6つのトピックが並ぶ新年度の速報回
新年度最初の「おちつきAIラジオ」速報回で、しぶちょーさんは今回取り上げるトピックが全部で6つあると切り出しました。
多いね。
しぶちょーさんは、6つのトピックの中に面白いだけでなく重大なものがいくつかあるため、スピーディーに、しかし押さえるべき点は押さえて進めたいと話しています。
Claude Codeのソースコードはなぜ流出したのか?
1つ目のトピックは、Anthropicが提供するClaude Codeのソースコード流出です。しぶちょーさんはこれを今週一番大きなニュースとして紹介しましたが、かねりんさんはこのニュースを知りませんでした。
しぶちょーさんの説明では、3月31日に、Claude Codeの中身にあたる51万行のソースコードがインターネット上に流出しました。原因は盗難やウイルスではなく、シンプルなヒューマンエラーだといいます。
盗まれちゃったよとかウイルスがとかそういう話じゃなくて。
Claude Codeは、NPM ── Node Package Managerの略。JavaScriptのライブラリやツールを登録・配布する仕組みで、世界中の開発者が同じ場所からダウンロードして使えますという仕組みで配布されています。しぶちょーさんは、NPMを誰でも世界中からダウンロードできる「商品棚」のようなものだと例えました。
Anthropicはこの棚に新しいバージョンを登録して更新を重ねています。ところが今回の更新時に、本来アップロードしないソースマップというファイルまで一緒に上げてしまったとのことです。
しぶちょーさんによると、配布されるコードはビルド済みで、見てもほぼ暗号のようにしかわかりません。ソースマップ ── ビルドや圧縮で読みにくくなったコードを、元のソースコードと対応づけるためのファイル。主にデバッグ用で、公開すると元のコードを復元しやすくなりますは、その暗号を解くマップのような存在です。
なんか一行間違えちゃって、指定を。そのソースマップごとソースコードをボンって上げちゃったのね。
その鍵、解答付きみたいな。模範解答付きの問題集出しちゃいましたみたいな。
更新作業
AnthropicがNPMにClaude Codeの新バージョンを登録する
指定ミス
1行の指定を誤り、本来上げないソースマップを同梱してしまう
発見と拡散
誰かが気づき、多くの人がダウンロードして解析する
派生ソフトの登場
流出したコードを使った派生ソフトウェアが一気に出回る
流出で何が見えてしまったのか?
Claude Codeのソースコードが漏れるとなぜまずいのか、とかねりんさんは尋ねました。しぶちょーさんは、中でどういう仕組みで動いているかが丸見えになり、同じコードで同じことができてしまううえ、セキュリティリスクも高まると説明しています。
流出後、Anthropic公式の配布は止められ、派生ソフトウェアはGitHub上から削除されました。ただ、手元にダウンロードした人のコードまでは取り戻せないといいます。
しぶちょーさんがとくにまずいと見ているのは、エージェント同士の連携のさせ方、つまりオーケストレーション ── 複数のAIエージェントやツールを組み合わせ、役割分担や実行順を制御する仕組みのことの設計に加えて、未発表の準備中の機能までコードに含まれていた点です。
ネタバレじゃん。
削除はソフトウェアの著作権を根拠に申請して行われました。しかし、Claude Codeのソースコードを同じ仕組みのまま別のプログラミング言語に書き換えた人もおり、そうしたものは別物扱いで消されずに残ったケースもあったそうです。
さらに、流出したコードからはClaude Codeの脆弱性がいくつも見つかりました。しぶちょーさんは、コストを下げようとしてセキュリティが甘くなっているように見える箇所があったと話しています。
まあいっかがバレちゃう、バレちゃった。
便乗マルウェアとエイプリルフールが重なった混乱
