
日本サッカートーク番組 fm105今回の話題
・W杯決勝スペイン戴冠と準決勝雑感
・Jリーグ開幕ムービーと育成論
・清水オーストリアキャンプ2試合
・昇格ライバル仙台/新潟の補強分析
W杯決勝、スペインが「魂のアルゼンチン」をねじ伏せて戴冠
W杯は準決勝の振り返りへ。市場価値1位のフランスがスペインに何もできず敗れ、3位イングランドを含む組織的な強豪を相手に、市場価値7位のアルゼンチンが劇的に勝ち上がる「能力と魂のぶつかり合い」に面白さを感じたと語る。南米の「いかにバレずにやるか」というダーティーさや、2年前のコパ・アメリカと比べれば今回はまだ穏やかだったという脱線も。そして決勝はスペインが圧倒。アルゼンチンは90分でシュート0本、魂だけで耐えたが及ばず、実質90分ドローという展開に「カーボベルデ実質優勝では」という冗談まで飛び出した。パウ・クバルシ(バルサ、183cm、19歳CB)ら次々に出てくるスペインの人材層に舌を巻き、「2050年入賞」の目標が急に遠く感じたとこぼした。
「世界は」ではなく「国による」、各国の歩みという視点
スペインの強さの分析から、「世界がこうだ」という一括りな言い方への違和感へ。スペインはシステムを何十年もかけて浸透させてきた国、イングランドはFA的サッカーからプレミア30年で今の形に、フランスは人種の融合と98年以降の歩みでたどり着いた国。それぞれが別々の道を歩んでおり、「世界も国による」というのが本音だと整理した。応援文化の話にも及び、小川航基が語っていたオランダ(海外)と日本の「サポーターから求められるものの違い」、賭けの対象として選手のミス一つに殺気立つ文化など、フットボールの多様性を語り合った。
Jリーグ開幕ムービーに宿る「解像度」と、自分ならどうするか
日本に帰れば「日本サッカーはここから」。収録日に合わせるようにJリーグの開幕ムービーが公開された。W杯敗退の朝から描き始めるしかない構成、ソファの後ろに掛かった遠藤航の古い3番ユニ、町野修斗や鈴木淳之介らのリアルな描写に「作り込みと解像度の高さ」を絶賛。おそらく磯部さんの仕事だろうと推測しつつ、「もしこの企画が自分(タケパン)に来ていたら」という思考実験へ。完成された世界観を前に「自分ならやらない、やるべきではない」と考えつつ、「解像度の薄い仕事を良くしていく作業を4年間やっていきたい」という自身のスタンスも語った。
川端さんに学ぶ、10年20年スパンの育成論
話題は「日本サッカーはなぜ強くなったか」へ。川端暁彦さんがインタビューで語った「高円宮杯などで各年代が週1でリーグ戦をやる仕組みができて十数年、それが当たり前の世代がA代表になって結果が出た」という答えを紹介。トーナメント主流の時代から真剣勝負の数を増やすリーグ戦文化への転換が、今の礎になっているという見立てに深く共感した。エリートに選ばれなくても高校・大学という「謎の育成組織」で拾い上げられる日本の二重三重の構造の強さにも触れつつ、「すぐ結果が出る施策を押し付ける人が多い」という川端さんの姿勢に、蹴球眼鏡好きとしての愛着もにじませた。
清水エスパルス オーストリアキャンプ、ジャーメイン 良が量産
J1は清水のオーストリアキャンプ2試合をレビュー。Jリーグの補助金事情にも触れつつ本題へ。1試合目はウクライナ1部のポリッシャ・ジトミールに3-1。北川航也が今季初ゴール(木下康介のクロスをボレー)を決め、新加入のジャーメイン 良が2得点。木下康介とオ セフンの併用、ディエギーニョ(新加入アンカー)のセットプレーの質にも注目した。2試合目はドイツ2部カールスルーエSC(福田師王が主力組で登場)。梅田透吾のキック精度と守備の不安、須貝英大(京都から加入)の攻撃面の良さ、藤井智也の左ウイングの充実、そしてジャーメイン 良の「スーパーじゃないゴールのうまさ」を高く評価。国學院大内定の辻友翔が単独ゴールを決めるなど若手の躍動もあり、攻撃陣の厚みに期待を寄せた。守備陣は補強がなく若干不安との見立ても。
J2昇格ライバル分析(1)ベガルタ仙台、得点源が分散した盤石軍団
ここから湘南のJ1昇格を占う、J2ライバルの補強分析。まずは百年構想リーグ総合優勝の仙台。岩渕弘人・武田英寿・鎌田大夢(チーム最多アシスト)・菅田真啓・五十嵐聖己と得点源が人に依らず分散しているのが強みで、対策が取りにくいと分析。そこへセレッソから中島元彦、藤枝MYFCから浅倉廉(静岡学園→拓殖大、狭い場所で前を向くのが抜群にうまい)を補強。「本気で取りに来た」2枚で、枚数は多くないが盤石で安定感があると高評価。中島が百年構想リーグで結果を出せるかは見どころとした。
J2昇格ライバル分析(2)アルビレックス新潟、船越体制で昇格の本命に
続いて、湘南より順位が上(7位)で予算・動員規模も大きい新潟。育成年代を長く見てきた船越優蔵監督のもとで7位まで押し上げており、昇格の可能性が非常に高いライバルと警戒。補強の目玉は桑山侃士(町田から、184cm前線のターゲット)と前田椋介(愛媛から、元水戸・福島、経験豊富な10番タイプ、28歳)。さらに鹿島の育成組織出身で年代別代表歴のある佐藤海宏(19歳SB)が期限付き移籍を延長。ジャイアントキリングされないための地力が備わってきたと見立てた。番組では「どこを調べても苦戦しそう」と、昇格争いの厳しさを実感していた。
その他の移籍とSHIBUYA CITY FCの久々の白星/エンディング
J2のビッグニュースとして、浦和を退団した安部裕葵がFC今治へ完全移籍(バルサBを経験、長谷部監督のもとで再びの輝きに期待)。地域リーグは、タケパンが現地観戦したSHIBUYA CITY FCの試合。鈴木友也のヘディング(コーナーから)で先制するも追いつかれPKで同点、残り5分で吉永昇偉のクロスを笹森が逸らし半田ゲンヤが押し込んで2-1。2ヶ月半ぶりの勝利を喜んだ。順位が近い相手には全部勝っていきたいと語りつつ、上位の強さや東京ユナイテッドFCの好調にも触れ、次回は磐田とのプレシーズンマッチのレポートを予告して締めた。
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