会議、パワポを同時に動かすと余裕があってよかったと振り返ります。ビデオポッドキャストの編集でも、レンダリング ── 動画や音声のデータを、再生・書き出しできる形に処理すること。編集作業で時間や負荷がかかりやすい工程ですや解析がすっと終わる点を挙げます。
過去にはIntelチップ最後の世代の16インチMacBook Proを使っていた時期があり、作業のたびにファンが激しく回ったといいます。そして、ある時ついに煙を出して壊れてしまったと明かします。
MacBook 47万円とか出して買ったのに、最終煙出してプスんって言って壊れちゃって。
データも失われ、普段の作業にも余裕がなく、高い機種なのにもっさりして嫌だったと振り返ります。その後M1チップに変えて、サクサク動くようになったといいます。
この経験から、修平さんは奮発してでも少しいいグレードを買った方がいいと考えるようになりました。フリーランスの学校のメンバーにも同じことを答えているそうです。
テスラの加速に感じる「余裕」との共通点
仕事道具で一番大事なのはスマホとパソコンであり、毎日触るものにこだわるのは大事だと修平さんは言います。それは車好きの感覚と同じだと例えます。
3年ほど乗っているテスラのモデルYも、修平さんにとってはガジェットとして好きな存在です。パフォーマンスモデルで0-100キロ加速が3秒台と、SUVながら鋭い加速を持ちます。
その加速は普段は必要ないと本人も認めます。それでも高速の合流や追い越し、坂道でも踏ん張る感がなくすっと進むところに心地よさを感じるといいます。
別にいらないよ、そんな加速。うん。いらないよ。
ただし、テスラでなければその感覚が得られないわけではないとも付け加えます。国産のクラウンやプリウスにも良い車はあり、あくまで自分にとっての余裕の話だと整理します。
物理的な「余裕」もある。ポートとストレージの話
余裕は動作だけでなく、物理的な接続端子にもあると修平さんは指摘します。MacBook Proは両側にUSB-Cポートがあり、SDカードスロットやHDMI端子も備えているため、プレゼン時にそのまま挿せるといいます。
MacBook Airでもハブを付ければ拡張できますが、Airは片側にしか端子がありません。カフェでコンセントの位置が遠いときなど、両側に端子があると細かな不便を減らせるという話です。
ストレージについては、動画編集をする人ほど余裕が大事だと語ります。編集中にはプロキシメディア ── 元の重い動画を、編集しやすいよう軽く変換した代替データ。作業を軽くする一方で変換や保存に容量を使いますや作業ファイルがたまっていくためです。
4Kデータをそのまま扱うとCPUに負荷がかかり、遅く感じることもあるといいます。過去の動画も念のため置いておきたくなるため、保管容量が必要になっていくと説明します。
ストレージは最低でも1TBを勧める理由
修平さんは、ストレージは1TBあった方がいいと勧めます。256GBは写真や動画の保管容量としては心もとないという立場です。
自身は1TBを積んでいますが、細かく消していても現在8割ほど使っており、たまに「ストレージがいっぱいです」と表示が出るといいます。念のため残しておくファイルもあるためです。
容量が足りないと、クラウド契約をしてもデータが破損していたり、アップロードできていなかったり、出先でSDカードを忘れたりと、覚えることが増えて面倒だと指摘します。
だからこそ、ある程度パソコンの中に全部入れて完結させるスタイルが機材的には良いと結論づけます。がっつりフリーランスや副業で動画編集やクライアントワーク、AIまで動かすなら、36GBのメモリと1TBのストレージがあると余裕が出るという目安です。
いい機材が生む、仕事のモチベーションと信頼
何でも動けばいい、作れればいいという考えも修平さんは否定しません。納品や制作を進めることの方が大事だと認めたうえで、機材でモチベーションが上がることは自分にはあると語ります。
発注する側の視点も挙げます。ギリギリのスペックで作業している人より、機材にちゃんと投資し、カメラの予備やレンズを複数用意している人の方が、余裕を感じて頼みたくなるといいます。
ああ、なんかやっぱ余裕がある人に発注したいなって思うわけよ。
「パソコンが壊れて」「ストレージが足りなくて」と言う人より、そうしたところに余裕があり、その仕事をする自分を好きでいる人と一緒に働きたいと修平さんは話します。
最後に、休日のゆったりした話として紹介したと締めくくり、ガジェットの選び方について気になることがあれば何でも質問してほしいと呼びかけました。
まとめ
修平さんのMacBook選びの基準は「使っている自分が好きか」という一点に集約されます。その裏側にあるのは、動作・物理端子・保管容量のすべてにわたる「余裕」を持つことで、日々の仕事のストレスを減らし、モチベーションと信頼につなげるという考え方でした。
- 修平さんの唯一のこだわりは「自分が使っていて好きかどうか」で、機種はMacBookに限らなくてよい
- 14インチMacBook Proは持ち運びと画面のバランスが取れた適正サイズで、16インチは出張に重すぎた
- ProとAirの性能差は小さくなっているが、同じような作業をするなら余裕のあるProを勧める
- Intel機が煙を出して壊れた経験から、奮発していいグレードを買う方が余裕が生まれると考えるようになった
- 動画編集やAIまで使うなら、メモリ36GB・ストレージ1TBが余裕を持てる目安