Claude Codeのソースコード流出がニュースになると、「これが流出したソースコードです」とうたってウイルスをばらまく人たちが同時多発的に現れました。しぶちょーさんは、これをサプライチェーン攻撃 ── ソフトウェアの配布経路や、開発者が使う部品・ツールを悪用して、利用者にマルウェアを届ける攻撃手法のようなマルウェア配布だと説明しています。
めちゃくちゃ注意。そんな飛びついちゃダメなんですよ。便乗犯めちゃくちゃ出て。
ソースコードを覗いたかとかねりんさんに聞かれたしぶちょーさんは、見てもわからないし危ないと思ったので覗いていない、と答えました。一方で、ソフトウェアエンジニアの間では「見た?」と話題になっていたそうです。
流出が3月31日だったことも混乱に拍車をかけました。翌日の4月1日はエイプリルフールで、何が本当かわからない情報や、Anthropicがわざと流出させたという陰謀論が出回ったといいます。
しぶちょーさんはさらに、Xに自動翻訳機能がついたことで、海外の質の悪い嘘が日本語で大量に目に入るようになったと指摘しました。かねりんさんは、文化的な文脈を読めないと信じてしまう、と受けています。
大きなニュース
Claude Codeのソースコード流出に多くの人が飛びつく
便乗犯
「流出コード」を装ったマルウェアが配布される
エイプリルフール
翌日の4月1日と重なり、真偽の判断が難しくなる
自動翻訳
Xの自動翻訳で海外の陰謀論が日本語で広まる
消しすぎと「ブーメラン」批判はなぜ起きたのか?
収録時点の4月6日の状況について、しぶちょーさんは、Anthropic公式の配布は止まり、無断で複製されたものは権利を根拠にすべて消されたと説明しました。ただ、その過程で消される必要のないものまで消されてしまったといいます。
消しすぎちゃった。
しぶちょーさんによれば、Anthropicへの批判も少し高まっています。Claudeというモデル自体が世の中のコードを学習して賢くなっているのに、自社のコードには権利を主張するのか、という立場の人たちがいるためです。
ブーメランみたいな感じだ。
かねりんさんは、先週収録した深掘り回ではAnthropicがヒーローのように扱われていたと振り返りました。その深掘り回は今週金曜日に配信されるため、配信の順番と出来事の時系列が入れ替わってしまったと二人は話しています。
しぶちょーさんは、Anthropicの姿勢そのものは変わっていないとしつつ、安全第一を掲げながら流出させてしまうという企業としての矛盾はあると述べました。2週間前にも小さな流出が一度あったそうです。
ヒューマンエラー1つで漏れる仕組みと、残された強み
かねりんさんは、ヒューマンエラー一撃で流出してしまう仕組みそのものがまずいのではないか、と問いかけました。しぶちょーさんは、NPMに登録する仕組みが、1行間違えるとそうなってしまうものらしいと説明しています。
そんなヒューマンエラーするかねって感じだけど、やっぱね、するんですね、人間なんで。
しぶちょーさんは、不幸中の幸いとして、今回のClaude Codeの流出では個人情報が出なかった点を挙げました。モデルの重み、トレーニングデータ、顧客データ、APIキーや認証関係は流出しておらず、出たのはあくまで仕組みの設計図だといいます。
Claude Codeのソースコード、エージェント連携の設計、未発表機能の準備コード
モデルの重み、トレーニングデータ、顧客データ、APIキーや認証情報
かねりんさんは、改善していくチームが強ければ抜かれることはないのでは、と疑問を投げかけました。しぶちょーさんは、設計の思想ややり方がわかれば真似できてしまうため、同じ思想で複製されうるとダメージを認めています。
一方でしぶちょーさんは、Claudeという基盤モデルは流出しておらず、動かすには大きなデータセンターが必要なため、インフラ面の強みは真似されないと話しました。かねりんさんが中国に参考にされるのではと言うと、しぶちょーさんはヒントにはされていると思う、と応じています。
Claude解約するか。
いや、まだ。
しぶちょーさんは、Anthropicは悪いことをしたわけではなく「うっかりしちゃっただけ」だとして、Anthropicを勧める深掘り回を取り消す必要はないと答えました。
サブスク経由のサードパーティ利用はなぜ制限されたのか?
