2週連続リアルイベントで見えた「緊張しない人」と「スイッチを入れる人」
この回の冒頭は、収録日の2026年5月18日までに開かれた2つのリアルイベント「ポッドキャストウィークエンド」と「ポッドキャストミキサー」の振り返りから始まります。普段はオンライン中心のかねりんさんにとって、2週連続の現地参加はかなりの負荷だったようです。
ちゃんとリスナーの方がいたなみたいな感じで。
かねりんさんは、会場で実際にリスナーと顔を合わせたことで「届いている実感」を得たと話します。しぶちょーさんも、気づきや出会いのある良いイベントだったと振り返りました。
話題はそこから、二人の人前での振る舞いの違いへ移ります。かねりんさんから見たしぶちょーさんは、スピーチでも雑談でもモードが変わらない、飄々とした人に映っていました。
緊張マジでしないね。
多分千人ぐらいいたとこで、1万人ぐらいいたとこで、多分緊張しないと思う。
一方のかねりんさんは、自分は緊張するタイプで、登壇前には「よし、行くぞ」とパチンとスイッチを入れる必要があると明かします。リアルの場は経験値が少なく苦手意識もあるものの、オンラインならいくらでも話せるそうです。
落ち着きAIやってる限りはですね、リアルの場にどんどん引きずり出していくんで。
仕事でも収録でも雑談でもモードが同じ。登壇でもほとんど緊張しない
登壇前にスイッチを入れるタイプ。リアルの場には苦手意識があり、オンラインのほうが話しやすい
xAIがHermes AgentにX Premiumを開放、何ができるのか?
1つ目のAIニュースは、xAIがHermes Agent ── オープンソースのAIエージェント。クラウド上の仮想マシンなどに常駐して、継続的に作業をさせる用途が想定されていますにX Premiumを統合し、APIなしでGrokやX検索を使えるようにした、というものです。しぶちょーさんによると、マニアックな界隈では「これをやってくれたか」と受け止められたニュースだそうです。
しぶちょーさんの説明では、Hermes Agentは番組でも扱ってきたOpenClawと同じ系統のオープンソースAIエージェントです。そこにxAIが、X Premium契約者向けにGrokを使える枠を開放しました。
月額980円のXプレミアム入ってるユーザーですね。
しぶちょーさんによれば、月額980円のX Premiumに入っていれば、Hermes Agentの頭脳としてGrokを呼び出せます。音声応答や画像生成なども含まれますが、しぶちょーさんが最も大きいと見るのはX検索、つまりXの投稿検索をエージェント経由でできるようになった点です。
(X検索を)エージェントに開放したし、しかもAPIを経由しなくてもいいっていうのが大きくて。
API課金ではなく、OAuth認証 ── 外部サービスに、パスワードを渡さずに自分のアカウントの利用権限を与える仕組み。ここではサブスク契約の枠をエージェントに使わせる形を指していますでサブスクの枠を連携させて使える点を、しぶちょーさんは「革命的」と表現しました。
X APIを叩く必要があり、利用料がかかる
X Premium(月額980円)の枠で検索し放題に近い使い方ができる
常駐型エージェントは「独房で働くAI」?
しぶちょーさん自身、Hermes Agentはまだよくわかっていないと断ったうえで、調べた範囲での立ち位置を説明します。Raspberry Piでも動かせなくはないものの、AWSやAzureなどクラウドの仮想マシンで動き続ける「常駐型のAIエージェント基盤」のイメージだそうです。
OpenClawがDiscordなどのメッセージアプリから指示を出す個人アシスタントなのに対し、Hermes Agentは箱の中にずっといて仕事し続けるエージェントに近い、というのがしぶちょーさんの整理です。
Discordなどから指示を出す個人アシスタント型。Raspberry Piでも動かしている
クラウドの仮想マシンに常駐し、その中でひたすら作業する基盤型
懲役だね。
懲役のような独房の中でこう仕事してくれるような。
しぶちょーさんはこのニュースを、あくまで個人の見立てとしたうえで、OpenAIへの対抗と読みます。OpenAIはOpenClawの開発者を迎え入れ、CodexだけはOpenClawからOAuth認証で使える枠を開放しているため、xAIがHermes Agentで同じような枠を作ったのではないか、という見方です。
サム対マスクの構図の一個でもあるような気がするなっていうニュースだね、これは。
「X収集マン」を働かせる使い道はあるか?
