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『華厳経』の教えに語られる「インドラの網」。網の結び目一つひとつについた珠には、ほかのすべての珠が映り合っています。一本の歯や一本の骨に、生き物の全体が映っていたように、部分は全体を映す珠なのかもしれません。けれど、一つの珠を見ても、すべてを知ったことにはならない。法然上人が最期に記した「一文不知の愚鈍の身になして」という言葉を手がかりに、全体が見えないところから始まる利他を考える、シリーズ最終回です。
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