📝 エピソード概要
本エピソードでは、DeNA会長の南場智子氏とSTORES取締役の佐俣奈緒子氏を迎え、仕事の場を超えた親交と経営哲学、そして生成AIへの戦略について語り合いました。
南場氏の横浜DeNAベイスターズ経営における「デライト」(顧客の喜び)の追求、そしてDeNAが掲げるAIへの「フルベット」戦略とその組織変革が詳細に語られます。また、STORESが既存プロダクトを凌駕するAIネイティブなチームを立ち上げる方法など、激変する時代における具体的なイノベーション戦略について深く議論されています。
🎯 主要なトピック
- 経営者の意外な一面と交友関係: カリスマ的イメージとは異なる南場氏の極度の人見知りな一面が紹介され、佐俣夫妻との親密で飾らない関係性や、多様な経営者タイプについて議論されました。
- 球団経営と「デライト」の追求: 横浜DeNAベイスターズの経営では、選手人事には介入せず、ファン(顧客)がリアルな場で享受する喜びや熱狂(デライト)を最大化することに集中している哲学が語られました。
- DeNAの「AIフルベット」宣言と組織改革: 南場氏は、AI時代における効率化と成長のため、人数を半減し、そのリソースを残りの成長事業や新規事業に振り分けるという抜本的な組織再編の方針を説明しました。
- STORESにおけるAI実装戦略: 佐俣氏は、既存のSaaS改善とは別に、AIドリブンな新しいソフトウェアをゼロから開発する特化チームを立ち上げ、既存プロダクトを「倒す」ことも視野に入れた攻めの戦略を紹介しました。
- AI時代における競争優位性: ファンデーションモデルの進化により一夜で状況が変わる脅威に触れつつ、技術そのものに依存するのではなく、顧客ニーズへの深い理解と業務オペレーションへの浸透が成功の鍵であると強調しました。
💡 キーポイント
- 南場氏は事業に深くのめり込むタイプであり、球場での熱狂的な観戦姿勢は、ゲーム事業(モバゲー)での徹底的なユーザー体験追求の姿勢と共通している。
- DeNAのAI戦略は、人員削減を嫌がるムードではなく、新規事業に挑戦できる機会として社員に歓迎されている。
- STORESでは、既存のソフトウェア開発のパイプラインとは切り離し、AIネイティブなプロダクト開発に特化した別チームを編成し、イノベーションを加速させている。
- 汎用性の高いAIアプリケーションはファンデーションモデルのプレイヤーに奪われやすいため、難易度が高く、汗をかく必要がある業界特化型のアプリケーションレイヤーが狙い目である。
- AIが民主化された今が「一番いい波が来ている」タイミングであり、イノベーションを起こす側は「ダサい組織」にならないよう極端な意思決定が必要であるという危機感が共有されました。