しぶちょーさん個人としては、Hermes Agentを新たに覚えるよりOpenClawを自由に使えるほうが使いやすいと感じています。かねりんさんも、OpenClawを使っているなら学習コストを考えてそちらでいい、と同意しました。
それでもしぶちょーさんは、Xがないと息ができないほどの「X廃人」なら、エージェントにXを常に収集させてトレンドを集める用途でHermes Agentを使う価値があると話します。なお、投稿はまだできないようだとも補足しています。
いや、あのだからもう、その子(エージェント)がまとめてくれたやつだけ。
SNSをほとんどやらないかねりんさんは、エージェントがまとめた情報だけを受け取る使い方に興味を示しました。そこから「驚き屋さん」を集めて、今週の驚き指標をホームページに出すというアイデアまで話が広がります。
我々は驚いてるトピックを落ち着かせるって番組だから。
しぶちょーさんは実際に、番組のネタ集めでGrokに「今週Xで騒がれたAI系トピックは何か」を聞き、そこから1トピックほどを深掘りしているそうです。ただしWindowsで使えるかなど導入面は下調べ不足だと認め、最後は「俺の一生これか」とAIの気持ちを想像する冗談で締めくくりました。
GPT Realtime 2は何が進化した音声モデルなのか?
2つ目のニュースは、OpenAIの新音声モデル「GPT Realtime 2」のリリースです。即時翻訳や低遅延の文字起こしにも対応するとされます。
しぶちょーさんによると、ChatGPTアプリで音声会話する機能の裏では、もともとGPT Realtimeというモデルが動いていました。その新版がGPT Realtime 2で、ただし現時点ではアプリから使えるわけではないそうです。
こいつ(GPT Realtime 2)がChatGPT5クラスの水準能力を備えたリアルタイムの音声対応に対応していると。
しぶちょーさんの説明では、リアルタイム音声ではレイテンシー ── 入力してから応答が返ってくるまでの遅延時間。音声会話では、これが大きいと会話のテンポが崩れますが重要なため、速度を出すために推論の質を下げることがありました。GPT Realtime 2は、推論の質を上げつつ応答の速さも保つことで、本当にAIと会話できるモデルに近づいたという位置づけです。
応答速度を優先し、推論の質を下げていた。会話が逸れていくこともあった
ChatGPT5クラスの推論能力と低遅延を両立し、少し頭が良くなった印象
試すには、パソコンのブラウザから使えるプレイグラウンドを経由する方法があるそうです。しぶちょーさんは、大したお金はかからないと話しています。
GPT Realtime 2と実際に会話してみると?
番組では、しぶちょーさんが前日にGPT Realtime 2と約2分間会話した音声が紹介されました。システムプロンプトは何も入れていない、素の状態でのやり取りです。
いいですね。そのタイトル好きです。
しぶちょーさんが「GPTリアルタイムを簡潔に説明して」と頼むと、GPT Realtime 2は最初、最新情報にアクセスする仕組みだと的外れな説明をしました。訂正されて説明し直している途中で、しぶちょーさんが割り込むと、次のように返しています。
全然大丈夫です。割り込みもリアルタイムっぽくていいですね。
続けると、GPTリアルタイムは音声やテキストで低遅延のやりとりができて、途中で話を遮ったり、会話の流れを保ったまま更新できるのが特徴です。
しぶちょーさんの感想は、相槌を打つとそれに反応して止まってしまうことはあるものの、途中で割り込めて反応も速く、割と会話できる、というものでした。バージョン1でも会話はできていたが話が逸れがちだった点と比べ、モデルは少し賢くなった印象だそうです。
収録中にかねりんさん側の音声がロストし、Google Meetに切り替える一幕もありました。しぶちょーさんは、会話型のアプリを作りたい人にとって、こうしたモデルが選択肢になりそうだとまとめています。
Google DeepMindはなぜ50年変わらないマウスポインターを見直すのか?
3つ目のニュースは、Google DeepMindがAI時代に向けてマウスポインターを再考しているという、実験的な研究です。しぶちょーさんは、パソコンは進化したのにマウスポインターの概念は50年以上変わっていない、という研究者の問いを紹介します。
GUIの起源をめぐっては、しぶちょーさんが「Xeroxだっけ」と名前を思い出しながら、スティーブ・ジョブズが見せてもらってまるごと取り入れたという逸話に触れました。ポインターはその頃からあるものの、役割は変わっていないという話です。
パソコン上のXY座標を追跡してるだけだよね、こいつ(マウスポインター)ってね。
しぶちょーさんによれば、現在のポインターは位置を追い、クリックされたらその信号を送るだけです。画像を修正するときも「右上の眼鏡の部分を緑にして」と言葉で説明しなければならず、かねりんさんも「結構難しい」と応じました。
マウスポインターが「AIの目」になると何が変わる?
