📝 エピソード概要
本エピソードは、現代社会の働き方にそぐわなくなった「ワークライフバランス」の考え方をやめ、「ワークライフインテグレーション(統合)」へ移行することを提案します。
1970年代に生まれた古い概念に固執するのではなく、仕事からも生活と同様に喜びや達成感を見出す重要性を強調。また、時間管理において休息と回復を最優先し、自分の時間を「量」ではなく「質」で捉え、活動内容を細分化してカスタムメイドすることが、幸福度を高める鍵だと論じています。
🎯 主要なトピック
- 「ワークライフバランス」の起源と現代とのズレ: 1970年代のアメリカで女性の社会進出を背景に生まれた概念であり、2007年の日本導入時の目的(少子化対策など)は現代の価値観やインターネット環境の変化に遅れている。
- ワークライフインテグレーションへの移行: 仕事と生活の境界線が曖昧になる中で、欧米では既にワークライフインテグレーション(統合)が主流であり、ワークとライフを明確に分ける考え方は現代にそぐわない。
- 仕事の楽しさと喜びを「質」で捉える: ワークは苦痛なものという前提を覆し、仕事の中にもゲームクリアと同様の達成感や、ミクロな喜びが存在することに注目すべきである。
- 時間管理における休息と回復の最優先: 仕事やその他の活動よりも先に、心身の回復時間を必ず確保(トップオフ)することが重要であり、楽しい活動も体にはストレスとなるため、回復は別次元で考えるべきである。
- 活動の可視化とカスタムデザイン: 自分の24時間や一週間を「楽しいこと」「辛いこと」「回復」などの要素に色分けして可視化することで、ワークとライフという曖昧な分類ではなく、より質の高い時間の使い方をデザインできる。
💡 キーポイント
- ワークライフバランスが前提とする「ワーク=喜びが得られないもの」という信念を、仕事の中の「ミクロな喜び」に注目することで変革できる。
- 休息・回復時間は、仕事や生活を詰め込んだ後の残り時間ではなく、生産的な活動を行うための前提として確保するべき必須の時間である。
- 質の高い時間の使い方は人それぞれ異なるため、企業が画一的に時間を縛るのは難しく、個々人が自分の集中度や回復コマンドを把握し、アウトプットの質を保つためのカスタムメイドが必要である。
- 活動を「思考」「作業」「会議」「運動」「回復」など、より細かい要素に分解し、自身の時間の配分を可視化することで、客観的に現状を分析し改善策を見つけやすくなる。
