キャンプに行くと楽しい──「ハードル高そう」を解きほぐす初心者ガイド
40歳楽しいラジオ第8回では、パーソナリティの井上弘樹さんが「キャンプはハードルが高そう」というイメージを一つひとつ崩しながら、初心者でも気軽に始められるキャンプの楽しみ方を語っています。ギア選び、食事、キャンプ場の選び方からコスパの良さまで、家族キャンプ歴約10年の実感がたっぷり詰まった回です。その内容をまとめます。
キャンプの「ハードル高そう」は幻想
キャンプと聞くと「準備が大変」「お金がかかりそう」というイメージを持つ方は少なくないかもしれません。井上さん自身も、30歳でキャンプを始める前はまったく同じ印象だったそうです。
きっかけは奥さんの「キャンプ行こう」というひと言。当時お子さんが3〜4歳で、自然の中で遊ぶにはちょうどいい年齢だったこともあり、思い切って飛び込んでみたところ、家族全員でハマってしまったとのこと。結果として、キャンプは「コスパ最強の趣味」だと実感しているそうです。
意外とそんなことはないな、というところから話していきたいと思います
ギアは安くて十分、中古やレンタルもあり
キャンプ道具(ギア)を揃えるのが最初のハードルになりがちですが、井上さんの結論は「高いものと安いもので体験の質はほとんど変わらない」というものでした。
高い椅子だから座り心地が劇的に良いとか、高いテントだから冬でも寒くないということは基本的にないそうです。ブランドにこだわり始めるのは、ハマってからで十分とのこと。
初心者におすすめの入手方法として、井上さんは3つの選択肢を挙げています。
キャンプ用品は服と違って直接身につけるものではないので、中古でも気にならないという方も多いはず。まずはお金をかけすぎずに始めるのがポイントです。
最初は熟練キャンパーに同行すべし
井上さんがもう一つ強調していたのが、「初回は家族だけで行かないほうがいい」というアドバイスです。キャンプ慣れしている友人や知人のグループに混ぜてもらうのが理想的とのこと。
実は井上家は最初から家族だけで行ったそうで、テントの設営でかなり苦戦してイライラしてしまったそうです。たまたま隣のサイトにいた熟練キャンパーのご家族が声をかけて手伝ってくれたおかげで助かったとのこと。
たまたま我が家はそんな形で優しい方が隣にいたので助かったんですけど
テント設営、火起こし、片付けなど、最初は想像以上に分からないことが多いもの。経験者がそばにいるだけで安心感が段違いです。
キャンプ飯は手抜きが正解
キャンプ飯といえばおしゃれなアウトドア料理をイメージするかもしれませんが、井上さんは「最初からこだわる必要はまったくない」と断言しています。下準備や食材を大量に持っていく大変さが、キャンプそのもののハードルを上げてしまうからです。
井上家の定番スタイルはとてもシンプルで、キャンプ場近くのスーパーで惣菜を買い、炭火で焼くだけ。たとえばコロッケを炭火の網に載せるだけで、普段とは別物の美味しさになるそうです。
さらに井上さんがデザートとしておすすめしていたのが、冷凍たい焼き。スーパーの冷凍コーナーで数百円で買えるものを炭火で焼くだけで、外はパリパリ・中はアツアツの絶品スイーツになるそうです。
電源サイトという「神」オプション
もっと楽をしたい方には、電源付きサイトキャンプサイト内にAC電源コンセントが設置された区画。追加料金が数百〜千円程度かかることが多いですが、家電を持ち込めるため初心者や子連れに人気です。がおすすめとのこと。AC電源が使えるので、電子ジャーでお米を炊いたり、電気鍋でカレーやお鍋を作ったりもできます。火を一切起こさなくても、キャンプ場の景色の中で食べるだけで普段より何倍も美味しく感じるそうです。
井上さんのおすすめは左側の「超手軽」ゾーン。まずは気軽に美味しく楽しむことを優先するのが、長くキャンプを続けるコツなのかもしれません。