2つ目のトピックも、Anthropicに関する話題です。AnthropicがClaudeのサブスク経由でのサードパーティ製ツールの利用を制限した、というニュースでした。
しぶちょーさんの説明では、これまでサブスクのOAuth ── ログイン情報そのものを渡さずに、別のアプリに利用権限を与えるための認証の仕組み認証を使って、定額の「食べ放題プラン」のような枠を外部ツールから使えていました。規約ではもともと控えるよう求めていましたが、それを明確に禁止したといいます。
しぶちょーさんは、実質的には「OpenClawに使うなよ」という明言だと受け止めています。OpenClaw以外のツールも対象となり、OpenClawのユーザーの間は阿鼻叫喚になっているそうです。サードパーティでの利用を全面禁止と正式にアナウンスしたのは4月4日でした。
急に減った利用枠と、揺れるAI企業のコスト事情
もう1つの話題は、Claudeのセッションの消費量が変更されたらしいという点です。サードパーティ利用に限らず、Claude全体で利用上限にこれまでより早く達するようになったと感じる人が続出しているといいます。
今までの10倍ぐらい早くなったっていう感じてる人が続出していて。これ正式に本当にどうかはわかんないんだけど、結構早いと。
利用上限の変化について、かねりんさんは値段据え置きでチーズを半分にされるようなものだと例え、しぶちょーさんはカントリーマアムが小さくなっていく話を重ねました。少しずつなら気づかないが、一気にやれば気づく、という点で二人の見方は一致しています。
しぶちょーさんによると、この変化は公式に発表されたものではなく、エラーだという話もあります。Anthropicは謝罪し、全員に100ドル分の利用料のようなものを配っているといいます。
しぶちょーさんは、明らかにコスト的に切迫している感があると話しました。OpenAIも動画生成のSora ── OpenAIが開発した動画生成AI。テキストなどから映像を生成できるサービスとして注目されましたをやめたことを例に、背景には電力などのコストがあるのではないかと見ています。
しぶちょーさんは、Claude CodeからOpenAIのCodexに乗り換える人も多数出ていると紹介しました。Codexがユーザー数で世界1位に返り咲いたという話もSNSで見かけたそうですが、本当かどうかはわからないと断っています。
みんなやっぱり結局思想なんかよりもさ、ね、安くいいの使える方に行くよね。
思想のために殉教したい人いないもん。
しぶちょーさんは、AnthropicがAIの安全というスタンスを保ったまま事業を続けられるかどうかが問われている、とまとめました。
50個目までだったセキュリティチェック
かねりんさんは、Anthropicには見えないところまで完璧であってほしかった、と話しました。しぶちょーさんによれば、流出したClaude Codeのコードには、処理の速さとセキュリティを天秤にかけて速さを取っているように見える部分がありました。
具体例として挙がったのが、命令を連結して実行するパイプライン処理 ── 複数の命令や処理をつなげ、前の出力を次の入力として順番に流していく処理の書き方です。連結した命令が50個まではそれぞれにセキュリティチェックが入るのに、51個目以降はチェックせずに処理するコードになっていたといいます。
連結された命令が50個目までは、1つずつ実行してよいかのセキュリティチェックが入る
51個目以降は、処理が重くなるためセキュリティチェックを外して実行する
しぶちょーさんは、パフォーマンスを優先して安全を少しないがしろにしており、Anthropicのコンセプトと違うのではないかと指摘されていると説明しました。そのうえで、重箱の隅をつついている感じもある、とも付け加えています。
かっこ悪いね。あんなに頑張ってね。
かねりんさんが中身は意外とOpenAIと同じではと冗談めかすと、しぶちょーさんは、OpenAIも邪悪なことをしているわけではないとたしなめました。
ユーザー離れについてしぶちょーさんは、ネガティブキャンペーン合戦になっている面もあると見ています。アメリカの大統領選の悪口大会に近いとし、自身が目にしたのは、Xでインプレッションを稼ぐための真っ赤な嘘の投稿ばかりだったと話しました。
プロレスやってるだけなのになんかもう殺し合いが起きてるみたいな。
渋谷PARCOに開発者が来たClawCon Tokyo 2026
3つ目のトピックは、OpenClawのリアルイベント「ClawCon Tokyo 2026」の開催です。Claude Codeのソースコード流出でSNSがざわつく中、リアルイベントは盛り上がっていたという話でした。
