サンリオキャラクター大賞2026とは
収録は結果発表当日の夜。ユッケとかんは、発表のYouTubeライブを二人のLINEで実況しながら見ていたそうです。かんが白熱するあまり「野球の応援をしている人ぐらいのテンション」になっていたと、ユッケが笑いながら振り返ります。
今年の総得票数は過去最多の7,064万7,379票。昨年比112%という盛り上がりです。二人は「日本の人口はどのくらいだっけ」と話しつつ、毎日投票できるシステムなので、7,064万人が投票したわけではなく、ファンが繰り返し投票した結果だと確認していました。
昨年はポムポムプリンが1位となり、シナモロールの連続1位記録が途切れました。ただし今年はポムポムプリンが周年。「本来は周年で1位にしてあげたいはずなのに、去年先に取っちゃって大丈夫だった?」と、二人はプリンファンの心境を心配していました。
はぴだんぶいの勢いとペックルのモメンタム
今年の上位10位で二人が注目したのが、男の子ユニット「はぴだんぶい」の存在感です。
結成前の2019年、上位10位以内にいたはぴだんぶいメンバーはタキシードサムとポチャッコだけでした。それが今年は、9位ハンギョドン、8位タキシードサムなど複数がランクイン。ハンギョドンは2019年の18位から大きく順位を上げており、ユニット化による「V字回復」が実際に効いていると二人は分析します。
そして最大の驚きが、6位に入ったあひるのペックル。2019年は23位、昨年は初めて10位入りし、今年一気に6位まで来ました。ユッケが「正直タキシードサムやハンギョドンより上とは思わなかった」と語ると、かんが仮説を提示します。
去年初めて10位入りしたことで、ペックルオタクは「自分たちの手で推しを引き上げられる」という実感を得たと思う。この国の政治は自分たちの一票で変えられる、みたいな。
その成功体験が「これマジでいけるんじゃない? 行くとこまで行こう」という強い勢い=モメンタムを生んだのではないか、というのがかんの見立てです。指原のオタクにも同じ現象があったと重ねます。
実は3位ポチャッコと6位ペックルの差は約90万票。2位シナモロールと3位ポチャッコの差の大きさに比べると、ひっくり返せる可能性もゼロではないと二人は盛り上がります。ユッケは「じゃあペックル、再来年らへんに恋するフォーチュンクッキー歌ってる可能性ある?」と冗談を飛ばしていました。
安定のトップ勢と犬人気
上位陣の安定感も話題に。5位ハローキティは、昨年の最終順位も速報も中間発表もすべて5位という「オール5位」。他キャラの勢いが凄まじい中でこの数字を維持しているのは本当にすごい、と二人は感嘆します。4位のクロミも去年から変わらず4位で安定していました。
ユッケが特に感動していたのが、クロミの受賞コメントです。
「あたい史上最強、最高のあたいを目指してこれからも頑張るよ」って言ってて。周りにこんなに魅力的なキャラがいる中で、常に見てるのは過去の自分だけ。周りと比べないクロミの気持ち、しかと受け取りました。
そしてトップ3。1位ポムポムプリン、2位シナモロール、3位ポチャッコと、昨年とまったく同じ結果になりました。ここで話題になったのが「上位3位がみんな丸い犬」という共通点。昨年もこのポッドキャストで同じ話をしており、LINEニュースの見出しでも同じ指摘がされていて「進研ゼミでやったところだ」状態だったと笑います。
プリンとシナモンの1〜2位争いは激しく、速報の最初は実はシナモンが1位、プリンが2位だったそう。それを最終的にプリンがひっくり返して1位に返り咲いています。二人は、速報を見たプリンオタが焦って投票を頑張り、シナモンファンも負けじと票を積み、結果として上位の得票数が吊り上がっていったのでは、と推測していました。
ヨシキティを基準に見る躍進キャラ
かんが昨年から提唱している「基準となるキャラクター」がヨシキティです。
ヨシキティに投票する人の分母はそう変わらないはず、という前提のもと、その順位変動を見ると全体の勢いがわかるという理屈です。昨年より順位を下げていたことから、それだけ多くのキャラが今年追い上げてきたと二人は読み解きます。
躍進の背景にあると二人が挙げたのが、平成リバイバルのブームです。ジュエルペット、ボンボンリボン、シュガーバニーズといった、パステルカラーでキラキラした造形のキャラが、めじるしアクセサリーやボンボンドロップシールと相性よく人気を集めたと分析します。
かんが推す「マシュマロみたいなふわふわにゃんこ」もヨシキティより上の順位に。発表直前のキーホルダーシリーズでこの子だけ発売日に売り切れたため、かんは「今回すごいんじゃない?」と期待したものの、思ったより悔しい結果だったと語ります。
そこから盛り上がったのが「名前が長すぎる問題」。上位キャラはプリン、チャコ、クロミなど名前が短いのに対し、「マシュマロみたいなふわふわにゃんこ」は説明的すぎる、と二人は指摘します。まだそこまで浸透していない今こそ改名のダメージが少ない、というかんの提案から、「マシュニャン」という案まで飛び出しました(もちろん二人に改名の権限はありません)。
かんの推しキャラと野良猫ランド
かんが今年投票していたのは、シュガーバニーズ、マシュマロみたいなふわふわにゃんこ、そしてタライグマのランドリー。ランドリーは他のメンバーから「え?」と言われるほどのマイナーキャラですが、かんが好みそうな造形として期待も背負っていたそうです。
