ChatGPTヘルスケア機能、順番待ちでも試したい理由
今週のトピックの1つ目は、ChatGPTのヘルスケア機能の登場です。現在は順番待ち制ですが、健康相談にChatGPTを使う人はすでに多いと話されています。
あの、めちゃくちゃ多いらしいんですよ。なんか2億人ぐらいがしょっちゅう聞いてるみたいな。
ハヤカワさんは、ヘルスケア用途で使うことに慎重な面もあると打ち明けます。かつて婦人科系の仕事に関わっていた経験から、判断を鵜呑みにしないよう気をつけているそうです。
結局ハルシネーション[[ハルシネーション::AIが事実と異なる内容を、もっともらしく生成してしまう現象のこと。]]が起きた時、判断できないじゃないですか、こっちは。
一方で、風邪の初期症状からのリカバリー相談のように、最終的な医療判断ではない使い方には相性がよいとも話しています。実際に、毎週2億3000万人がChatGPTで健康について質問しているというデータも紹介されました。
usutakuさんは、病院で質問されると尋問されている気分になるタイプだと明かし、事前にChatGPTへ聞いておく使い方に可能性を感じています。
なんか少しでも不安が(減る人が)減るといいですよね。迷ったら救急車使うべきですけど、そうじゃない時とかにちょっと聞いてみたりとか。
「どの科に行けばいい?」を解決する使い方
ハヤカワさんが一番便利だと感じているのは、症状はあるものの、どの診療科に行けばいいかわからないケースへの相談です。
なんか一番私が便利だなって思ったのが、なんかこの症状の時、どの医者行ったらいいかわかんないケース。
肩こりがひどくて頭が痛いときや、自律神経、低気圧による頭痛など、行き先に迷う症状は多いものです。ハヤカワさんは、医療機関にかかりやすくするニュアンスの機能であれば歓迎だと話します。
なんかMBTIとか診断する前に、自分の症状入れて何科に行くべきか診断した方がいいですよね。
さらにハヤカワさんは、健康診断の結果を深掘りする使い方も挙げます。自身はコレステロール値が非常に低く、一見よさそうに思えても血管がもろくなりやすいと知ったそうです。
その結構この健康診断の結果ってただバーって出てきて、はーん、そっか、みたいになっちゃうじゃないですか。なんかそれを深掘りしていくのにすごくいいかもね。
usutakuさんは人生初の人間ドックがほぼオールAで、ダニとスギのアレルギーが判明したくらいだったと振り返ります。海外でお腹を壊さないほど胃腸が強く、根本的に丈夫な体質かもしれないと話しました。
iPhone連携と、日本ならではの「オマ環」事情
今回のヘルスケア機能では、iPhoneのヘルスケアアプリなどと連携できる点が紹介されました。歩数や体重をもとにしたアドバイスが、今後受けられるようになるかもしれないと話されています。
使うにはウェイトリスト制で、ChatGPTヘルスケアと検索し、OpenAI公式のページから登録しておく必要があります。
登録しておくと多分先に使えるようになるので、興味ある人は登録しておいてください。
ハヤカワさんは、Google傘下のヘルスケアブランドFitbitとGeminiの連携にも期待を寄せます。理論上できるはずなのに実現していないと、もどかしさを口にしました。
一方で、日本では使える機能が海外より遅れがちだという話題にもなりました。ChatGPTの1年間の振り返り機能が、日本語UIに表示されたのに使えなかった例が挙げられます。
オマ環[[オマ環::「お前の環境(が原因)」の略。特定のユーザーの環境でだけ問題が起きる状況を指すネットスラング。]]と言われてるやつですね。お前の環境だと使えないっていうやつがありますけど。
Claude Skillsとは何か、そして誰が使えるのか
2つ目のトピックはClaude Skillsです。ハヤカワさんは「ミリしら」だと前置きし、usutakuさんが解説する形で進みました。
usutakuさんによると、Claude SkillsはClaudeやClaude Code上で特定のタスクをこなすために必要な、材料をひとまとめにしたパッケージのようなものです。
その時にこのファイルを参照して、これを読んで、これを読んで、みたいなのを一連のまとめにして、AIがすごく読みやすい形にしたっていう、このClaude Skillsっていうフォーマットがあるんですよね。
以前はプログラミングの知識がないと作れませんでしたが、12月からChatGPT上のUIでポチポチ作れるようになり、少し民主化したと紹介されました。usutakuさん自身も、Excelやスライドの図解を自社フォーマットで作るのに使い、再現性が上がったと感じたそうです。
ワークフローの登録に近いのかと問うハヤカワさんに対し、usutakuさんは、フローというより材料をボンと入れておくイメージだと補足しました。
フローっていうより、なんか材料をなんかボンって入れとくみたいなイメージですかね。
MCPとの違いについては、MCPがサービス全体のイメージなのに対し、Claude Skillsは一連のファイルのイメージだと整理されました。ただし、初心者向きではなく、上級から中上級に少し降りてきた段階だと話されています。