DeepMindの研究者は、AIへの指示には「これを」「ここを」という指差しが使えたほうがいい、と考えているそうです。しぶちょーさんは、ポインターがAIの目や耳のような役割を担えば、AIとのコミュニケーションがずっと良くなると説明します。
指し示す
PDFや表、地図の上にポインターを置く、ぐるぐる囲む、なぞる
言葉で頼む
「この内容をメールで箇条書きに」「この表を円グラフに」と話す
AIが実行
指した場所を対象に、箇条書き化やグラフ化、経路の作成を行う
誰も考えてなかったのね。マウスポインターをAIの目として使おうみたいな。
人間は会話で「ここ」と指差すのに、AIに対してはそのやり方を取ってこなかった、という点がこの研究の出発点です。かねりんさんは、スマホでタップしてなぞる操作に近いと感想を述べました。
すぐにできそうだというかねりんさんに対し、しぶちょーさんは、位置しか見てこなかったポインターをどうユーザー体験に落とし込むかが難しそうだと見ています。一方で、Googleなのでブラウザに組み込むなどGeminiならすぐできそうな気もする、とも話しました。まだ実験段階で、約3分のデモ動画がYouTubeで公開されています。
CodexのChatGPTモバイル統合で、出先から自宅PCを動かせる?
4つ目のニュースは、OpenAIがCodexをChatGPTモバイルアプリに統合し、外出先からコーディング作業を管理できるようになったというものです。しぶちょーさんはCodexを「OpenAI版のClaude Code」と説明します。
しぶちょーさんによると、これはAnthropicが今年2月ごろにClaude Codeで出した「リモートコントロール」とほぼ同じ機能です。パソコンをつけっぱなしにしておけば、スマホのアプリから自分のパソコンに指示を出せます。
リモートデスクトップアプリ使わなくてもいけるぜってことだよね。
かねりんさんはブラウザ操作もエージェントにさせたいと相談します。しぶちょーさんは、それはClaude Codeではなく、Claude DesktopのComputer Use ── AIが画面を見ながらマウスやキーボードを操作し、アプリやブラウザを動かす機能という機能でできるのではないか、と答えました。
かねりんさんの狙いは、出先のパソコンのスペック不足で作業が止まる問題を、自宅の大きなパソコンを遠隔で動かして解決することです。音声処理でプラグインを探して設定するところまでやってくれるのか、と具体的なイメージも語っています。
それはもう試してみるしかないよ。
もしかしたら全部パソコン消されるかもしれんけど。
Claude Proの上限とVS Codeへの移行、ツール疲れの本音
しぶちょーさん自身、PlusからProに変えてComputer Useを使えるようになっていたのに、使うのを忘れていたと明かしました。ツールの名前が増えすぎて、何がなんだかわからなくなることがあるそうです。
かねりんさんは、Proの上限が倍になったと聞いたのに、すぐ上限に当たると悩みを打ち明けます。ちょっとしたアプリを作りながら、エラーのたびにデバッグさせることを延々と続けているのが原因ではないか、という話になりました。
かねりんさんはすでにVS CodeとClaudeのプラグインを入れていて、Webのチャットで進めていたアプリ開発をローカルに移す段階です。しぶちょーさんは、チャットの履歴は引き継がれないため、引き継ぎ書を作って最初に読み込ませればいいと助言しました。
AIに止められてやめるのはダサい?
エンジニアのようになってきたかねりんさんですが、AIに相談すると止められることが多いそうです。学習コストがかかるので、エンジニアになるわけでもないならポッドキャストに時間を割くべきでは、と言われるといいます。
しぶちょーさんも、やりたいことを広げすぎてパンクしている、絞りと集中を、とAIに言われた経験があります。それでも「まだ絞る時じゃねえ」と退けたそうです。
AIに言われたからやりましたいいけど、AIに言われたからやめました、ちょっとダサいよな、なんか。
占いと一緒、占いと。都合のいいことだけ聞いときゃいい。
しぶちょーさんは、AIは入力の文脈から「背中を押してほしい」といったニュアンスを学習し、回答を変えていると考えています。二人が止められるのは、一般的に見て極端なことをしているため、一般論で止められている可能性がある、という見立てです。
そのうえでしぶちょーさんは、主導権をAIに握られてはいけないと強調します。ポッドキャストミキサーでも、登壇の5分前にバイブコーディング ── 細かいコードを自分で書かず、AIに自然言語で指示してプログラムを作らせる開発スタイルでクイズプログラムを直すという「無駄なリスク」を取り、直りきらなかったものの一応動いたそうです。
目安箱1: 紹介したAIツールの一覧はどこで見られる?
