📝 エピソード概要
DeNAの南場智子会長とSTORESの佐俣奈緒子取締役をゲストに迎え、リスナーからの質問を通じて、AI時代における経営哲学と野望が語られた回。南場氏はDeNAが「AIにオールイン」する意思決定の背景を、インターネット普及以来の「全普及・間違いなし」のビッグウェーブへの確信として説明します。
また、最先端の情報を得るためのサンフランシスコでの起業家との交流術や、DeNAの本業とは何かといった本質的な問いに答え、AIによる激変期における経営者の心構えと、各社の具体的な未来戦略について深く掘り下げています。
🎯 主要なトピック
- AI情報のインプット術: 南場氏は年に数回サンフランシスコに赴き、起業家と寝食を共にすることで、息を吸うように最新のAIツールを使いこなす彼らから生きた情報を得ている。
- 起業家に投資する基準: AIによる目まぐるしい変化を本能的に楽しみ、正しい方向性(ベロシティ)を持って汗をかける人物を魅力的だと評価する。
- DeNAの本業の再定義: DeNAの本業は特定の事業ではなく、「事業創出プラットフォーム」であり、多様な人材が集まってそれぞれの夢中を形にする会社のあり方そのものだと説明。
- 非営利活動の意義: 営利団体が良いことを拡大再生産すべきだという考えの一方で、スタートアップの起業家的な知見をNPOなどのセクターに持ち込むことの意義についても議論。
- AIオールインの意思決定: 経営が厳しいタイミングだからこそ、短期的コストを顧みず会社を変えるチャンスと捉え、生成AIの民主化という不可逆な流れ(全普及、間違いなし)に乗る決断をした。
- STORESの野望と統合: STORESは7年かかった複数のプロダクト基盤の統合プロジェクトを完了させ、AIとデータを活用した巨大コンパウンドとして中小企業を元気にする攻めのフェーズに入ると宣言。
💡 キーポイント
- AIの進化スピードはモバイルやソーシャルと比較しても圧倒的に速く、この激しい変化に乗ること自体がすべての産業にとっての巨大なビジネスチャンスである。
- 南場氏は、AIの波は規制や法整備が追いつかない状態を含め、1990年代後半のインターネット普及初期に似た、止められない流れであると認識している。
- ANRIでは、投資家が「起業家の解像度」を保つため、全社員に起業家の近くにいるためのオフィスでの集合出社を推奨する経営哲学を実践している。
- AIの波が到来する中で、強いスタートアップほど手の内を明かさず「ステルス」状態で粛々と開発を進め、採用に困らないためにもメディアに露出する意味が薄れている現状がある。
- 個人的な野望として、南場氏は来年2月にサーフィンの学校に通い波に乗ること、佐俣アンリ氏はグローバル展開を見据え英語学習にフルベットすることを宣言した。