使いこなしのカギは「自分の仕事を言語化できるか」
ハヤカワさんは、SkillsのようなツールでつまずくのはAI側ではなく、むしろ自分の業務の理解だと指摘します。
結局何が難しいって、そのやりたいこととか、普段繰り返しやってることとかを言語化して把握してないと活用しづらいですよね。
この作業が多い、これを参照するとクオリティが上がる、といったコンテキストの勘所がないと、活用は意外に難しいといいます。業務フローや普段の仕事内容の理解がすごく問われるというのが、SNSで活用例を見てきたハヤカワさんの実感です。
usutakuさんは、この日の放送は目の前で試せない事例が多かったと反省しつつ、Claude Skillsはまだ一般の人には少し早いと補足しました。
Claude Codeのサブエージェントを試してみた
話題は、usutakuさんが最近試したClaude Codeのサブエージェント機能に移ります。Claude Codeは、パソコン内部のターミナルからClaudeが勝手に動いてくれるツールで、エンジニアからの支持が厚いと説明されました。
サブエージェントは、Claude Codeの中で役割を分けて並列に動かせる仕組みです。マーケ担当、UI/UXデザイナー担当、デバッグ担当のように分けられると紹介されました。
メインの会話の履歴を保ったまま、他の(作業を)バグとかに直したりできるんですよね。
メインの履歴のまま別のバグを直すと、本流の話を忘れてしまう問題があります。ハヤカワさんはこれを「コンテキストが汚染される」と表現し、usutakuさんもサブエージェントに振ればコンテキストの量を短縮できると応じました。
サブエージェントは色分けができ、青、紫、黄色、緑、ピンク、赤といった複数の色のエージェントが並列で動く様子が「ちょっと可愛い」と語られます。
ハヤカワさんは自身がClaude Codeを食わず嫌いしていると明かしつつ、周囲のエンジニアはClaude Code派が圧倒的に多いと話しました。
ちょっと開発してみないものあるなって方は、ぜひ私のように食わず嫌いせずClaude Code使ってみてください。
AIツールで遊ぶアキネーター、そしてGrokの治安
usutakuさんは、知らないAIサービス名を聞かれても、めちゃくちゃ触っている風に振る舞う遊びが面白いと持ちかけます。この「知ったか喋り」を今度の公開収録でやろうと盛り上がりました。
そこから、AIツール当てのアキネーターのようなゲームができるのではという話に発展します。画像生成の癖などを質問で当てていく形です。
画像生成をすると黄ばみますか?って。
話題は、画像生成にまつわるGrokの問題に移ります。ハヤカワさんは、Grokで人物写真を意図的に露出の高い姿にして、X上でわざと見えるように投稿する行為を強く批判しました。
別にそもそも極端な話、画像をアップしてる時点で、誰かの手元で(不適切に加工)させられることは別にあり得るじゃないですか。そもそもリスクとして。
画像を上げた時点で悪用リスクは存在するとしつつ、それをわざと公開する人と、それを提供するX側の姿勢に問題があるという指摘です。ToCサービスの運営者はおもちゃにされるのを受け入れるしかない、という深津さんの発言も紹介されました。
堀江貴文の「知名度」戦略への再評価
話題はイーロン・マスクやサム・アルトマンのSora動画に及び、usutakuさんが堀江貴文さんについて熱く語り始めます。きっかけは、堀江さんとサイバーエージェントの藤田さんが対談した『心を鍛える』という本でした。
usutakuさんは、二人の生い立ちから語られる点が面白いと話します。堀江さんが幼少期に馴染めずパソコンを買ってもらい、中学でコードを書けるようになったエピソードなどが印象に残ったそうです。
usutakuさんが特に注目したのは、堀江さんが一貫して知名度の重要性を語っている点でした。ライブドア時代のフジテレビや日本放送をめぐる事件も、この文脈で語られたと紹介されます。
基本的には知名度があったやつが勝ちだと。でもライブドアのURLをテレビにバーン載せたらいいよねっていうことがしたかっただけなんだ。
最近のいじられ方も、知名度が上がればOKという一貫した考えに基づくのではないかとusutakuさんは解釈します。面白いことを自由にやろうという姿勢を貫いている人だと、改めて評価していました。
麻雀が教えてくれる「降りる」技術と経営
ハヤカワさんは、藤田さんの著書『勝負眼』を読んで、麻雀をやったほうがいいという学びを得たと話します。学生時代にカヤックでインターンした経験からも、人狼と麻雀の大切さを感じてきたそうです。
麻雀で重要なのは、勝てるときに勝ち、勝てないときは負けないようにする「ベタ降り」だといいます。この「降りられるか」という感覚が経営にも通じると語られました。
そこからハヤカワさんは、今年の目標として「祈れるようになりたい」と宣言します。やれることをやり尽くしたら、それ以上動いても無駄だという考えです。
もうやれることはもう全部やったし、もう変数は私にないって状態になったら、もうそれ以上動いてもむしろ逆効果だと思うんですよね。
