数年越しの一念発起と、身バレNGの中年
「ポッドキャストをやりたい」と思ってから数年。sottoさんは一念発起して、ついに配信を始めたと切り出します。
お前誰やねんっていう話ですが、完全身バレNGでやってますんで、その辺りは追々紹介していこうと思います。
番組は、ミッドエイジクライシスを迎えた中年のおじさんが、世界のことわざや名言を紹介しながら日々感じることを吐露していく、という内容です。
番組名になった中国のことわざ
第1回で紹介することわざは、番組タイトルそのものである「和尚は逃げても寺は逃げない」です。
ただしsottoさん自身は、お坊さんでも住職でもなく、修道士でも牧師でも神父でもないと断ります。このことわざは中国のことわざのようだと話します。
この口ぶりからもわかるように、このことわざ、私の座右の銘にしてるとか、ずっと気に入ってるとかいった類のものではないんです。
むしろ、このことわざは番組名を決めるときに出会ったものでした。
Podcastersアプリと、番組名の決め方
sottoさんはPodcastersというアプリで配信を始めましたが、序盤の設定で番組名の入力を求められて悩んだと振り返ります。
あんまり馴染みがなくていい感じのワードがないかなと思って、外国のことわざだったら良いかなと調べたんです。
いくつか調べた中で、「和尚」というフレーズが良いと感じて決めたそうです。
「悲観しすぎるな」という励ましの意味
ことわざの意味は、和尚が逃げても寺は残るのだから、また新しい和尚を迎えればいい、というものです。つまり、失敗しても望みはある、悲観的になりすぎるな、という励ましだといいます。
sottoさんは、自分では慎重なだけのつもりでも、周りから「ネガティブ」と言われることが多いと明かします。
慎重なだけで周りがポジティブすぎると思うんですが、ネガティブだと言われることが結構あるんですね。
何の準備も調査もせずに敵陣へ突撃するような場面で、「はい、突撃します」と言うことが本当にポジティブなのか、と疑問を投げかけます。
一方で、自称ポジティブな人たちは楽そうに見えるとも感じるようになったといいます。悲観的になるのも馬鹿らしくなり、「なんとかなるさ」という感覚が良いと思うようになった、と話します。
この年になると楽に生きたいなと思うんですよ。
励ましにも呪いにもなる、もう一つの意味
このことわざには、もう一つの意味があるとsottoさんは続けます。
借金をしている人に逃げられても担保があれば安心、犯人に逃げられても根拠地を押さえておけば安心、というニュアンスです。
これがさらに転じて、人は自分が行った事柄の責任からは逃れられない、という意味に解釈する人もいるといいます。
つまり、同じことわざが立場によって正反対の意味を帯びる、という点をsottoさんは面白がります。
「安心、大丈夫」という励ましの意味になる
「決して逃れられない、安心できない」という意味になる
ただし出典元まではわからなかったとして、中国や中国語に詳しい人からの情報を呼びかけています。
コンセプトは後付けだった
番組のコンセプト、つまり「世界のことわざや名言を紹介しながら日々感じることを吐露する」というのは、実は後付けだったとsottoさんは明かします。
きっかけは、日本一のポッドキャスターである樋口聖典さんの言葉でした。
日本一のポッドキャスターの樋口聖典さんが、ポッドキャストで大事なのは続けていくことだって言われてたんですよね。
一人語りのフリートークではマンネリしてしまうし、大っぴらに配信できる一貫したテーマもない。悩んだ末にたどり着いたのが、ことわざだったといいます。
世界のことわざや名言まで含めれば数は無数にあり、知的探求心も満たせる、という理由です。
やっぱり芸術というのは制約から生まれるので、世界のことわざや名言を毎回一つずつ紹介するという足かせを自分に課して、ポッドキャストという芸術と向かい合う。
そう語ったあとに「ちょっとふざけすぎましたかね」と照れる、力の抜けた締めくくりでした。
後押ししてくれた人たちへの感謝
最後に、ポッドキャストを始めるにあたって後押しをしてくれた人たちを、概要欄で紹介すると伝えます。
自分には何の力もないとしながらも、その人たちの活動の後押しができればいい、と話します。
いつかコラボやゲスト出演などができれば嬉しいですね。
まとめ
番組名の由来である中国のことわざ「和尚は逃げても寺は逃げない」を入り口に、悲観と楽観のあいだで揺れる中年の心境と、番組を始めた経緯が語られた第1回でした。
- 番組名は、Podcastersアプリで番組名を決める際に外国のことわざを調べて選んだもの
- ことわざの意味は「失敗しても望みはある、悲観しすぎるな」という励まし
- 一方で「自分の行いの責任からは逃れられない」という、立場で反転するもう一つの意味もある
- 番組コンセプトは後付けで、「続けることが大事」という樋口聖典さんの言葉が背景にある
- 後押ししてくれた人たちへの感謝と、いつかのコラボへの期待も語られた
