📝 エピソード概要
本エピソードでは、大人が「停滞感」から抜け出し、真に学びたいことを見つけるための動機と方法について議論されています。日本のリカレント教育推進の背景から、学び直しの定義、そして自身の純粋な興味関心や現状からの脱却が学習意欲につながることが語られました。
特に、小笠原氏が具体的な未来志向の学びとして「アースデザイン」という新しい大学コースを提案。衛星データやAIの活用、そして芸術的視点を用いて100年後の地球をデザインするという構想を通じて、これからの時代に必要な創造的な学びのあり方を深掘りしています。
🎯 主要なトピック
- 「学び直し」の定義と社会背景: 過去の過ちを正す意味合いではなく、知識のアップデートや追加を指す「学び直し」という言葉の妥当性を議論。日本の学習機会の少なさを背景に、国がリカレント教育を推奨している現状に触れた。
- 学びによる環境変化の機会: 大学進学率が低かった世代にとって、学び直しは再び「学びのレール」に乗る機会であり、それによって現在の生き方や環境を変えるきっかけになり得ることを考察。
- 興味関心に基づく学びの探求: 仕事直結ではなく、趣味(映画評論のライティングや漫画の評価)を深く掘り下げ、アウトプットまで持っていくことが、働く大人にとって強い学びのモチベーションとなることを確認した。
- 新しいコース「アースデザイン」構想: 衛星データ、AIの利活用、そしてGX(グリーントランスフォーメーション)を組み込み、100年後の地球の姿をデザインするという、科学と芸術を融合させた革新的な大学コースを提案した。
- 学びの原動力としての現状からの脱却: 学ぶ意欲は、単なる興味だけでなく、現状の環境や状況に満足せず「変えたい」という強いネガティブな感情からも生まれるという視点を提示した。
💡 キーポイント
- 「学び直し」は、過去の学びを否定するのではなく、時代の変化に応じて知識をアップデート・追加し、自身のキャリアや人生を豊かにするための能動的な行為である。
- 理想の学びは、単位取得や学位が目的となるだけでなく、自分の純粋な興味関心を突き詰め、体系的に知識を深めることにある。
- 小笠原氏が構想する「アースデザイン」は、悲観的な未来予測を打ち破り、データサイエンスとデザイン思考で未来をリデザインするという、次世代の責務を果たすための学びのモデルとなる。
- 学びの動機は多様だが、「現状を変えたい」「今の状況を嫌がる」という強い感情が、新しい環境や知識を得るための強力な推進力になり得る。
- 高等教育機関は、既存の枠組みに囚われず、学生や社会人が本当に学びたいテーマ(自在に学ぶ)を提供できる柔軟性を持つべきである。