ハヤカワさんは、自分に変数がある出来事と、そうでない出来事を見極める必要があると話します。コントローラブルじゃないものをコントロールしようとすると疲れるというのが、その理由です。
この話は、エージェントによる開発とも重なります。エージェントに任せて待つ「祈りの時間」が増えたという実感が、二人の間で共有されました。
一日開発をしたはずなのに、まだ日が落ちてないっていう。
福本作品と漫画から経営やメンタルを学ぶ
麻雀の話は、福本伸行作品の話へと広がります。ハヤカワさんは高校時代の3年間、福本作品しか読んでいなかったと語り、コスプレやオフ会での麻雀の思い出も披露しました。
ハヤカワさんは、自分が経営を学んだのは去年のドラクエとカイジだと話します。ドラクエは職業システムがパーティー編成の比喩になりやすく、人事系の話で使われやすいそうです。
全員同じ職種というか、同じ強さ、強みだと、パーティーが破綻するんですよ。
カイジからは、メンタルや心持ちを学んでいるといいます。ハヤカワさんはパソコンにカイジのステッカーを貼るほどで、好きなセリフも挙げました。
カイジのセリフで「望みに沿うのが気持ちのいい人生ってもんだろ」っていうのがあるんですけど、いや、ほんまそれやなって思って。
usutakuさんも福本作品に詳しく、『銀と金』や『最強伝説黒沢』が好きだと明かします。一方で、高校時代に『闇金ウシジマくん』を読んだせいで、金融機関からの資金調達が怖くなり自己資本経営をしていると笑いを誘いました。
ハヤカワさんは、難しい概念を特定の漫画に例えて説明してもらう使い方も紹介します。開発系の用語をドラクエで例えてもらったら理解が進んだそうですが、ドラクエの例えは中高年男性にしか通じにくいため封印しているとのことです。
服のシミ取りが一番おすすめ、生活に馴染むAI活用
最後に、ハヤカワさんが最近おすすめの「しょうもない」AI活用として挙げたのが、服のシミの取り方の相談です。
服のシミの取り方の相談が一番いいChatGPT。マジで。
シミ取りは要素が多く、判断が難しいとハヤカワさんは説明します。服の素材、ついたものの質、経過時間、いま使えるものという4つの条件を、まとめて考慮する必要があるためです。
光沢のある服は濡らすと「輪ジミ」になり、状況によっては触らないほうがよい場合もあるといいます。ハヤカワさんは、タグや服の写真を撮り、出先で洗剤が使えない状況などを伝えて相談しているそうです。
似た使い方として、賞味期限切れの食品を食べていいかの相談も挙がりました。ハヤカワさんは、室温に放置した牛乳をこれまでは飲んでいたものの、今はAIに毎回止められると語ります。
逆にAIがその、「いや、それはね、いけるよ」っていう時ってなくないですか?責任取れないんだからさ。
usutakuさんは、これは判断というより道徳観を仕分けているだけではと指摘します。ハヤカワさんも、諫めてもらうことに意味があると応じました。
英会話プロジェクトと、ちょっとした疑問を引く習慣
ハヤカワさんは、今年は英会話を頑張ろうと、ChatGPTのプロジェクト機能を英語学習用に作ったと紹介します。目標や好きな英語圏のコンテンツをプロンプトに丁寧に入れておくのがポイントです。
英会話でわからなかった単語を入れると、ネイティブとの会話で使える平易なイディオムや構文を複数提示してくれるといいます。学術的すぎず、シチュエーションが思い浮かぶものが出てくる点が便利だそうです。
GPTsではなくプロジェクト機能を使う理由は、会話履歴を一か所にまとめられることと、トップからアクセスしやすいことだと話されました。
usutakuさんは、ラーメン屋で食券が主流な理由を疑問に思い、ChatGPTに聞いた体験を語ります。前払いの食券制は、最初にトッピングを全部決めるラーメンの形式と相性がよいという答えが返ってきたそうです。
その紙幣のところに小銭1個入れちゃっただけで、そのお店の経営が止まるわけじゃないですか。それやべえなと思って。
ハヤカワさんは、こうしたちょっとした疑問を気軽にAIに引く使い方こそ、一番生活に馴染むと締めくくりました。ちょっとした疑問はぜひAIに引いてみてくださいという一言に、二人の実感がにじみます。
まとめ
ChatGPTのヘルスケア機能やClaude Skillsといった新機能の話から始まりつつ、麻雀や福本作品、そしてシミ取りまで話題が広がった回でした。最新ニュースよりも、日々の生活に馴染む具体的な活用事例に多くの時間が割かれています。
- ChatGPTのヘルスケア機能は順番待ち制で、症状に応じた診療科の判断や健康診断の深掘りに使える可能性がある
- Claude SkillsはAI向けに材料をまとめたパッケージで、使いこなすには自分の業務を言語化できるかが問われる
- Claude Codeのサブエージェントは役割を分けて並列に動かせ、メインのコンテキストを守れる利点がある
- 麻雀の「降りる技術」や福本作品、ドラクエは、経営やメンタル、概念理解の比喩として活用されている
- 服のシミ取りや賞味期限、日常の疑問をAIに相談する使い方が、生活に一番馴染むと語られた





