ChatGPT Images 2.0は「触った瞬間わかる」進化だった
冒頭、usutakuさんは自分の話す速度を気にしていました。前週の放送で声が聞き取りづらかったという反省からです。
先週の私の声があまりに聞きづらすぎてですね、2倍速で聞くと本当にごみさんの声しかわからないということに結構ショックを受けまして。
(音響担当の)ポテフラちゃんという凄腕サウンドエンジニアに、うすたくは喋る速度が一定じゃないからと言われて、今日はこのぐらいの速さでずっと喋りたいと思います。
本題は、OpenAIのGPT-5.5とChatGPT Images 2.0の登場です。ハヤカワさんは一度ChatGPTの課金を解約していたものの、画像生成を数回使っただけで上限に達し、再課金したと話します。
usutakuさんが特に評価したのは、画像生成の品質です。AIの品質をユーザー投票で比べるサイトで、2位以下に大差をつけたと説明します。
(画像生成の)ChatGPTが2位以下と差をつけて、200ポイント差ぐらいで。いつも10ポイントとか20、30ポイントぐらいの差しか生まれないんですけど、それぐらいすごいですね。
usutakuさんは、平成初期のテレビドラマのスクリーンショット風の画像を例に挙げました。他のツールが不自然な仕上がりだったのに対し、ChatGPT Images 2.0はドラマの一場面をそのまま切り取ったように見えたと言います。
ハヤカワさんは、以前は画像生成がある種の限界に達したと言われていたことに触れ、今回はそこを超えてきた印象だと話します。特定のシチュエーションの画風を再現するのも得意だといいます。
この進化は仕事の仕方にも関わってきます。ハヤカワさんはLPやサムネイルを作る仕事の経験から、指示に追従して画像が出てくる今、これまでの作り方を変える必要があると語ります。
私の仕事はAIに代替されないって思ってる人が一番危ないので、私の仕事をどうAIで何倍にしていくかを考えた方が圧倒的にいいなと。専門の人がAIを使うのが一番レバレッジ効くと思うので。
テキストのGPT-5.5について、usutakuさんは5件ほど試したものの、まだ違いはよくわからないと率直に話します。裏側では、ChatGPTのモデルをシンキングにすると5.5シンキングが使われる構成になっているといいます。
Amazonの巨額投資と「推しの会社の株を持つ」楽しさ
次の話題は、AmazonがAnthropicに250億ドルを追加投資したというニュースです。AI業界史上最大とされ、日本円で4兆円規模の話だと2人は整理します。
usutakuさんは、Anthropicが今年上場すると言われている点に触れ、上場と未上場の違いをかみ砕いて説明します。
(未上場だと)Anthropic社の持ち株を持ってる人って、それがすごく価値があっても換金は直接できないんですけど、(上場すると)それができるようになるっていうのがポイントで。
ここからハヤカワさんは、自分の好きな会社の株を少しでも持つと、ニュースが自然に入ってくるようになって楽しいと語ります。
なんか個人的にすごく最近楽しいなって思うのが、自分の好きな会社の株をほんのちょっとでも持ってると、ニュース入ってきやすくなりますね。
ハヤカワさんは国内の個別株では好きな会社しか買っていないと言い、その一例としてアシックスを挙げます。日本人に合う靴づくりや、傘下のオニツカタイガーが海外で人気を集めている点に触れます。
株主優待を目当てに株を買うことも多いというハヤカワさんは、オニツカタイガーの店舗に人が多く集まっていた様子から、盛り上がっている場所は盛り上がっているのだと実感したと話します。
ポイ活は必要か——2人の「お金の使い方」が分かれる
話題はお金の使い方に移ります。usutakuさんは、ポイ活にはあまり乗り気ではない立場です。
どんなに頑張ったとて、年間10万いかないじゃないですか、ポイ活って。そのために使ってる労力の方が圧倒的に高いんじゃないかなと。
一方でusutakuさんは、一度設定すればずっと貯まる仕組みは別だと言います。例として、マリオットボンボイのクレジットカードでマイルを貯める方法を挙げ、それなら数十万円規模になり得ると話します。
ハヤカワさんはポイントカードを出す派です。dポイントが広く使われている状況から、企業は購買データを得たいのではと考え、そこに貢献してもいいと感じているといいます。
(企業は)購買データを得たいのかなと思うと、ちょっとデータに貢献しようかなみたいな。
その発想でポイ活してる人いないんですよ。企業にデータを渡したい。
usutakuさんは、ポイントカードを勧められると食い気味に断ってしまう自分を「思春期」と表現します。ハヤカワさんも、それは思春期だと応じます。
usutakuさんは、母親から歌の動画を上から評価されてイライラした、という話も持ち出しました。ハヤカワさんは笑いながら、一度自分を振り返った方がいいと突っ込みます。
NVIDIA株から実感する「AI = 話題」というポートフォリオ
話は再び投資に戻ります。ハヤカワさんは、この10年で一番驚いたのは三越伊勢丹の株だと語ります。株主優待目的で持っていた株が、コロナ禍に「紙くず」と言われた時期を経て、買った頃から倍ほどになったといいます。
(一時は)紙くずって言われてて。でも私は株主優待もあるし、もうちょい持ち続けようと思ってた。だから、危機を乗り越えることってあるんだって、嬉しくなりました。