ニュースのあとは、リスナーの声に答えるコーナーです。今回から、目安箱の投稿をきちんと読んでいく方針にしたそうです。1件目は、紹介されたAIと成果物の一覧が欲しいという要望でした。
いつもありがとうございます。毎回紹介してくれるAIは実際にお二人が実践してくれてると思うのですが、迷子になるので、活用したAIと成果物の一覧が見れると嬉しいなと思ってます。私も実際にイメージを持って活用したいので、簡単で良いのでAI活用レポートみたいな感じで。更新はめんどうかと思いますし、コミュニティがオープンされればそちらに入ります。
いや、ほんとそれ俺が欲しい。
概要欄は後から見直しにくく、Spotifyでもアクセスしやすいとは言いがたい、という点で二人の意見は一致しました。置き場所としては、SEOに強いnote、一覧と検索がしやすいNotionのデータベースが候補に挙がります。
SEOで外に届きやすいが、記事が分かれてデータベースとして蓄積・検索しにくい
一覧と検索がしやすいが、閉じた場所になりやすい
落としどころとしては、コミュニティから一覧のNotionにリンクする形が、リスナーにとって最も使いやすいかもしれない、という話になりました。ただしDiscordにもNotionにも不慣れな人には「知らないツール2個の掛け合わせ」になるとも指摘しています。
説明書を読む派が語る「最初の学習コスト」
それでも二人は、Notion、Obsidian、Discordくらいはツールとして学習コストをかけていい、という点で意見がそろいます。しぶちょーさんはDiscordの本を1冊読み、NotionはUdemy ── オンライン動画講座のプラットフォーム。さまざまな分野の講座を個別に購入して学べますで3本ほど講座を見たそうです。
残るというか、知らない機能って使わないのよ。
遠回りしてるようで、そっちの方が絶対トータルでは早いよねってことが結構多いから。
しぶちょーさんは、ふわっと雰囲気で使うだけなら構わないが、どうせ長く使うツールなら最初に時間をかけて学んだほうがいい、という立場です。コミュニティについては、しぶちょーさんの身辺が落ち着いたらエージェントも入れて本格的に動かすとしています。
目安箱2: AIの登場で本を読むペースが落ちた?
目安箱の2件目は、読書のペースについての投稿です。
生成AIのチャットが登場してから本を読むペースが落ちました。原因は、意味を検索したり、図式化して読み流した内容の理解を深めたり、背景や関連することなど別のことをどんどん調べたりしているからです。皆さんはそんなことないですか?
しぶちょーさんは、これはいいことだと受け止めます。ネット検索では文脈と違う意味が出てきがちですが、AIに「この本のこういう内容でこの単語が出てきた、どういう意味か」と聞くとジャストな答えが返ってくるため、技術書を読むのはむしろ速くなったそうです。資格試験の勉強でもGPTが相当役立ったといいます。
いや、ペース落ちてもいいと思う。結果ね、その収集できる情報が質上がってますんで。
しぶちょーさんの整理では、読む速さそのものは落ちても、ある一定の理解度に到達するまでの時間は短くなっています。
わからない単語はネット検索。文脈に合わない意味が出てくることもあった
本の文脈ごとAIに聞いて的確な説明を得る。ページは進みにくいが、理解に届く時間は短くなった
オーディオブックは「読む」ではなく「聞く」
最近は時間がなくて本を読めていないかねりんさんは、本は「オーディオブックで読んでいる」と話します。しぶちょーさんは自分もよく聞くとしつつ、それは「読む」ではなく「聞く」だと譲りません。
オーディオブックで読んでますじゃないです。
かねりんさんは、ビットコインを最初に知ったのも通勤中のオーディオブックで、知ってすぐ買ったと明かします。最新情報をキャッチしてすぐ行動につながりやすい、というのがかねりんさんの実感です。
しぶちょーさんも車通勤の頃はよく聞いていたものの、向き不向きは本次第だと話します。例に挙がったのが『失敗の本質』で、戦艦の名前や配置の説明まで全部読み上げられ、本なら読み飛ばせる部分を取捨選択できないそうです。
逆に向いているのは、小説やストーリー調の本です。しぶちょーさんは、ベストセラーで声の演者も本格的な自己啓発本『夢を叶えるぞ』夢をかなえるゾウを、オーディオブックで聞きたい一冊に挙げました。
小説やストーリー調の本。複数の登場人物が演じられ、劇のように楽しめる
注釈や配置説明が多い難しい本。取捨選択できず、全部聞くのはきつい
お便り: Microsoft Copilotは本当に使い物にならない?
