📝 エピソード概要
本エピソードは、ヤンヤンと樋口が、技術習得と自己肯定感という対照的なテーマで展開するショート雑談です。自己肯定感の低さから成長を実感できないヤンヤンに対し、樋口は技術習得を純粋な「パズルゲーム」として楽しむ姿勢を共有します。
特に樋口の3Dプリンター体験を通じて、無から有を生み出す創造主の感覚から一転、日常生活にあるネジ一本にも人類の叡智と技術の最適化が詰まっていることに気づき、既存技術への深いリスペクトを語ります。技術が「空気」となってその価値が見えなくなる現象を含め、技術と人間、そして歴史との関係性を考察する回です。
🎯 主要なトピック
- 技術を高めることと自己肯定感の対比: 自己肯定感が低いヤンヤンは、客観的な成長は認知しつつも主観的に達成感を得られないと吐露。一方、樋口は技術習得を自己肯定感とは無関係な「パズルゲーム」として楽しんでいることを説明する。
- 3Dプリンターによる「創造主」体験: 樋口は3Dプリンターで無から物質を造形し、一時的に「神(創造主)」になったような万能感を味わう。また、ヤンヤンが「禁断の仏像」を作りたいというアイデアも浮上した。
- 既存の製品と技術への深いリスペクト: 3Dプリンターの材質的な限界に直面した樋口は、100円均一で売られているネジやボルト、陶器などの既製品の最適化された機能と、それを生み出した人類の技術史の偉大さに感動する。
- 技術が「空気」になる現象: 技術が社会の前提として浸透すると、その価値を意識できなくなり「空気」と化してしまう。その価値は失われて初めて認識できるという、技術と人間との関係性を考察する。
- 現代知識の脆さ: 現代の知識や能力は、文明の前提(鉄やネジ、社会構造)があって初めて成立しており、もし原始時代に戻ったら何もできないだろうという、文明への依存性と謙虚な視点を共有する。
💡 キーポイント
- ヤンヤンが抱える「自己肯定感の低さ」は、技術の向上という現象とは独立した、彼を構成する個性の一部である。
- 技術習得は「向上心」のためだけでなく、純粋に「パズルを解く」こと自体に喜びを見出すモチベーションでも推進され得る。
- 3Dプリンターという最新技術を試すことで、かえって長年の人類の積み重ねである材料工学や規格化(ISOなど)の重要性、そして日常品の最適化の凄さが浮き彫りになった。
- 我々が当たり前に使っている技術や製品は、人類史の中で最適化され尽くした結果であり、その価値は普段意識されない「空気」のような存在である。