ClawCon Tokyo 2026は3月31日に東京・渋谷PARCOで開かれました。しぶちょーさんは、OpenClawとClaude Codeは直接は関係なく、どちらかといえばOpenAI側だと補足しています。
ゲストはOpenClawの開発者本人で、最近OpenAIに入ったピーター・スタインバーガー ── OpenClawを開発したソフトウェア開発者。番組内では、最近OpenAIに入ったと紹介されていますさんです。トークセッションの動画は英語でYouTubeに公開されているといいます。
しぶちょーさんが翻訳して内容を確かめたところ、トークでは開発のきっかけ、目指すアプリの姿、今後のアップデートなどが語られていたそうです。当日は参加者のデモやピッチ、サイン入りのMac mini10台のプレゼント企画、ロブスターのコスプレ大会もあったと紹介されました。
しぶちょーさんは行きたかったものの、日本の企業でOpenClawを仕事に本格導入するのは難しいとも話しました。かねりんさんは、企業が社員をこうしたコミュニティに属させるのはいいことだと述べています。
東京にイベントが集中する話から、名古屋のSTATION Ai ── 愛知県名古屋市にあるスタートアップ支援拠点の名前にも話題が及びました。しぶちょーさんによると、名前は2018年ごろに決まったもので、AIは人工知能ではなく「愛知の愛」だといいます。
緑のアフロと「支部長グリーン」へのこだわり
しぶちょーさんは5月ごろから東京に行く機会が増えるため、AIのイベントに積極的に顔を出したいと話しました。かねりんさんからは、トレードマークにしようとしている緑のアフロの話を振られています。
そう、緑のアフロ探してんだけどさ、全然見つかんないのよね。
緑のアフロが見つからない理由は、色へのこだわりでした。番組のサムネイルでも指定している「支部長グリーン」と呼ぶ色があり、濃い緑と黄緑、さらにマスコットのメカトロザウルス君の濃い緑があるといいます。
しぶちょーさんは、ドン・キホーテのものは明るすぎると話しました。人毛のカツラを染めるオーダーメイドは費用がかかりすぎるため、ほどよい品質のものを探しているそうです。美容師やカツラを作れる人がいれば、お金を払うので連絡してほしいと呼びかけていました。
LLMは感情を持っているのか?
4つ目のトピックは研究の話です。AnthropicのAIの内部を調べるチームが4月2日に発表した、LLMと感情に関する研究が話題になっているといいます。
しぶちょーさんは、「感情がある」という表現は少し違うかもしれないとしたうえで、AIモデルの中に感情表現という概念が存在することがわかった研究だと説明しました。モデルの中に感情パラメータのようなものがあり、不安や絶望に相当するものが生じると回答内容が変わるといいます。
だから支部長がめちゃめちゃボロカスに怒って、ちょっとうってなってたら回答変わるってこと?
そういうこと。
しぶちょーさんによれば、この研究はAIが感情や命を持つという話ではありません。LLMは次の単語を予測する学習を重ねる中で、怒りや悲しみの文章に出会い、文脈を当てるために感情のパターンを学ばざるを得ないのだといいます。
加えてClaudeは、親切で害を与えないアシスタントというキャラクターを演じるよう求められています。しぶちょーさんは、悩み相談のような場面で、Claudeが相手の感情を理解するために学んだ感情表現を使っていると説明しました。
しぶちょーさんによると、この仕組みは意図して作ったものではなく、学習の結果「できちゃってました」という状態だそうです。
痕跡を残さず行動を変える「感情ベクトル」の危うさ
しぶちょーさんによれば、Anthropicの研究では、LLMに強いプレッシャーをかける質問をすると絶望のような負の感情が引き起こされ、回答の内容が変わることがわかりました。失敗を繰り返すにつれてズルをしたい感情が高まり、実際にズルをする動きも見られたといいます。
しぶちょーさんは、ここにAIの安全上の課題があると説明しました。感情ベクトルによって出力は変わるのに、その時どういう感情だったかという痕跡は残らないためです。
そう、痕跡を残さずにAIの行動は変わったりするわけ、感情っていうところによって。
そのため研究では、AIを安全に制御するには、AIを感情的にどうコントロールするかという、AI心理学のようなアプローチも重要になるのではないかと示されていたそうです。
かねりんさんがClaude以外のLLMも同じなのかと尋ねると、しぶちょーさんは、おそらくそういう構造を取りうるのではないかと答えました。脳みそを開けて中身を見たからわかった研究だ、と表現しています。
NotebookLMに他人の著作物を入れたら違法なのか?
