📝 エピソード概要
本エピソードでは、リスナーからの質問に答えながら、西野氏のエンタメビジネスにおける独自の運用戦略が明かされます。カレンダーやコーヒーの差し入れといった一見地味な行動が、顧客との接触時間(想起)を増やし、チームの士気を守るという具体的な目的を持っていることが解説されます。
さらに、なぜ西野氏がアニメーションを主戦場とし、実写映画に手を出しにくいのかという核心的な問いに対し、IP(知的財産)の二次利用・三次利用の難易度が大きく関わるという、ビジネス的な観点から具体的な理由が語られています。
🎯 主要なトピック
- カレンダー販売の目的: カレンダーは単体の利益率よりも、顧客にチムニー・タウンの存在を継続的に「想起(思い起こさせる)」装置としての役割を重視しており、エンタメサービスの利用促進に貢献する。
- 「サンリオ時間」に見る接触時間の重要性: サンリオが「笑顔を増やす」という目標を数値化するために「寄り添い時間」と「夢中時間」からなる「サンリオ時間」を設定している例を引き、顧客との接触時間を増やす戦略の必要性を強調。
- Voicy社員へのコーヒー差し入れの意図: Voicy炎上騒動の際、チームで動く社員が孤立し、士気を失うのを防ぐため、「味方である」というメッセージを間接的に送る目的で行われたものであり、下心はない。
- 実写映画に消極的な理由: 実写映画は、俳優の肖像権が映像と絡みつくため、完成後の映像やキャラクターの二次利用(グッズ展開など)の際に権利処理が複雑化し、運用上の身動きが取りにくくなるため。
💡 キーポイント
- エンタメサービスを提供する上で、認知してもらうための「想起」の仕組みや装置は、商品単体の利益率よりも重要視されるべき。
- 企業理念や目標を具体的に数値化(サンリオ時間のように)することで、スタッフの行動指針が明確になり、組織として成果を出しやすくなる。
- 組織運営において、チームの士気を維持し、孤立感を防ぐための配慮は、今後の事業展開における重要な要素である。
- アニメーションと実写の大きな違いは、IP運用時の「肖像権の切り離しやすさ」にあり、アニメーションは二次・三次利用において高い自由度を持つ。