最後は、お便りフォームに届いていたお便りへの初めての回答です。かねりんさんが、まちゃさんから5月7日に届いたお便りを読み上げました。
私は支部長さんと同じく製造業で働く人間です。日々業務で使う製品(ITツール)はほぼMicrosoftです。Word、Excel、PowerPoint、Outlook、基盤はAzureで、全てがMicrosoft環境で、こういう企業は実際かなり多いと思います。でも、このMicrosoft製品であるCopilotがあまりにも使い物にならず……。
Office製品との相性は強いと言われていますが、調べたところ(AIに聞いたところ)、ビジネス用にカスタマイズされており、かつ何よりセキュリティ面で安心とのこと。わからなくもないですが、やはり使えないという印象が拭えないです。支部長さんはこの状況をどう見ていますか?Microsoftに期待できるのか、Anthropicに期待するのか、専門家の支部長さんから見てCopilot自体も実はそんなに悪くないのか……。
しぶちょーさんは、これはSNSでもずっと言われていることだと応じます。Claude CodeやOpenAIのツールと比べると使い勝手が微妙で、ハルシネーションもまだ多い、という評価は認めています。
ただ、俺はCopilotには感謝をしていて。
Copilotがなかったら多分生成AI自体を会社の中で使うみたいな環境が生まれなかった可能性がすごくあって。
しぶちょーさんの説明では、MicrosoftがEdgeなどに強制的にCopilotを入れてくるため、会社としても外せず、使えるものとして扱うしかない状態になりました。そのおかげで社内で生成AIを使う環境ができた、という「功」の面があるという見方です。
AI系ポッドキャストの界隈でも「Microsoftしか使えない会社は微妙」という話は定番だそうです。一方で、実際どこまで使えるのかを検証している人は少ないため、しぶちょーさんは会社でも若干使っている立場から、今後「Copilot回」をやりたいと話しました。
エンディングとコミュニティの近況
エンディングでは、開設したコミュニティの近況が伝えられました。まだ整備中でエラーもあるものの、かねりんさんによると、入会者の半分が年間契約だそうです。
なんと半分の人が年間契約です。
しぶちょーさんは、バタバタしていて稼働が遅れていることを詫びつつ、身辺を片付けたら本格的に動かすと約束しました。イベントでも多くの人から「寝てください」と気づかわれるほどで、しぶちょーさんの寝不足ぶりも話題になっています。
アフタートーク: ポッドキャストミキサーは「ノリ」で始まった
アフタートークでは、ポッドキャストイベントの話に戻ります。かねりんさんは、ポッドキャスト界隈にはコミュ力の高い人が多いと感じたそうです。しぶちょーさんは、独り言の配信も自分と対話する擬似コミュニケーションであり、来場者には場慣れした活躍中の人が多かったと見ています。
大変そうな顔もせず第3回を決めるしぶちょーさんに、かねりんさんは何を目指しているのかと尋ねます。答えは、目指しているものは特になく、去年ノリで始めた、というものでした。
なんか「名古屋でポッドキャストのイベントないね」って言われたから。
なんか「やれよ」って言われたのかなと思って。「あ、じゃあ俺やるわ」つって。
しぶちょーさんはその約1時間後に牛若さんへ協力を頼み、即決で立ち上げたそうです。かねりんさんは、おちつきAIのコミュニティでも同じノリで、許可なく勝手にいろいろなものが立ち上がっていくといい、と期待を語りました。
しぶちょーさんも、即断でどんどんやれる環境を作りたいと応じます。例に挙がったのが、からあげ先生のコミュニティ「からあげ帝国」で、本人の知らないところで関連イベントが開かれるほど自由に使われている場だそうです。
まとめ
今回の速報回は、4つのAIニュースを「すごい」で終わらせず、誰にとって使いどころがあるのかを落ち着いて見ていく回でした。後半は、リスナーの声に答えながら、ツールの学び方やAIとの距離の取り方にまで話が広がっています。
- xAIはHermes AgentにX Premiumを開放し、月額980円の枠でGrokとX検索をエージェントから使えるようにした。しぶちょーさんはOpenAIへの対抗と見ている
- GPT Realtime 2は推論の質と低遅延の両立を狙った音声モデルで、実際の会話でも割り込みへの反応や応答の速さが確認された
- Google DeepMindは、マウスポインターを「AIの目」にして「これ」「ここ」で指示できる操作を研究している
- AIに止められても主導権は手放さず、「無駄なリスク」を取りに行く姿勢が語られた
- Copilotは使い勝手に課題がある一方、社内で生成AIを使う環境を生んだ功績があるとして、今後「Copilot回」も予定されている





