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本おたくとよもやま話『人びとの社会戦争』日本はなぜ戦争への道を歩んだのか
著者:益田肇
出版社:岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/book/b10144341.html
太平洋戦争へと至る日本の歩みは、一部の指導者や軍部の暴走だけが原因だったのか。
当時の普通の人びとの日記や資料を読み解き、彼らが日常のなかで繰り広げていた「解放」と「引き締め」をめぐる「社会戦争」の視点から、本当の戦争への道を突き進んだ背景に迫る一冊です。
「贅沢は敵だ」という標語の裏にあった「他者との違い」への反発や、大衆が能動的に戦争の空気を求めていった歴史。それらは、SNSでの対立や多様性へのバックラッシュが起こる現代社会とも構造が似ており、非常に考えさせられました。
対立を恐れて全体主義に同調してしまう心理の危うさや、個人主義の大切さなど、現代を生きる私たちにとっての教訓を深掘りしながら、よもやま話します。
【話すこと】
・えなりの今月の読書量は15冊、たかしおはZINE少々(もっと読みたい)
・軍部の暴走ではなく、当時の一般の人びとの目線から戦争への道を考察する切り口の面白さ
・当時の社会は「解放」を求める人と「らしさ」や規範を求める人が対立する「社会戦争」の時代だった
・「贅沢は敵だ」の本当の敵は「贅沢」ではなく、他人との「違い」だったという気づき
・人と違うことを規制される嫌な時代も「贅沢の禁止」と言い換えるとうまく聞こえる怖さ
・人間は権力闘争を繰り返すもの?豊島晋作さんのYouTubeから考える戦争の根本原因
・他者を変えたい、自分の思い通りにしたいという人間の根源的な欲求と戦争の関連性
・戦争は単純な「善と悪」では語れず、対話が通用しない無理ゲーな状況もある
・歴史は繰り返す?多様性の広がりとバックラッシュが起こる現代社会との類似点
・忠臣蔵など「武士らしく死ぬ」エンタメが当時の人々の心を捉え、人気を博した背景
・指導者たちは戦争を回避しようとしていたのに、国民側が先にアメリカとの戦争を覚悟していた
・対立を嫌悪し、一括りにされた規格の中で安心や安全を得ようとする心理の危うさ
・大正時代の自由な空気に不安を覚えた人たちが、全体主義的な「みんな一緒」を求めた
・個人主義が行き過ぎる懸念よりも、全体主義をどうコントロールし暴走させないかが重要
・急激な変化や不安が、戦争へのうねりを生み出す原因になる
・一人ひとりの小さな感情の集合が、戦争という悲劇を引き起こす要因になり得る
・古代ローマ皇帝のように、長い時間をかけて少しずつ変化を起こしていくことの重要性
・平和に生きるためには焦らず「ゆっくり歩くこと」も大切だという現代への教訓
▼関連エピソード
https://open.spotify.com/episode/0tkJinnUbx3xM9OEifRaQl?si=213zLdxkTpSw9MCsO9_BRQ
https://open.spotify.com/episode/1C5dYr42rHIuSr7alp7ljW?si=uGqfd20rQxSQwFOh6YWv4g
▼たかしおのZINE
https://takashio-book.stores.jp/items/6a3fc217b4efa2bfc275bdea
▼豊島晋作さんのYouTube
https://www.youtube.com/watch?v=kyf30bYMXXo
一言
一人ひとりの小さな不安や「みんな同じがいい」という同調心理が集まると、時に戦争という大きな悲劇を引き起こす「空気」になってしまう怖さがある
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【番組へのご意見・ご感想などはこちらから】
https://forms.gle/RE8URkPyLbRGPwNu5
▼エピソード使用楽曲
Nakazaki-cho/のる
ダウンロードサイト → https://dova-s.jp