結果はというと、昨年77位から今年81位へと4ランクダウン。順位を上げる素材(グッズ展開やコラボ)が何もない、とかんは冷静に分析します。ここから、名前が「ランドリー」なのだから「どこかクリーニング屋やコインランドリーが拾ってくれないかな」という妄想が広がり、「脱サラしてコインランドリー始めようかな」という迷言まで生まれました。
この日いちばんの盛り上がりが、11位に入った「野良猫ランド」です。
サンリオフェスのグリーティングやライブで、3匹がいきなり組体操を始めたり、一匹が寝ていて周りが起こしたりと、自由でSNS映えする動きを連発。ライブでは客席通路で「ありえないぐらいキレのいい動き」を見せ、しかも横から見ると「安い寝袋ぐらい」に薄い着ぐるみだったというシュールさも話題になりました。かんはこの雰囲気を「令和のトニセン」と表現します。
この野良猫ランドのバズが先月なら、もっと順位いってたと思う。
放送初期にバズれるかどうかが順位を左右するという点も、二人は日プになぞらえていました。
うさぎの新ユニット「チアリステイルズ」
ユッケが最も注目していたのが、今年結成されたうさぎの女の子4人組ユニット「チアリステイルズ」です。メンバーはウィッシュミーメル、マロンクリーム、ボンボンリボン、ウサハナ。ある日いきなり公式Xが立ち上がり、結成が発表されたそうです。
二人はこの4匹を「キャラが被っていない」と評価し、アイドルグループになぞらえて役割分析をしていきます。
| メンバー | 順位 | 二人の見立て |
|---|---|---|
| ウィッシュミーメル | 16位 | 象徴的なセンター格。デビュー当時から安定した人気 |
| ウサハナ | 17位 | もう一人のセンター格。シュールで少しサブカルな雰囲気 |
| マロンクリーム | 21位 | 年長のお姉さんキャラ。精神的支柱 |
| ボンボンリボン | 30位 | 最年少(マンネ)枠。次世代育成的な立ち位置 |
ウィッシュミーメルは郵便屋さんのうさぎで、デザイナーはシナモロールと同じ奥村みゆき氏。二人は「立命館大学との産学連携」「留学経験」といった設定を見つけ、「学歴があるうさぎ」と盛り上がっていました。
ウサハナについては、公式イラストで一人だけ「何かを企んでいるような顔」に見えたことから、ユッケは「サブカル枠なのでは」と推測。かんは色味の派手さから「クラスの中心人物っぽい元気な子」と見ており、二人の見立てが微妙に分かれるのも面白いポイントでした。
マロンクリームは「グループに一人いる、作画が少し違うお姉さんキャラ」。年齢設定ではマロンクリームとウサハナが約15年離れているという発見もあり、かんは「運営とのスケジュール調整もマロンクリームがやってる」「みんなのメンタル管理もしている」と、勝手な設定を膨らませて楽しんでいました。
ボンボンリボンとマロンクリームのデザイナーが同じ(4代目がウサハナのデザイナーでもある)という発見もあり、二人は「同じ学校出身みたいな感じ」「広島アクターズスクール出身みたい」とアイドル文脈で盛り上がっていました。
来年の注目ポイント
二人が来年に向けて注目するポイントは大きく3つ。
まず、チアリステイルズの4匹が今年16〜30位に固まっていること。かんが期待するシュガーバニーズが、めじるしなどの人気で単体で急上昇してくる可能性もあり、20位付近は「団子状態」で波乱が起きそうだと予想します。
次に、来年はシナモロールの周年。今年のサンリオフェスで発表された新曲が、クラブで流れそうなサイケな曲だったこともあり、「シナモンオタクはさすがにやるでしょう」と二人は見ています。
さらに、けろけろけろっぴが40周年。はぴだんぶいメンバーでもあるため、ユニット内での「ご祝儀票」があればトップ10入りも狙えるのでは、と期待を寄せます。ただしその場合、うさぎ勢の順位争いはより厳しくなる、というトレードオフも指摘していました。
まとめ
今回の回は、順位表を「アイドルのランキング」として読み解く二人ならではの視点が全編を貫いていました。ペックルの躍進を「ファンのモメンタム」で説明し、はぴだんぶいのユニット効果を数字で追い、新ユニット・チアリステイルズには各メンバーの役割まで割り振る──キャラクターを一人のアイドルとして愛でる姿勢が、結果発表を何倍も楽しくしています。
順位そのものより、その裏にあるファンダムの心理や運営の戦略を想像すること。それがサンリオキャラクター大賞をより深く味わうコツなのかもしれません。来年の周年ラッシュに向けて、要注目です。
- 2026年のトップ3はポムポムプリン・シナモロール・ポチャッコで、昨年同様「みんな丸い犬」だった
- あひるのペックルが6位に躍進。かんは「去年10位入りした成功体験がファンのモメンタムを生んだ」と分析
- はぴだんぶいはユニット化以降、複数メンバーが順位を上げV字回復に成功している
- 平成リバイバルやめじるしアクセサリー人気を背景に、ジュエルペットやシュガーバニーズなどが躍進
- うさぎの新ユニット「チアリステイルズ」に二人が注目し、各メンバーの役割をアイドル目線で分析
- 来年はシナモロール25周年・けろっぴ40周年で、順位争いはさらに白熱しそう