usutakuさんのポートフォリオは、これとは対照的です。NVIDIA、Google、テスラ、三菱電機、ファナック、ナブテスコと、AI・半導体銘柄が中心だと明かします。
(保有株が)NVIDIA、Google、テスラ、三菱電機、ファナック、ナブテスコっていう、面白みもないAI・半導体銘柄に、ほぼ僕の現金全てを。
ハヤカワさんはこれを「AIを話題」と表現し、リスクヘッジがなさすぎると笑います。usutakuさんは、Amazonから独立した2023年頃、資金がなくNVIDIAを買えなかった悔しさも語ります。
2人が共通して勧めるのは、頻繁に値動きを見ないことです。長い目で持つことが、精神衛生の面でも大事だといいます。
投資で一番成績がいい人は、死んだ人ってよく言われてますからね。長い目で見たら基本全部上がってるわけなんで。
もっとも、usutakuさんは金融投資だけを勧めているわけではありません。若いうちは自己投資の方がレバレッジが効くという考えを付け加えます。
Even G2を17万円で——「非合理な出費」の意味
自己投資の流れから、ハヤカワさんは最近購入したスマートグラス「Even G2」の話をします。7万円ほどだと思っていたら、履歴を見ると17万円だったと驚きます。
ハヤカワさんは、スマートグラスの中で初めて実用的だと感じたと評価します。細いフレームで目も疲れにくく、これまで「似合わない」と感じてきた分厚いフレームの製品とは違ったといいます。
usutakuさんが、Even G1とG2がどういう製品かを説明します。
普通のサングラスみたいに見えて、目線を上に上げると、画面上にちっちゃく文字が出て。拡張現実的に、緑色とかで文字が出て、テレプロンプターやカレンダーの予定、Googleマップを出してくれるみたいなスマートグラスですね。
ハヤカワさんは、マイクの精度が高くリアルタイムの文字起こしや翻訳の精度が高いこと、SDKで自分でアプリを開発できることに触れます。歩きながら音声入力で原稿を書くような使い方に相性がよさそうだと語ります。
usutakuさんは、仮にこのグラスを使わなくなったとしても、この投資は無駄ではないと話します。
usutakuさんは、情報がまだ少ないものにお金を使えるかどうかが人間として大事だと言い、そこで飛び込めた人がAI業界の先駆者になっていると付け加えます。非合理なことにお金を使ってほしいというのが、この話の核でした。
SpaceXのCursor買収提案から見える「AIが原価で使える今」
3つ目のニュースは、SpaceXがCursorに600億ドルの買収オプションを提示したというものです。600億ドルは日本円で10兆円規模で、任天堂や丸紅クラスの時価総額に相当すると2人は整理します。
usutakuさんは、SpaceXが自前で作るのではなく買収に動いた点を意外に感じたと話します。
この話を取り上げた理由を、usutakuさんは明確にします。競争が激化すると、AIの価格や機能がよくなりやすいという点です。
最近だと、Claude CodeがClaudeのProプランだと使えなくなるのが出てたんですよ。実際に私の画面でもそうだった。でもこのニュースが出た後、今だと普通にProプランで使えるんですよ。
usutakuさんは、周りのAI同士が競争しているからこそ、原価割れの状態で私たちがAIを使えているのだと指摘します。
usutakuさんは、Claude Codeが月100万円になるような未来もなくはないと言います。ChatGPTのProプランが月3万円で出た時は業界に激震が走ったが、今ではそれほど高く感じなくなった、という感覚の変化にも触れます。
ハヤカワさんが一番困るのは、定額でなくなり従量課金になることだと言います。usutakuさんは、人間の生産性がトークンの消費量で測られる時代が来るだろうと予想します。
手取り10万円しかない人が3万円課金できるかと言われるとできない。でも手取り100万ある人は3万円使って200万円になるかもしれない。そういう戦い方になると厳しいですよね。
ハヤカワさんは、AIを取り上げられたら生活が成り立たないので、最低限稼いでおこうという気持ちが湧いたと話します。かつては月10〜15万円で生活できることが自信だったが、今はAIのコストを考えると、そこは削れないと語ります。
私だったら家賃を削るか、友達んちに転がり込んで、それでもAIコスト確保しなきゃってなるくらい、自分の中で重要になっちゃってますね。
7月7日にオフ会——番組が予想外に伸びている
番組中盤では告知が挟まれます。ながらAIのオフ会が、7月7日の七夕に渋谷の東京カルチャーカルチャーで開催されます。冒頭でusutakuさんが「さいたまスーパーアリーナ」と口にしたのは冗談で、実際の会場はカルカルです。
usutakuさんは、4月29日に27歳の誕生日を迎えることも報告します。当日には、ハヤカワさんやAGIラボの石川さんらと5人でGMOでトークイベントを行う予定だといいます。
ハヤカワさんは、番組の再生数が急に伸びていることに驚いていました。SNSをやってきた立場からすると、ポッドキャストの通常の伸び方とは違うといいます。
(リスナーは)どこから来てんだろう?普通ポッドキャストってそういう伸び方しないから、私のイメージだと。何なんですか、どこからみんな来たの?