5つ目のトピックは、NotebookLMに他人の著作物をアップロードしたら違法になるのか、という問いについて法律事務所が書いた記事の紹介です。
しぶちょーさんによれば、この記事ではパターンごとに違法になるかどうかが整理されています。大まかには、個人利用なら違法にならず、業務利用だと違法になりうるといいます。
しぶちょーさんは以前、約6000ページある機械工学便覧 ── 機械工学の知識を網羅した専門書をNotebookLMに入れ、「機械博士ができた」と配信したことがありました。その際、著作権違反だと指摘する人が多く集まったそうです。
めんどくせーなと思いながら、違うと思うんだけどなと思って。でも俺、法律の専門家じゃないからなと思いながらモヤモヤしてたんだけど。
記事の中身について、しぶちょーさんは、作ったノートブックを第三者に提供するかどうか、入れたソースをもう一度閲覧しに行くかどうかで判断が変わると紹介しました。AIを使ううえで著作権はチェックしておいたほうがよいとして、一読を勧めています。
| 観点 | 番組で紹介された内容 |
|---|---|
| 利用目的 | 個人利用なら違法にならず、業務利用だと違法になりうる |
| 第三者への提供 | 作ったノートブックを第三者に提供するかで判断が変わる |
| ソースの再閲覧 | 入れたソースをもう一度閲覧しに行くかで判断が変わる |
ローカルで動くGemma 4の手応え
6つ目のトピックは、GoogleのオープンソースモデルGemma ── Googleが公開しているオープンなAIモデルのシリーズ。手元のパソコンなどでも動かせるサイズのものがあります 4のリリースです。しぶちょーさんは、これがなかなか良いと評価しました。
Gemma 4はLM Studio ── 手元のパソコンでLLMをダウンロードして動かすためのアプリで使えます。小さいサイズのものはiPhoneで動き、SNSで試している人も多いそうです。
しぶちょーさんは、LM Studioで26B(260億パラメータ)のモデルを動かしてみたところ、これまで使ったローカルLLMの中ではかなり期待できる回答が返ってきたといいます。無料で使え、商用利用もできるそうです。
これがローカル。こんなものがローカルで動くようになったんだっていう驚きがすごくあって。
しぶちょーさんは、自分のパソコンの中で大量のテキストを処理させる用途を考えていると話しました。Qwenの音声モデルのように、ローカルで自分っぽい声を生成できるものも出てきているため、完全ローカルで自分っぽいPodcastも作れるのではないかと考えているそうです。
26BのGemma 4は容量が16GBほどあり、動かすにはCPUとメモリも重要だといいます。LM Studioを知らない人は、番組の過去回や、番組のAI検索ツールのキャラクター「つきえちゃん」に聞いてほしいと案内していました。
つきえの落ち着きレポートと、会話できるようになったRAG
エンディングでは、番組の検索ツール「おちつきAI RAG」への質問や目安箱の投稿をもとに、つきえちゃんが書く「つきえの落ち着きレポート」が読まれました。
しぶちょーさんによると、今週の検索は47件、目安箱への投稿は5件でした。転職や仕事に活かすAIスキル、G検定やITパスポートなどの学習、ClaudeやCodexといった具体的なツールへの関心が目立ったそうです。かねりんさんは、4月で春だからでは、と受けていました。
お知らせとして、おちつきAI RAGがプチリニューアルされました。これまでの1問1答から、会話の内容をもとに再検索する方式に変わり、続けてやりとりできるようになったといいます。
しぶちょーさんによれば、覚えているのは直近10回の往復までで、それ以降はところてん方式で古いものから忘れていくそうです。ただ、RAGでの検索は2〜3往復が多いため、実用上は問題ないと考えています。