景観で選ぶキャンプ場の楽しみ方
キャンプ場をどう選ぶかも大事なポイントです。井上さんはキャンプ場の景観を大きく2タイプに分けて紹介していました。
山・川・湖畔が目の前にバーンと広がる
開放感が抜群
日常の閉塞感から解放される
木々に囲まれた静かな空間
木漏れ日とマイナスイオンで癒される
ハンモックを吊るしてゆったり
井上さん個人の好みは「開けた景観サイト」だそうです。埼玉在住で普段は道が狭く、家同士の距離も近い環境にいるため、キャンプ場で開放感を味わうことがストレス解消になっているのかもしれない、と自己分析していました。
もちろんこれは完全に好みの問題なので、キャンプ場のWebサイトで写真を見比べて、自分がピンとくるところを予約するのがよいとのことです。
帰りの温泉と道の駅がボーナスステージ
キャンプの楽しみは泊まるだけで終わりません。井上さんが推していたのが、帰り道のお楽しみです。
キャンプ場は山奥にあることが多いため、近くに温泉施設があるケースが多いそうです。キャンプ場ではシャワーで済ませておいて、帰りに温泉にゆっくり浸かるのがたまらなく気持ちいいとのこと。
さらに道の駅一般道沿いに設置された休憩・地域振興施設。地元の新鮮な農産物・特産品の直売所、レストラン、観光案内所などを併設しているのが特徴です。全国に約1,200か所以上あります。もキャンプ場の近くにあることが多く、地域の野菜や果物、お土産を買って帰るのもキャンプの醍醐味だと話していました。
チェックアウト
キャンプ場を出発
近くの温泉
キャンプの疲れを癒やす至福のひととき
道の駅・観光地
地元の野菜・果物・お土産を購入
帰宅
キャンプ+αの満足感で帰路につく
行って泊まってすぐ帰るだけではもったいない。キャンプ+温泉+道の駅をセットで考えると、満足度がぐっと上がりそうです。
家族4人で1〜2万円、コスパ最強のレジャー
井上さんが「キャンプの一番の魅力」として挙げていたのが、圧倒的なコストパフォーマンスです。
安いキャンプ場なら一区画2〜3千円台で借りられるところもあるそうです。食材も近くのスーパーでお肉・惣菜・お酒を買えば1万円いかない程度。ガソリン代を入れても1〜2万円で十分楽しめるとのことでした。
家族4人でホテルに泊まる旅行なら数万〜10万円近くかかることもありますから、キャンプなら3分の1から4分の1程度で済む計算になります。さらにキャンプ場によってはプールや川下り、魚釣りなどのアクティビティが付いているところもあり、追加の遊びまで含めてお得に楽しめるそうです。
なお、ゴールデンウィークの人気キャンプ場はすでに予約が埋まっていることが多いため、井上さんは6月前半──梅雨入り直前の時期──を狙い目として勧めていました。気温もちょうどよく、比較的予約が取りやすいタイミングだそうです。
まとめ
今回は、井上弘樹さんが約10年の家族キャンプ経験をもとに、初心者が感じがちな「ハードルの高さ」を一つずつ解きほぐしてくれた回でした。ギアは安くてよい、食事は手抜きでよい、電源を使ってもよい──こうした「別にそこまでこだわらなくていい」というメッセージが一貫していたのが印象的です。
キャンプの本質は、日常から離れた景色の中で家族と過ごす時間そのもの。しかもそれが1〜2万円で実現できるとなれば、試してみる価値は十分にありそうです。
- ギアは安い新品・中古・レンタルでOK。高いものと体験の差はほぼない
- 初回は熟練キャンパーに同行するのが安心
- キャンプ飯はスーパーの惣菜+炭火で十分。電源サイトなら電気鍋もあり
- キャンプ場は「開けた景観」か「森林」か、好みで選ぶ
- 帰りに温泉+道の駅をセットにすると満足度アップ
- 家族4人で1〜2万円。ホテル旅行の3〜4分の1のコストで楽しめる
- 狙い目は6月前半の梅雨入り直前