usutakuさんは、Spotifyの順位が以前は200位前後をさまよっていたのが、昨日見たら28位になっていたと説明します。プラットフォームのランキングやサムネイルからの流入が多いのではと推測します。
AIながら聞きしたいなって言って、ながらAIとか検索して出てきたみたいな人もいるんですよ。
ハヤカワさんは、自分がメルカリに所属していることも紹介しつつ、オフ会にはusutakuファンだけでなく五味ファンにも来てほしいと呼びかけます。
スライド生成の便利さと「テンプレを作っておく」コツ
雑談コーナーで、usutakuさんは最近のお気に入りとしてスライド生成を挙げます。これまで手作業で作っていたスライドを、Claude Codeで作るようになって楽になったといいます。
usutakuさんは、凝った提案書ではなく、一行だけ置いて話すようなシンプルなスライドを多く作ってきたと話します。それをコードベースで作り込むことで、自己紹介や会社実績のスライドまで自動で挿入されるようになったといいます。
僕ぐらいちゃんとAIずっと使っててもそういう発見まだまだあるんで、皆さんよかったら使ってみてください。
ハヤカワさんも、会社やイベント向けのスライドをClaude Codeで作っていると話します。ファイル形式はPPTXで作業させ、テンプレートを事前に用意しておくと、それを厳守してくれるといいます。
usutakuさんは、PPTXのスライドマスターまで作ってもらうとよいと補足します。おしゃれなスライドより、自分が編集しやすいスタイルの方が結局は使いやすいという考えです。
usutakuさんはGoogle Workspaceを使っているため、Microsoftを社員全員に配るのはコストだと感じていました。ハヤカワさんが、買い切りのライセンスという選択肢を示します。
私は永続ライセンスを2万円でAmazonで買っちゃいましたね。
ハヤカワさんは、企業の仕事ではExcelが使えないと話にならないと述べ、Excelは買い切りで持っていたと言います。usutakuさんは、人を1人雇わない決断で月30〜40万円浮くなら、それで何人分のAIを賄えるかという価値観が大事だと語ります。
「AIが使えないのは人権侵害レベル」——採用とキャリアの潮目
最後の話題は、キャリアと採用です。ハヤカワさんは、所属するメルカリが積極採用を始めたことに触れ、採用サイトに30〜40個ほどのポジションが出ていて驚いたと話します。
ハヤカワさんは、AIに力を入れている企業ほど採用を絞る傾向があると見ています。だからこそ、突然の積極採用に滑り込まないと、今後チャンスは少ないのではないかと考えます。
AI終わりな環境の人たちは、脱出するんだったらそういうタイミングを逃さないようにした方がいいんじゃないかな。
usutakuさんも同じ見方です。AIを使える人だけで少数精鋭に固める企業と、乗り遅れて採用を続ける企業に分かれていくと指摘します。
ハヤカワさんは、AI系のツールが使えないのは人権侵害レベルだとまで言い、自分は所属先に対して「使えないなら辞める」という強い姿勢を取り続けていると語ります。
ハヤカワさんは、AIを活用している会社とそうでない会社でテンポの差が広がっており、できていない企業ではAI推進担当のチームが解散し始めているとも話します。
うちは使わないと言い切ってる会社のトップで、Claude Codeを使ったことある人、僕ゼロだと思ってるんですね。
usutakuさんは、戦略があって使わないならまだしも、多くは単にトップが知らないだけだと指摘します。新生活の季節に、キャリアを考えるうえで念頭に置いてほしいというのが2人の結びでした。
まとめ
最新のAIニュースを入り口にしながら、話は投資・課金・キャリアへと広がりました。共通していたのは、AIを「安く使えている今」をどう活かすかという視点です。
- ChatGPT Images 2.0は「触った瞬間わかる」ほどの品質向上で、専門職がAIを使うほどレバレッジが効く
- 好きな会社の株を少し持つと、ニュースが自然に入ってきて全体像がつかめる
- 情報の少ないものへの「非合理な出費」は、先駆者になるための有意義な投資になり得る
- AI同士の競争で今は原価割れで使えているが、値上げや従量課金に備えて経済力を身につけておくべき
- AIを使えるだけで転職しやすい今が潮目で、積極採用のタイミングを逃さない判断が重要