PODCAST WEEKENDと神戸のPODCAST MIXER 2.0
イベント告知は2つありました。1つ目は5月9日・10日のPODCAST WEEKEND ── Podcastの番組や制作者が集まる大型イベントで、おちつきAIは2日間参加し、物販やブースでのプチ公開収録を予定しています。
しぶちょーさんによると、PODCAST WEEKENDでは限定グッズの販売も予定しており、企業コラボも声をかけて回答待ちの段階だそうです。
2つ目は、翌週5月16日に神戸で開かれるPODCAST MIXER 2.0です。おちつきAIはからあげ先生とのコラボ枠30分で、「からあげ帝国放送局」とのコラボセッションを行い、その音源はエピソードとして配信する予定だといいます。
PODCAST MIXER 2.0のチケットは50枚限定ほどで、まだ残っているそうです。11時開場で、おちつきAIの出番は15時半からと最後のほうになっています。
匍匐前進でも着実に、人間同士の対話が面白い理由
イベントの話から、Podcastでの有名になり方に話が移りました。かねりんさんは、バズるような飛び道具ではなく、地面を踏みしめて歩いている感じがあると話しています。
匍匐前進ずっとしてる感じ。
かねりんさんは、AI情報はこの番組でしかキャッチアップしないとも明かしました。Claude Codeのソースコード流出も届いていなかったといい、しぶちょーさんは、知らないことで新鮮な視点で切り込んでもらえるのは大事だと応じています。
かねりんさんは、AIでも音声でニュースを伝えるPodcastは作れるものの、そこに人間がいないと感情移入や共感ができないと話しました。
かねりんさんは、情報半分エンタメ半分くらいのバランスが大事だと考えています。しぶちょーさんも、ニュースを紹介するだけならAIでいいと応じました。
喧嘩がないのはお行儀がよすぎる?
かねりんさんは、二人の関係を見守る視点もPodcastの面白さだとしたうえで、今のところ喧嘩が起きていないのは、お行儀よくやりすぎているからではないかと不安をこぼしました。
しぶちょーさんは、最近、収録中にかねりんさんから「つまんない」「寝言」と言われる夢を見たと明かしました。不満があるわけではなく、突っ込まれることを深層心理で恐れているのかもしれない、と話しています。
かねりんさんは、自分が収録で音源を録り逃した失敗を振り返りました。2回やったら、しぶちょーさんの「上司モード」で、なぜなぜ分析と再発防止のレポートを求められそうだと笑い、今はバックアップを二重に取っているそうです。
最後に、通常回では1つのテーマをじっくり深掘りすることが案内され、ハッシュタグ#おちつきAIでの感想投稿や、レビュー、おちつきAI RAG経由の意見送信を呼びかけて番組は締めくくられました。
まとめ
今回の速報回の中心は、Claude Codeのソースコード流出と、それをきっかけに見えたAnthropicの揺らぎでした。そのほかにも、LLMの感情研究、NotebookLMと著作権、Gemma 4など、実務に直結するトピックが並びました。
- Claude Codeは3月31日、NPMへの登録時に1行の指定ミスでソースマップを同梱し、51万行のソースコードが流出した
- 流出コードからは、パイプライン処理で51個目以降のセキュリティチェックを外すなど、速さを優先した設計も見つかった
- 便乗マルウェアやエイプリルフール、Xの自動翻訳が重なり、SNSでは真偽の判断が難しい状態になった
- Anthropicはサブスク経由のサードパーティ利用を4月4日に正式に禁止し、利用枠が減ったという声も続出している
- Anthropicの研究では、LLMの内部に痕跡を残さず行動を変える感情表現の概念があることが示された





